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その音に、その詞に、鼓動がバクチクする。〜BUCK-TICKを知ってるかい?〜


挨拶は後回し。

最近、TwiXterのTLがバクチクしてるから私も語らせてもらう。


自分がBUCK-TICKをしっかりと認識したのは、アニメ「屍鬼」OPに起用されていた「くちづけ」という楽曲から。
もとより存在は知っていたのだけど、食指が伸びず。

「くちづけ」通常盤ジャケット

けど、この楽曲を聴いて一発で好きになった。

純粋にかっこよい、というのが第一印象だったが覚えるために歌詞を読んでいると、屍鬼の作品世界を十二分に表現されていてまさに【闇の中に惹き込まれる感覚】=【異形のものと化す儚さと心地よさ】を体感した気分。

それこそ【闇の中に惹き込まれる感覚】は、BUCK-TICKの音楽に通ずる部分もあり文字通り、彼らに興味を持ち、追い始めました。


当時、自宅にあった安物のパソコンでニコニコ動画をよく観ていたので、そこで検索して出てきた動画を見てさらに彼らの魅力に打ちのめされます。

次に目に入ったものは「蜉蝣-かげろう-」という楽曲。

「蜉蝣」通常盤ジャケット


ニコニコならではのイジられ方をされてるなあ、なんて思ってたらファンの認識とも一致していて笑った記憶がありますw
「魔王」は的を得ている。

官能的な歌詞の中にチラとみえる死生観…
こういう二面性のある歌詞、大好き。
今のタイミングで聴くと、ファンの皆様があっちゃん(=BUCK-TICKのVo. 櫻井敦司 氏の愛称)を想う詩に聞こえてくる。

そういえば、作詞の際に小説を読んでいたりした時があったみたいだけど、この楽曲もインスピレーション元があったりするのかしら?

…と思ったら、アニメ「XXXHOLiC」のED曲ではないか!
作品、及び主人公・壱原侑子の行動や言動を元にしていたりするのだろうか。

考えてみると、アニメのタイアップも結構多かったりする。
ファンタジーかつ現実的、真理的な側面がマッチするのだろう。
ドレスもそう。

「ドレス」各ジャケット
左上:2005年版
左下:2005年初回プレス期間限定版
右:93年8cmシングル


元々はアルバム「darker than darkness -style 93-」からの先行シングルとして発売されていたものが、12年後にアニメ「トリニティ・ブラッド」のOP主題歌に起用されている。しかも原曲の雰囲気はそのままに、音の深化が施され楽曲・アニメともに親和性が増しているから驚きである。

そして、確実に彼らの魅力に心打たれたのは、とある番組で放送された「極東より愛を込めて」のPVである。

「極東より愛を込めて」ジャケット

BUCK-TICKの楽曲の中に度々でてくる【ミナシゴ】や幼き者のから見た視点、その存在を守るべきものから見た視点の詞が、暗い水辺のような足元、燃え盛る壁を背に踠く様に歌うさまに観入ったの覚えています。

さて、反戦と簡単には言いますが、この楽曲の場合だと少し皮肉めいたものを感じます。
【愛と死 激情が ドロドロに溶け迫りくる】とありますが、本来なら「愛」と「死」は対極の位置にあるものです。
それらがひとつになるかの如く混ざり合い、残った者たちに向かって流れてくるのです。
つまり、愛するものを護るために戦いが繰り広げられるのならば残ったものたちは夥しい死の上で生きていくわけです。
そういった「なんのために戦うのか」「生きる意義とは」って想いがこの楽曲にはあるのかなぁとか、ぼんやり考えてます。

この楽曲、ライブでの歌唱もかなりかっこいいですよね!
イントロからのアオりもそうですが、鼓動のようなメロディを感じてます。
間奏で、拡声器越しに叫ぶ「武器を捨てろ!」にはシビれました。


当時はすでにシングル・アルバム共に潤沢に出ておりどこから入ろうもよかったわけですが、学生だった時分、通販で手に入れた「catalogue 1987〜1995」をよく聴いてました。
最初っから流れがいいのなんの。

そして、その頃出てきたのが
「MISS TAKE~僕はミス・テイク~」「エリーゼのために」のシングルです。

左:「MISS TAKE〜僕はミス・テイク〜」
右:「エリーゼのために」


冒頭の「くちづけ」から1年半くらい経って発表された作品ですが、25周年イヤーだったようで。
音楽番組のテーマ曲として流れたのを観て、「BUCK-TICKだ!!」と叫んだのを覚えておりますw

当時、別のタイミングで発売された2作ですがPVや楽曲を同じタイミングで観聴きすることが多く、両A面だと思っていました…
「MISS TAKE〜」のPVはとある洞窟での撮影とのこと。夏の寂然とした、吹き抜ける風になったかのような雰囲気は、思い出を呼び覚ますような感覚も覚えますね。

一つ前に発売された「エリーゼ〜」は、面白い作りのPV。
夢の中のような空間や曖昧な感情の表現なのでしょうか…
歌詞世界とBUCK-TICKの世界が溶け合った内容に目を見張りました…!
こちらは、調べるとRCサクセションの同名楽曲と歌詞のテーマが同じだったことから、このタイトルとなったようで。
このようなつながりにはニヤリとしちゃいますね(*´꒳`*)


さてBUCK-TICKに関しては、基本中古で買ったアルバムがほとんどなのですが、「極東I LOVE YOU」「Mona Lisa OVERDRIVE」は、新品で買おうと思っていて。
「極東より〜」で彼らにハマった身としては、連動性があるこの2枚以降は新品で買いたい…!
そんな思いがあるのです。

「Mona Lisa 〜」に収録されている「残骸」(こちらはバージョン違い)を友人とカラオケに行った際に歌っていたのを初めて聴いたときは「なんだこのガラガラしたカッコいい曲は!!??」なんて思いました。

「残骸」ジャケット


メロディはほとんど一定なのにバッキリとした感情が伝わってくる!めちゃくちゃ情景が浮かぶ!!
特にBメロのガリっとしたサウンドがもうほんと最高。


…まだ聴いてない楽曲が山ほどあるんだわ。
「Go-Go B-T TRAIN」「GUSTAVE」なんかは映像で観て覚えたくらいさね。
これから先、未だ見ぬ未来はどんな車窓なんだろうか。


BUCK-TICKの思い出語りでした。

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