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オカルトではないけど背中がしゅっと寒くなる話
こんばんは、ハシロウです。
今はスマホでも固定電話でも、かかってきた電話番号が画面に表示されるのは当たり前の時代になりましたが、
その昔、電話というのは
「誰からかかってきたか分からないもの」
でした。
この前置きがもう通じない世代もきっといるのだろうな……と思いながらこれを書いています。
と思ったら、わくい犬のこんなつぶやきを見つけました。
今度平成生まれの誰かに「同じ市内の固定電話なら市外局番入れないで電話かけられるの、知ってる?」って聞いてみよっと
— 和久井香菜子@少女マンガ研究×編集・ライター (@kanawaku124) January 14, 2024
ああ、今はこれも説明しなくちゃいけないんだ……
自分の携帯電話を持ち始めてから結構長いハシロウは、もともと何事にも無精なうえに機種変更をするたびにアドレス帳と人間関係を整理するので、
今ではかけるのもかかってくるのもアドレス帳に入っている連絡先だけ、という生活を送っていますが、
一般的な社会人は直接番号を入力して電話をかけることもまだまだ多いようですね。
アドレス帳からかける分には問題ありませんが
(アドレス帳が間違ってたらアウトだけど)
直接入力すると時折発生しがちなのが「間違い電話」。
一ケタずれる、飛ばす、うっかり連打などなど。
やったことないですか? 無論、ハシロウはありますよ!
こういう時はうっかり誰かにつながってしまうより、「この番号は現在使われておりません」のほうがいくぶん恥ずかしさが軽減されます。
前置きが長くなりましたが、今回は、ガラケーからスマホに変えてしばらくしてから起きた、ちょっと怖い間違い○○の話。
寒い季節に寒い話? いいじゃないですか。
ある日、全く見覚えのない番号からショートメッセージが届きました。
通販や宅配便の確認など、こちらからアクションを起こさない限りショートメッセージは全部詐欺だと思っているので、本来なら一も二もなく削除なのですが、
画面を開いて内容を見ると、いつもの詐欺メッセージとはちょっと違うようです。
以下、意訳。名前はもちろん仮名です。
ハルコ、今どこにいますか。
あんなに厳しく言わなくても良かったと、お父さんは後悔しています。
アキヒロさんも「今回のことは許す」と言っています。
早く戻ってきてください。
ナツキはだいぶおしゃべりをするようになりました。
父より
うわー……
だいぶ面倒くさい感じの間違いメッセージ来ちゃったな……
内容を整理すると、
送り主はハルコのお父さん
ハルコが家出した
原因はハルコにあるっぽい
でも夫らしき人はそれを許すと言っているようだ
1歳から2歳くらいの子どもがいる
たぶんこんなところです。
ハルコが何をやらかして家を出るに至ったのか気にならないわけではないけど、
お父さん、こんな深刻なメッセージの送り先間違えちゃだめだよ……!
でもこれ……放置するしかないですよね?
「これはハルコさんの番号ではありません」
と返信したところで信じてもらえるとは思えないし、
返信がきっかけで電話がかかってきたらもっと面倒くさいことになるのは目に見えています。
ということで削除。
このあとしばらくして機種変更をし、このメッセージのことはずっと忘れていました。
そしてまたとある年のとある日。
いつもの詐欺メッセージにまぎれるように、再び見慣れない番号からメッセージが届きました。
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