2024 マイルCS南部杯の気になる出走馬とアグネスデジタル

　マイルチャンピオンシップ南部杯と言えば、アグネスデジタルが真っ先に思い浮かぶ。
　芝、ダートを問わずに強かった二刀流で、最近ではモズアスコットが安田記念とフェブラリーSを勝っているが、その比ではなかった。
　圧巻は、この南部杯から天皇賞(秋)へという今では考えられないローテーションで、連勝してしまったことだ。
　天皇賞(秋)の後も香港カップ、フェブラリーSと連勝したのだから、伝説の名馬である。
　現在、ダートで敵なしのレモンポップが芝のレースに挑戦したらどうなるのだろうか？

　レモンポップの昨年の南部杯は、逃げて2着のイグナイター以下に2.0秒差をつけている。ワンターンの競馬に強く、今年も勝つ公算が高い。
　相手はフェブラリーSを勝ったペプチドナイル。レモンポップがつくる速いペースに合っている。
　3着は後方待機のタガノビューティーが有力だが、展開に左右されるので地方馬にもチャンスはありそうだ。
　ミックファイアは人気で、馬券的にどうにもならないので、イグナイターと同厩舎のアラジンバローズを買ってみたい。
　最近の南部杯を見ると、レディバグ、ヘリオス、シャマルなど短距離馬の活躍が目立つので、サマーチャンピオンを勝っての参戦はよいのではないか。
　速いペースになれば、中距離馬は追走に脚を使わされることになるからだ。
　アラジンバローズは昨年、園田に転厩したが、JRAでの最後のレースは阿蘇Sで、キングズソードに次ぐ2番人気であった。
　なので、衰えて転厩したとは思えない。交流重賞に出走するためとも考えられる。今年のJBCスプリントは佐賀でもある。
　マイル以下は3戦したしたことがなく、東京マイルのオープンで4着と3着があり、盛岡も向いているのはないだろうか。
　前日発売の段階では9番人気、当日は5～6番人気になると思うが、馬券的には面白そうだ。

　レモンポップ 🐴
　国内では昨年のフェブラリーS、チャンピオンズCなどGⅠ4連勝中で連覇が濃厚と思われる。
　昨年は半年ぶりで南部杯を勝ったが、今年はさきたま杯を使っている過程もよい。
　浦和のさきたま杯を使ったのは、佐賀のJBCスプリントを見据えてのことだろうか。
　父レモンドロップキッドはキングマンボ系、近親はデインヒルという良血。

　ペプチドナイル 🐴
　今年のフェブラリーSを11番人気で勝って穴をあけた。前走のかしわ記念はエルムSで惨敗したのと同じく、不良馬場が影響したと思われるが3着と恰好はつけている。
　かしわ記念で惨敗したウィリアムバローズは日本テレビ盃でウシュバテソーロを敗って金星を挙げており、レモンポップにどこまで迫れるか。
　こちらは安田記念を勝ったハートレイクの近親。

　タガノビューティー 🐴
　重賞勝ちこそないが、かしわ記念は2年連続の2着、フェブラリーSでも4着があり、左回りは合っている。
　7歳になったが前走のさきたま杯も4着と調子がよく、展開に左右されるが、今年のメンバーなら2着もあり得る。

　ミックファイア 🐴
　昨年の南関東三冠。東京大賞典やかしわ記念のように時計がかかる馬場はよくないのかも知れない。
　フェブラリーSは0.8秒差の7着で、時計が速い盛岡で巻き返す可能性はありそうだ。
　盛岡は一度走って、ダービーグランプリを勝っている。

　サヨノネイチヤ 🐴
　大井記念も勝島王冠も届きそうもない厳しい状況から差し切っている。
　一気にレベルが上がった前走の帝王賞も5着に入り、今回も3着くらいは期待できそうだ。
　ダノンレジェンド産駒はミッキーヌチバナが今年のアンタレスSを勝っている。
　サヨノネイチヤの近親がナイスネイチャというのも応援したくなる。

　【買い目】
　◎1レモンポップ
　○14ペプチドナイル
　▲4タガノビューティー
　△2ミックファイア
　△7サヨノネイチヤ
　△8アラジンバローズ

　3連複
　1－14－2,4,7,8     100円
　ワイド
　1－8    100円

　読んでくださり、ありがとうございました。(ˆ ˆ)