桜花賞2021分析(3)ディープの娘たちは?阪神マイルはディープの庭?
牝馬クラシック 中でも桜花賞といえばディープインパクト産駒
阪神マイルの瞬発力勝負? 今日はディープの娘たちを分析
桜花賞のレース傾向はややスローな瞬発力勝負になることが多かった。
もちろんディープインパクト産駒といえば瞬発力勝負といっていいくらいの存在なので桜花賞馬を多数輩出
19年グランアレグリア
14年ハープスター
13年アユサン
12年ジェンティルドンナ
11年マルセリーナ
あれ!? 最近は桜花賞あまり勝ってないじゃないか。
過去10年は5-4-2-28だが過去5年ではスマイルカナ グランアレグリア シンハライトしか馬券になっていない。
過去10年の成績では 勝率13% 2着率23% 3着率28%
一般レベルでは素晴らしい成績なのだが、ディープインパクトとしては物足らない成績
ちなみに2020年の全芝成績 勝率13% 2着率25% 3着率35%
阪神芝1600の成績 勝率13% 2着率24% 3着率39%
阪神1600は庭でいいが、桜花賞に限ってはここ数年でいえばやや苦手としているレースなのである。
ちなみ余談だがちょっと面白いデータ
ディープインパクト産駒が桜花賞を勝たなくなったのが2015年
皐月賞を勝ち馬が量産されはじめたのが2016年ディーマジェスティからなのである 2017アルアイン 2020コントレイルと5年で3勝
牡牝の成績がひっくり返ったのが2015年なのである。考察はそのうちに
特に雨が降って前半ハイペースの消耗戦となった時 差し馬たちは弱い
例えば20年3人気6着サンクテュエール 絶好の位置にルメールがエスコートしたようにみえるが重馬場に脚を取られて差していけない
その一方で積極策の9人気スマイルカナは見せ場たっぷりの3着に健闘
2021大阪杯のように先行するディープ産駒と差すディープ産駒では明暗が分かれるようだ
ここからは出走予定のディープ産駒たちをみてみよう。最上位人気が予想されるのはサトノレイナス サトノフラッグの全妹 Lyphard4×5
母の父Not For Saleはアルゼンチンの種牡馬 Hyperion系の流れが強くサンデーサイレンスと好相性 やや長めの距離適性でスパッと切れるというよりはしぶとくいい脚を使うタイプだと思われる
阪神JFをみるかぎりややエンジンのかかりは遅いタイプのようで、ルメールの好騎乗によって2着を確保している印象が強い。抜け出しているようにも見えるが結果ソダシに軍配。ソダシと併せ馬の形はダメっぽい
アカイトリノムスメ 母アパパネ 3冠馬の娘でジナンボーの全妹
これも切れ味タイプではなさそう。血統のイメージはジナンボーそのもの
ジリジリと脚をつかって大箱では斬れ負けするので小回りタイプ
クイーンカップ1着こちらも戸崎の好騎乗が光るレースで2・3着馬の方が目についてしまう。ジリ脚感が伝わってきているので紐くらいにしときたい
エンスージアズム 母父StormCatのディープ黄金配合 穴ムード漂う
おそらく人気がないだろうから甘めに採点 岩田坊主が無理くり外を回してまくっていってユーワーレーベンを完封したはいいものの うちをすくわれた印象 乗り方ひとつで変わりそうな気配はある。池添を乗せたい馬
500万下でスローながらも阪神1800を33.5で上がってきており脚はありそう。展開次第で後方決め打ちできればなんとかなりそうな馬だが。