『阿佐ヶ谷姉妹のほほんふたり暮らし』
阿佐ヶ谷姉妹と言えばメガネをかけた双子の設定でお笑いをやっている
歌う大人のお姉さんたち？ですが、この本は2人の日常をまとめたエッセイです。
期間限定でKindle Unlimitedになっていたので、なんとなく選んでみました。
モテないキャラ？おばさんキャラ？歌う双子キャラ？で、なんとなく他とは差別化された存在ですが、本にあるようにのほほんとしているように見えて阿佐ヶ谷姉妹はとても繊細でもあるのだろうなと思います。
コンビを組む前からファンのような存在から、彼氏彼女のような存在、それから家族という感じで、2人の関係は微妙に変化しながらもどんどん深く繋がっていっているのがわかります。
不満があったとしてもお互いを必要としてたり、ぶつからない程度にお互いの嗜好が違っていて、それがなんとも良い不協和音を生み出しています。
普通ならば口にしないようなことも、このエッセイを書くことで実は交換日記みたいにお互いを理解する一つのツールになっていたのではないかなと思います。
2人は阿佐ヶ谷という場所で、近所ともうまく馴染んでいきながら、名実ともに阿佐ヶ谷姉妹となっていきます。
最初の阿佐谷姉妹の命名のくだりとか、のほほんで面白かったな。
評判もなかなか良いし、気軽に読めるので気分転換におすすめですよ！