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『天気の子』から見える福祉

 今回は、映画『天気の子』から見える福祉について書こうと思います。
『天気の子』見ましたか?もしくは小説で読みましたか?
本記事は、ネタバレを含みますため、見ていない方読んでいない方はこの記事をそっと閉じてください…見た後にお待ちしております。

 新海誠さんの最新作『天気の子』は、純粋に奇想天外なストーリーはもちろん、色んな解釈をもって楽しめる奥の深い作品で、平日の夜に見に行ったのですが、かなり元気をもらえました。そして、今作では福祉に係るシーンが描かれており、今の時代が抱える問題点に警鐘を鳴らしているように思える作品となっていました。とはいえ、私には、深読みできる力はなく、他人の考察を読んでふむふむと納得し、そして翌日には、我が物顔で友人にそれを話します(ごめんなさい)。

ということで今回も、他の方が書かれている考察をもとにこの記事を書いていきます。考察のなかでもかなり納得だなと感じたのは下の記事になります。雨が降り続けることが意味することは?、登場人物の対比等かなり分かりやすく書かれていたので紹介します。

『天気の子』のテーマとは

この「暗く、閉塞感のある社会」の中を生きる
子どもたち、そして大人たちは
未来のために、どう生きたら良いのだろうか?
自分や他人を犠牲にせず、
大事な人や、大事なものを犠牲にせず、
この社会で、どうやって生きればいいのだろうか?
…そしてその「答え」とは?
引用元:https://rinrism.com/maxim/anime/tenkinoko
帆高と須賀の対比について

この社会を生きる子どもたちは、どう生きれば良いのか?
この社会を生きる大人たちは、どう生きれば良いか?
引用元:https://rinrism.com/maxim/anime/tenkinoko


また、福祉の視点で記載のされている下記記事についても、とても細かいところまで調べてあり、参考になったので覗いてみてください。

判断も選択も法的に許されない子どもたちのジレンマ

ひとり親の母が死に、小学生の弟と二人だけの生活を守ろうとするなら、同じ職場では法定上、最大で週40時間しか働けず、深夜勤務もできないことから、学校に行くことはあきらめるしかない。もちろん、児童相談所を経由して児童養護施設で生活する道もあるが、それしか選択肢がないと迫られることは、思春期の陽菜と凪の兄弟にとって、「おまえらは何もできない」と大人たちに強引に認めさせられるようで、何より悔しいことだろう。
引用元:https://news.livedoor.com/article/detail/16943697/?p=1


 主人公の帆高が頬に絆創膏を貼っており、それは親からの虐待で受けた傷を隠すため…そして歌舞伎町で男に殴られた際にハッとして固まっているのは、過去親に殴られたのを思い出しているからではないか…という考察をはじめ、児童養護施設について書いていこうと考えていた自分にとってかなり思うところが多い作品でした。

SHOWROOMの前田さんも書かれてましたが、ネガティブな気持ちを原動力とすること、過去の自分と向き合い突き進んでいけるようこれからも考えて考えて考えて取り組んでいこうと思います。

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