いかに「気づき」を与えられるか?
先日、「未来×幸せ経営フォーラム第3期」の第2回講師としてご登壇いただく美容室バグジー代表の久保華図八社長に「心の育成」についてお話を伺いました。
北九州にある美容室バグジーは、現在5店舗を展開する地域密着の美容室です。社員と家族の幸せを第一に、地域のお客様から長年愛され続ける美容室として、全国からその経営を学びたいと見学者が絶えません。コロナ禍でもいち早く社員とその家族、そしてお客様を安心安全のために様々な感染対策をされるなど、そのどこよりも素早い対応に「さすがバグジーさん!」との声が上がっているそうです。
バグジーの経営理念は「敬愛」。「すべてに愛を持って取り組みます」という理念の下、お客様を綺麗にすることだけではなく、お客様を幸せにするために一丸となって仕事に取り組むスタッフがバグジーさんの原動力です。
そんなお客様本位で、情熱あふれる人材を育てる秘訣はどこにあるのでしょうか?
今回セミナーの全体テーマは人間力。久保社長には「気づく力・感じる力」というタイトルの回にご登壇いただきます。久保社長にこのテーマをお伝えしたら「ちょっとびっくりした」とおっしゃいました。その理由をお伺いすると、最近、久保社長も人材育成において、いちばん重要なキーワードは「気づき」だと考えておられるからでした。
例えば、バグジーさんでは、新入社員研修の一環として「初任給で親にプレゼントを贈る」という体験をさせているそうですが、今年の研修でもたくさんの感動があったそうです。もしかすると一生気づかなかったかもしれない親の苦労や愛情、それに気づくことが出来る「気づきの場」の大切さ。久保社長は今年の研修でも、改めてその重要性を感じられたそうです。
「気づき」は教えることではなく、「気づき」が生まれる場をどれだけリーダーが与えられるか。社員の人間力を高めることは、バグジーさんにとっても大切なテーマであり、久保社長は、今回のセミナーで話したいこと、お伝えたいことがあり過ぎて困ると仰っておられました。
来年1月27日の「未来×幸せ経営フォーラム」の第2回は、このバグジー久保社長と元リッツ・カールトン日本支社長の高野登さんとのトークセッション。「気づく力・感じる力」をテーマに、どうしたら気づきを与えられるか?どうすれば人間力が育つ職場を作ることが出来るのか、を考えていきます。
私たちも今からワクワクしてきました。
(株式会社ブロックス 名古屋オフィス 小出敏裕)