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縛り

月に数回程度、使用ルアーをひとつに決めて、最初から最後まで釣れようが釣れまいが投げ続けることをしている。

このルアー縛りをする意味、目的はルアーの使い方を習熟し、応用することによって釣果を上げようというもの。

季節や場所、時間帯などから大きく外れるようなルアーは選択しないとして、釣れそうなルアーをひとつに絞り、ポイントやアクション、リグを工夫することが思いのほか得られるものが多いと感じる。レベルアップ、スキルアップする意味で悩みながらまず、一本と切磋琢磨するのである。

例えばイモグラブを泳がせて釣るということは自分はあまりしてこなかったが、縛りの中でイモグラブを泳がせてみたところ、予想外にボディを左右に震わせ泳いだり、シャッドテールを一瞬強く引くことでテールからポップ音やスプラッシュが発生したりすることなど、新しい発見は次々に出てくるのである。

また、巻きのスピードの変化で狙ってみたり、放置時間を調整してみたり、ジャークの強さを変えてみたりといかにしてバスの気を引くか、いかにしてルアーの可能性を広げるかを考える時間は自分にとってとても有意義な経験となっている。

反応がなければルアーをすぐに変える。
これが自分の基本的なスタイルではあるが、あえて違う釣り方をすることで得られる新しい発見があるのもまた事実。

ルアーの潜在能力を引き出してあげられるのは我々バサーだけなのである。

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