エコカラットはいるの?いらないの?必要性を考えてみたよ!
友だちの家にいったらおしゃれな壁紙?みたいなんがあって、何ーってきいたらエコカラットとかいうものだったんだけど。
なんでも、エコカラットは調湿機能や空気を綺麗にする効果があるとか…ほんとかよ!って心の中で思いつつ気になって調べてみた。
本当に必要なのかどうか、ついでにまとめてみた。
エコカラットとは?
エコカラット (ECOCARAT)とはインテリア素材の一種で、粘土や鉱物類などいくつかの原材料から創られた内装用の壁材で、形状はタイル状です。
エコカラットには微細な孔があり、これによって湿気の吸収と排出をうまくコントロールして、室内の空気環境を快適にする役割を果たしています。
無数の小さな孔があることから、エコカラットのことを多孔質セラミックスと呼ぶこともあります。
もともと日本国内に古い時代から建築資材として使われていた砂壁や土壁をモチーフにして、独自に開発されたのがエコカラットです。
エコカラットの効果
内装用素材やインテリア用素材としてエコカラットを用いることにより、室内の空気環境をキレイにする効果が期待されています。
エコカラットには、シックハウス症候群の原因とされるトルエンやホルムアルデビドなどの有害物質を吸着する働きがあると言われています。これらの有害物質はおもに壁材・床材・壁紙などに含まれており、健康被害を起こすリスクが懸念されています。
それをエコカラットに替えることにより、室内の湿度を適度に調節しながら、不快なニオイを吸収し、有害物質の低減・吸着の効果も期待されます。
もちろん、エコカラット自体には有害物質は使われておらず、すでにホルムアルデビド低減建築認定を取得済です。安全性の高い建築資材なので、赤ちゃんや子どものいる家庭にも安心です。
https://www.ecocarat.jp/features/
エコカラットのデメリット
エコカラットには室内の空気環境をキレイにする効果が期待される反面、下記の通りいくつかのデメリットも考えられます。
掃除(手入れ)がしづらい
エコカラットは、他の素材と比較すると、掃除やお手入れがしづらいのが難点です。エコカラットに霧吹きで水拭きをすると、水が染みこみやすいので注意が必要です。
そのため、エコカラットの掃除をする際には、乾拭きをすることをおすすめします。
エコカラットにシミや汚れが付着した場合は、綿棒を軽く湿らせて漂白剤の原液を綿棒で叩くようなイメージで塗布し、1日ほど置くと汚れやシミが薄くなってきます。
掃除をする時に、汚れたぞうきんや砂消しゴム、台所用スポンジ、金たわしなどは使えません。
割れたり欠けたりする
エコカラットの素材自体は硬さがありますが、ややもろいのが弱点です。そのため、ちょっとした刺激により、割れたり欠けたりすることがあります。
たとえば、金属やプラスティックなどの物がエコカラットにぶつかった場合に、割れたり欠けたりするケースもあります。
万が一、エコカラットが一部破損した場合は、エコカラットに使われた色と同系色の補修材などを使って目立たなくする方法もあります。
室内のリフォームなどで、エコカラットを導入した場合、業者によっては数年間の補償制度が付帯されている場合もあります。
万が一、保証期間内にエコカラットが割れたり欠けたりした場合や、施工業者のミスで破損した場合には、無償で補修作業に対応してもらえるので、相談してみると良いでしょう。
気軽に変更できない
室内の内壁材にエコカラットを設置したものの、別の素材に変更したい場合、気軽に変更するのが難しいです。
エコカラット専用の接着剤で壁の下地に強く取付けされているため、剥がす作業が大変になってきます。
エコカラットを1度貼り付けると、他の素材に変更する際に、剥がして張り替える作業に手間がかかるため、導入前には慎重に検討しておく必要があります。
設置はもちろん撤去にも費用がかかる
室内のリフォームでエコカラットに張り替える場合、設置する時にはもちろん撤去する際にも費用が高くなります。
エコカラットには複数の素材の種類があり、比較的安価のものもあれば高価なものもあります。
エコカラットの設置費用は、建材費・施工費・諸経費・消費税の合計額となります。室内が広ければ広いほど価格もアップします。
エコカラットのデメリットについては下記記事を参考にさせていただきました。
後悔する?エコカラットのメリット・デメリット。導入前に確認を!
エコカラットプラスのメリット・デメリットを、LIXIL担当者に直接聞いてみた!
いらない?エコカラットの必要性
エコカラットの名の通り、住まいのエコ対策としては効果的ではありますが、中には「エコカラットはいらない」という価値感を持つ人もいます。
すでに一戸建て住宅を購入して、長年に渡り住み続ける場合には、室内環境を快適に変えるために必要だと考える人もいます。
しかし、引越しや転勤が多い人や、賃貸住宅や賃貸マンションに住んでいる人には、室内を勝手にリフォームすることはできないので、エコカラットはまず必要ないでしよう。
まとめ
今回は、今話題のエコカラットについて取り上げ、特徴・メリット・デメリット・必要性について解説しました。
冒頭でもお伝えした通り、エコカラットには、ホルムアルデビドなどの有害物質を吸着し、室内の空気をきれいに維持する効果が期待されます。アレルギーやアトピー体質の子どもが増えていますが、このような体質を改善していくにが、は、家庭での生活環境が大切です。
日々健康的に過ごしていくためにも、室内の内壁材をエコカラットに張り替えることで、快適な環境が保たれることでしょう。
エコカラットの費用はけっして安いとは言えませんが、有害物質の吸着・低減効果と不快なニオイを吸収し、適度な調湿機能で住まいをより快適空間へと変えてくれます。
高耐久性で経年劣化しにくいのも大きなメリットなので、長い目で見ればコストはけっして高いものではありません。
エコカラットの素材の種類も多く、デザイン性に富んでいるので、おしゃれな空間を創出することも可能となります。