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第十三夜「単価×客数✖️頻度が好きな男」田端信太郎アドベントカレンダー
こんばんは。今日もお疲れさまです。
クリスマスまでの田端信太郎非公式アドベントカレンダー第十三夜。
第十二夜から読む方はこちら↓
さあ、第十三夜を始めよう。
左手にライターを、右手にモラルを。
※このnoteは本人の許可を得ていない非公式なものです。一方で、noteを書いているのは田端大学の関係者であり、24日間のコメントも彼に近い立場からのコメントが並びます。フラットな目線ではなく偏った立場であることを先に申し上げておきます。
第十三夜「単価×客数✖️頻度が好きな男」
たまにベンチャーの経営者とかから相談が来てビジネスプランを見たりしますけど、市場規模の何%シェアをとるから売り上げはこうなります、みたいな資料見てもあんまり意味ないと思ってて。
こう話すのは俺たちの田端信太郎ですが、数字のお遊びをやって市場規模を推定することに対して、あまり意味がないと切り捨てています。私ではないですよ、田端さんが。
よくよく話を聞いてみると、これには彼なりの2つの考えがあって、1つは市場シェアの何%を取るというやり方よりも、単価と客数と頻度を掛け合わせて出す「積み上げ」の方が大事だろうと。これはその通りですよね。
市場規模1兆円の10%シェアを取るので、10年で1000億円の売り上げユニコーン!
こういう市場計画がセクシーじゃないのは、たしかにわかります。
彼の話を聞いていて「なるほどな」と感心した2つ目の考えは、売上や収益の数式、それぞれの変数が1つ変化した時に売上や収益がどう変化するかはもちろんのことだが、それに加えて「他の変数が」どう影響するのか、大事だよねと。
採用するビジネスモデルやインダストリアルごとに存在する定石を考えて、どう戦略の優先順位をとるのか。例えば客単価より客数を伸ばそうとか、頻度をあげるのが優先だとか、そういう「1つの変数が変化した時の全体の変化バランス」を考える方が、市場規模のシェア%を考えるよりも大事だ、と。こう言っているんですね。
これも本当にその通りなんですが、BizDevに普段関わらない参加者の多くはポカーンとしていたかもしれません。田端さんは特にリクルート的なバタフライモデル(リボンモデル)に知見があるので、プラットフォームビジネスで効果的なネットワーク効果とか、スケールメリット(規模の経済)とか、チキンエッグ問題とか、その辺りを鑑みた上で優先順位としてどの数値を上げていくが優先なのか考えるのが大事だと。
リボンモデルのチキンエッグ問題(掲載数がないと利用者は集まらないけど、利用者がいないサイトに掲載者は集まらないジレンマ)に関しては、まず掲載が先で利用者集めは後、という持論を展開していました。シェアリングエコノミーでAirbnbなどマッチングプラットフォームがたくさん生まれましたが、確かに載っている宿が10件しかなかったら、もう二度とそのサイト見ないですよね。
田端さん、ビジネスに関しては意外と真面目に考えてるので、リクルート的なバタフライモデル(リボンモデル)のプラットフォームビジネスをこれからやる人は、相談してみては?たぶん、厳しいことは言われますけどいい指摘がもらえると思います。
田端さんと話してみたい人はこちらから。12月31日入会までは初月に1VS1の面談付き。(1月以降不明)