情報社会の弊害(バス釣り編)
バス釣りをしていると、いかにバスを釣るかという大きな目標を土台として、個々其々のスタイルに合わせた小さな目標が積み重なってバス釣りを構成していることに気づく。
本や動画等で沢山の情報が出回り、錯綜し、溢れている昨今のバス業界では数ある情報から自分に合っているものを選んでいかなければならない。
今回はバス釣りの情報に振り回され過ぎないために、根本に持っておかなければならない考え方をお伝えしようとおもう。
①釣れないルアーはない
絶対に釣れるルアーはないことは想像しやすいが、絶対に釣れないルアーも存在しない。
②フィールドにおいて同じ条件は存在しない
同じフィールドであっても気温や水温、風向、風速、流速、濁り、流れ等、同じ条件が揃う事はない。つまり、釣れている動画と同じ条件で自分が釣りをすることはできない。
もちろんフィールドが変われば釣り方も変わって当然。
③風が吹いたらスピナベ、秋は巻物等の格言は正しくもあり、当てはまらないこともある
格言には理由があり、その理由を知ることが最も大切なことである。
④バスがルアーをどう見て、どう捉えているかは誰もわからない
ルアーやワームは色々な形や色、大きさがあるが、バスにとってどんな捕食対象として認識しているかは永遠の謎である。
チャターがバスにどう見えて、何故口にしたくなるのか。チャターなんてブレードが付いていてどう見ても機械的なシルエットの不気味なモノ。だが.釣れる。
⑤何をやっても釣れない時はある
バスフィッシングに絶対はない。無理な時もある。
⑥釣れなきゃ楽しくないという意識は損
釣れなくても満足できる釣り方をすることはできる。テクニックを磨いたり、次に試したい釣り方の練習をしたり、釣りライフを豊かにできることはたくさんある。
⑦釣りに対して研究することを忘れないこと
釣りは日々研究と挑戦の繰り返し。疑うことも大事。自分なりの理論を確立する姿勢も大事。
⑧多くの情報を精査できる能力を磨くこと
どの情報が自分に合っているか、どの情報が信憑性があるかを見極めなければ、時間と労力と金銭を無駄にしてしまう可能性がある。
最後に、
⑨釣りはそんなに簡単ではない
動画や本では釣れている場面を取り上げており、釣れていない部分や失敗した部分は省かれている事が多いため、あたかも簡単に釣り上げていると錯覚してしまいがちである。多くの失敗や反省という経験の上に釣果は成り立つのである。
これらを根本にバス釣りを充実させていってほしい。そして、正解はないのだから恐れずに自分の思うままに突き進んで、自分なりの、自分だけのスタイルを確立していってください。