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モテキ②

2人目 肉食Lv.10:とりあえず行ってイイ?女子

①に続きまして、
僕の人生1度きりのモテキに関わった女子達を紹介していくシリーズの2人目になります。

1人目はコチラ


手作りチーズケーキとオープンな略奪

1人目のA子ちゃんと付き合って1-2週間経ったころだろうか。
食材を買いに職場近くのスーパーに行ったら他部署の同期B美に出くわした。

B美は小動物系の人懐っこい性格で、基本ネクラな僕相手でも声をかけてきてくれた。

B美「メガネ君!この辺に住んでるんだっけ?初めてスーパーで会ったね。買い物?」

メ「そう食材の買い出し。B美ちゃんも?」

B美「チーズケーキ作るから材料買いに来た!メガネ君も自炊エラいね!彼女に作ってもらえばイイじゃん笑」

メ「いや普段のゴハンなんて自分で作るでしょ笑。チーズケーキ作る方がスゴいんじゃない?お菓子は大変そう。」

B美「じゃあチーズケーキできたら持ってってあげるね!


・・・?
なぜ持って来る話になる?
彼女の存在も否定していないのに。


まあリップサービスかなと思い流していたら、2日後職場にて

B美「メガネ君ごめんチーズケーキ失敗しちゃったからまた今度作ったげるね!」

メ「ああ、スーパーで言ってたやつ」
  (あれマジだったのか。つか職場で誤解招くような事言うなよ・・・)

モブ子「えー何?チーズケーキ作ってあげんの?まさか付き合ってんの?」

B美「違いますよーメガネ君はちゃんと彼女いるもんね!」

モブ子「えーあやしいー」


B美はやっぱり彼女がいることを認知している。
なのになぜチーズケーキだったり、職場で匂わせるような事をする?

いや考えすぎか。自意識過剰かな。
お菓子作りが好きな不思議ちゃんなのかな、と思うことにした。


ところが翌日、

モブ子「ちょっとB美とどうなってんのー?あの子絶対メガネ好きだよー?」

メ「いや知らないし彼女いますから無理っすよ」

モブ子「だからB美がんばるって言ってたよー?

メ「はぁ??」


略奪狙い?しかも周りそんなオープンにしちゃう??

しかもモブ子が先にそれ言っちゃダメだろ。
いや、わざと言わせてんの?まさかな・・・。いやもう色々わからん!


ペットボトルが開かない?同僚に相談だ!

基本的に悩みは自分で解決する性分なのであまり人に相談はしないが、今回ばかりは理解が追い付かないので同僚に相談してみた。

メ「~てなことがあって。考えすぎ?」

同僚「B美かぁ。めっちゃ押し強そうだね。たぶんソレ好きでしょ。モブ子もわざとだね。モブ子は面白がってるってのもあるだろうけど全部計算。」

メ「あんなん計算でやるの?彼女いるのに!?」

同僚「略奪前提だし覚悟してるでしょ。メガネもばっちり印象づけられてるじゃん。」

メ「たしかに・・・良くも悪くも意識させられてるわ。こわ!!
ところでペットボトル開かないから開けてって言われたのもそう?」

同僚「超露骨!当たり前じゃん!開けられないやつなんているか!笑」

メ「そんな非力な人がいるからペットボトルオープナーとかディズニーでも売ってんのかと思ってた・・・」

同僚「ピュアすぎてアホだろ笑 ちなみにそれいつ?」

メ「2週前くらい」

同僚「前カノと別れたくらいじゃん。ソレたぶん知って近づいてきたね。もう次の彼女がいることを知らないか、いないと思ってるのかもよ。」

メ「あ~・・・。あ、B美からメールきた。iPhone買ったけど音楽の入れ方がわからないってさ。」

同僚「すぐ返信しろよ笑」

メ「えぇ~楽しむなよ。(PCにiTunesダウンロードして、CDなり読ませてiPhoneに入れるんだよ)っと。」

B美メール「PC詳しいんだんね!苦手だからiPhone持っていったら音楽入れてくれる?とりあえず行ってイイ?

メ「!? 突然来ようとするなよ!つうか持ってきてもオレのPCの音楽しか入らねぇよ!」

同僚「音楽じゃなくて別なモン挿れに来るんだよ笑」

メ「笑えねえよ!」

同僚「メガネ君に挿れてもらったーってすぐ言い振らずぞきっと笑」

メ「既成事実さえあればってか・・・恋愛ってみんなこんなに押すもん?」


ひとまずメールでiPhoneは自分のPCでなんとかしないとダメな事を伝えて襲撃は避けた。

A子の件といい、なんだか急に異世界転生でもした気分だ。

解決策は見つからなかったが、警戒するべきだという事で方針は決めることができた。
めんどいからA子には話さないでおいた。


夜勤で初めて施錠

その後無駄にメールが増えたが返信は基本寝る前に1通のみ行い、その後は無視して「ごめん寝てた」とだけ返すことでコンタクトは極力避けた。

しかし同じ職場で顔を合わせざるを得ないので無視はできない。

そんなある日、僕は夜勤(翌朝9:00まで勤務)で職場に残っていた。
日勤からの連続勤務だったため疲れて夜食休憩を取っていたらB美からメールが来た。

普段なら寝る前まで返さないところだが疲れていたのと、仕事で家にいないので襲撃の恐れもないと安易に油断していた。

B美メール「今日夜勤だよね?」

おおう・・・たしかに勤務予定は他部署のも見られるようにはなっているけどチェック済か。B美ならそれくらいするか。休憩時間バッチリだ。

B美メール「遊び行っていい?

いいわけあるか!仕事だっつーの!!

メガネメール「いや仕事中だし今日はやる事多いから無理。疲れたから早めに仮眠取るし」

B美メール「じゃあ夜這いに行くね!

どストレートすぎるわ!!!
豪速球すぎてメジャーリーガーもビックリだよ!!
夜這いとか普段の会話で初めて聞いたよ!

ダメだダメだ!
無視するしかない!
返信をしないことで忙しくなったアピールだ!


夜勤で自部署にいる間も他部署スタッフが訪ねてくることがある。

事前に電話連絡があるものの、僕はめんどいので自部署のカギはオープンにしていつでもウェルカムな対応をしていたが、さすがに初めてカギをかけた。

女子が防犯のために施錠する気持ちってこんなんなのか・・・
決して大袈裟なんかじゃないんだなと実感した。

その後も連絡は来ていたが、
後々6人目となるナース女子とのサシ飲みに行く姿を目撃されてアピールは止まった。

現役彼女よりもナース女子は食物連鎖上位だったのだろうか・・・。


今回の経験から

世の男性は、防犯に徹する女子をバカにしてはいけないこと、
世の女性は、このぐらいゴリゴリに攻める女子もいることを考えるとボーっとしてると肉食女子に獲物を持って行かれるかもしれないことを念頭に置いてほしいなと思った。


↓ 以下予告

3人目:セクハラ大木凡人女子
4人目:上司を起用してゴリ推し女子
5人目:あれ?友達って言ったじゃん女子
6人目:甘いフェロモン女子 (前編)
   :甘いフェロモン女子 (後編)
7人目:清純派女子 (前編)
   :清純派女子 (後編)

8人目:エスパーバドガール女子


↓ 以下アーカイブ

1人目:恋に恋しちゃってる女子

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