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ブロギングライフ舞台裏話:サイト名とブランディング戦略
製品・商品を販売する上で、ブランドは重要な役割を果たします。優良ブランドとして認知されることは、イメージアップに繋がったり、販売に寄与するなど、プラス効果が得られます。
サイトの名前(タイトル)は、そのサイトのブランドです。ブランディングを考慮した場合、サイト名は比較的短めで印象に残りやすい名前、個性的なものが適します。どの様な名前にするかは、サイトのコンセプトなどとの関連性などを含めて考慮して決めるのが一般的です。
ブログの場合は、ブログ名だけでなく記事を投稿する人の名前もブランドとなることも少なくありません。芸能人ブログが典型的な例です。芸能人の場合、その人の名前や存在そのものがブランドと言えます。一般人でも、ブログやSNSで知名度が上がってくれば、ブログのタイトル(ブログ・サイト名)よりも、運営者の名前のほうが広く認知されていることもあります。
ブロギングライフ ブランディング戦略初期構想
2017年初め、休止していたブロギングライフをリニューアルして再立ち上げすることにした理由は、2016年6月から積極的に参加しているAdSenseフォーラムでの取り組みとの連携や相互補完できると考えたためでした。
サイト名に関しては、2014年に立ち上げた時と同じ"Blogging Life"にして、投稿者名をフォーラムでの投稿者名と同じ"Chico M"にしました。AdSenseについて興味ある人、始めようと思っている人、問題の解決を探している人は、フォーラムを訪問することが多いです。
フォーラムの回答者名、”Chico M”や「アドセンス Chico M」などで検索されて、それなりに検索経由の訪問も得られると考えていました。
サイト運営におけるブランド効果測定
Search Consoleのパフォーマンスレポートで、サイト名の検索件数やクリック数を見ることで、ブランド効果がどの程度得られているかを把握する参考となります。
サイト運営を長く続けていると、そのサイト名も認知度が広がってくることもあります。サイト名で検索される件数も増えてくるのが一般的です。
頻繁に確認する必要はありませんが、3ヶ月や半年に一度程度、定期的にサイト名での検索での指標を確認すると、サイトのブランディング効果の推移などを把握することができます。
予想・思惑とは大きく異なるユーザーの反応
ブロギングライフを再立ち上げして、半年後、1年、1年半という様なタイミングでSearch Consoleのパフォーマンスレポートで"Chico M", "Chico", "Chico AdSense", "Chico アドセンス”などをクエリ検索したのですが、検索件数がほとんどないことに気づきました。
フォーラムを見る人の間で、回答者の名前、Chico の知名度はそれなりに高まっていると思っていた(期待していた)のですが、実際に名前で検索する人は殆どいないことが判明しました。
サイト名"Blogging Life"での検索件数もほとんどありませんでした。”Blogging Life”と検索すると英語での検索結果では、上位には表示されません。"Blogging"と”Life"は両方とも極めて一般的な名称です。
ユーザーの反応に基づきサイト名とハンドル名を変更
運営者名"Chico"、サイト名”Blogging Life"で検索する人がほとんどいない事が分かったため、サイト名を日本語(カタカナ)の「ブロギングライフ」に変更することにしました。
変更後、「ブロギングライフ」で検索する人は徐々に増えてきました。Googleの検索欄に「ぶろぎんぐ」などをタイプすると、候補に表示されるようになりました。
ブロギングの検索結果でも上位にブロギングライフが表示されます。
検索語句の文字をタイプしていると候補が表示される機能は、オートコンプリートと呼ばれています。オートコンプリートは、ある程度の件数の検索がある場合に表示されることが多いです。
Google 検索オートコンプリートの仕組み - ブロギングライフ
「ブロギングライフ」のクエリ件数も増えてきて、オートコンプリートも表示されるようになったので、英語の"Blogging Life"から日本語の「ブロギングライフ」にサイト名を変更したことは、ブランディングとして適切な対処だったと思います。
サイトの投稿者名やTwitterのアカウント名も、"Chico"から"Chico@ブロギングライフ”とサイト名を加える名称に変更しました。
”Chico”もなくして「ブロギングライフ」に変更することも名称の候補としてあり、以前から検討しているのですが、個人的な名前へのこだわりがあるので残しています。
ユーザーの反応は予想外となることも少なくない
サイト名に関しては、考えてみれば、英文字よりもカタカナの方がより多くの日本人に受け入れやすいことは明らかです。英文字でも短ければそれ程差はないと思うのですが、"Blogging Life"と「ブロギングライフ」は与える印象はかなり違います。
また、サイト名などで検索して知ったことなのですが、「ブロギングとは」と検索する人もそれなりの数いるようです。ブロギングとはどの様な意味かすっと入らない人もいることを示唆しています。
Blogの動名詞で、ブログをする事の意味なのですが、「ブログ」であれば直ぐ分かっても、「ブロギング???何それ?」と言うような反応もあるようです。
サイト名を決める時には、予想できないユーザーや市場の反応がある事もあることを表しています。
また最近は、「プロギング」(「ぶ」ではなく「ぷ」)と言う言葉と似ているので、オートコンプリートの初期の段階でプロギングも表示されることがあります。
プロギング(Plogging)は、ゴミを拾いながらジョギングすることです。2016年にスウェーデンで活動が始まり、2018年に他の国にも広がりました。ジョギングしながら、ゴミを拾う際に様々な体勢となることでフィットネス効果も高い。そして、街をきれいにするという社会貢献もできるため評判となり人気も高いようです。(英語のWikipediaのPloggingのページの説明からの情報です。)
サイト名で使っているブロギング(Blogging)とプロギング(Plogging)が検索で競合したり、混同されることはないと思いますが、カタカナでで見比べると似ていて、間違いやすいところなどもあります。
このように、ユーザーや市場の反応は、サイト運営者の予想外となることもあります。ブランド効果測定として、定期的にサイト名で検索を行って表示を確認したり、Search Consoleのパフォーマンスレポートでクエリの検索件数、クリック数、CTRなどを見たり、過去の指標と比較するなどすることもお勧めです。
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