2024 秋華賞の気になる出走馬とエアグルーヴ
1996年、第1回の秋華賞で勝ったファビラスラフインは、1400mのニュージーランドTを逃げ切って、第1回のNHKマイルCで1番人気になったが、レコード決着のハイペースで失速、惨敗した馬である。
なので、距離延長となった秋華賞では人気を落としたが、それを覆して完勝したのであった。3着はロゼカラーで、その曾孫のスタニングローズが2年前の秋華賞を勝っている。
第1回の秋華賞での注目は、1番人気でオークス馬エアグルーヴ。レース中に骨折して10着に負け、レース後は武豊騎手を背に寂しそうな表情で立ちすくんでいた。
みなさんご存じのように、エアグルーヴはルーラーシップやアドマイヤグルーヴ(産駒ドゥラメンテ)などの優秀な産駒を残している。
昨年はドゥラメンテ産駒のリバティアイランド、ルーラーシップ産駒のマスクトディーヴァのワンツー、2年前はドゥラメンテ産駒のスターズオンアースが3着だった。
今年もエアグルーヴの血を引く馬がステレンボッシュを含めて3頭出走する。
ステレンボッシュ 🐴
桜花賞1着、オークス2着。昔は秋華賞に直行するとなかなか成績を残せなかったが、最近は環境や調教設備が整って、休み明けでも十分に勝負できるようになっている。
この馬も桜花賞を4ヶ月ぶりで勝っており、今回も栗東滞在、休み明けでも問題はなさそうだ。
ディープインパクトの近親で、同じ歳の従兄妹にセントライト記念を勝ったアーバンシック、ホープフルSを勝ったレガレイラがいる。
母父ルーラーシップ。エピファネイア産駒は20年にデアリングタクトが牝馬三冠を達成している。
チェルヴィニア 🐴
オークス馬。アルテミスSを勝っているので距離短縮は大丈夫だろう。ステレンボッシュと同様に休み明け。5ヶ月ぶりの桜花賞は、直線に向いたところですでに脚がなく13着に惨敗、栗東滞在だったとはいえ、輸送の影響もあったのかも知れない。
個人的には桜花賞を惨敗したオークス馬の秋華賞への直行は良いイメージがない。因みにエアグルーヴも直行だったが、熱発で桜花賞を回避している。
母はオークス2着チェッキーノ、祖母ハッピーパスの姉シンコウラブリイから始まった、競馬ファンなら誰もが知る良血。
先日のサウジアラビアRCで弟アルレッキーノが断然の人気で負けたり、兄ノッキングポイントがムラだったり、そういう面もある。
ハービンジャー産駒はナミュールが22年の2着。
クイーンズウォーク 🐴
オークスはハイペースで展開が向かなかったが、直線で先頭に立つなど見せ場をつくった。
距離短縮となった前哨戦のローズSを完勝、時計が速くならなければ勝ち負けできるのではないだろうか。
朝日杯FSを勝ったグレナディアガーズの妹で、キズナ産駒はファインルージュが21年の2着。
クリスマスパレード 🐴
トライアルの紫苑Sは、勝ちタイム1:56.6のレコードでインパクトがあったが、特殊な馬場状態だったとも言える。
クラシックには出走がなく初めての一線級との対戦で、関西への輸送も気になる。
キタサンブラック産駒は、昨年ヒップホップソウルが紫苑S2着からの参戦で9着だった。
ミアネーロ 🐴
紫苑Sは開幕週で前が残る馬場だったことを考えると、クリスマスパレードよりも強い競馬をしたとも言える。
父ドゥラメンテ。姉がミスエルテで気性が心配だが、前走のように上手く折り合えば末脚は魅力。
ボンドガール 🐴
1勝馬だが、大きな不利があったNHKマイルカップ以外は4度の重賞ですべて馬券圏内に入っている。
クイーンS、紫苑S、ともに上がり最速も脚を余して負けている印象なので、展開の助けも必要と言える。
兄は共同通信杯を勝ったダノンベルーガ。ダイワメジャー産駒はシゲルピンクダイヤが19年3着、こちらも追込脚質。2000mは少し長いかも知れない。
ランスオブクイーン 🐴
超ハイペースのオークスは、クイーンズウォークよりも前で競馬をして5着に粘る強い内容だった。
前走の夕月特別はスローペースが響いたようで3着。ペースが速くなればスタミナが生きるが、どこまでやれるか。
チルカーノ 🐴
2勝クラスを勝っての参戦で格下だが、デビュー3戦目となった矢車賞あたりを勝っているのがよい。
過去にディアドラ、アロマティコ、メイショウベルーガ、ブルーメンブラットなどが矢車賞を勝っている。
兄ジオグリフは皐月賞馬、母アロマティコも3勝クラスの身で秋華賞3着など良血。
買い目
◎14ステレンボッシュ
○3クイーンズウォーク
▲5チェルヴィニア
△2ミアネーロ
△9アドマイヤベル
△10ボンドガール
△11ランスオブクイーン
3連複
3-14-2,5,9,10,11 100円
5-14-2,9,10,11 100円
読んでくださり、ありがとうございました。(ˆ ˆ)
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