古来より受け継がれている「もの」「こと」を「MIZ DIALOGUE | ミズ ダイアログ」をキャンバスにして紐解いていく。ー前編ー
こんにちは。
元パティシエ眼鏡偏愛家の渡辺です。
時の流れは早いもので、あっという間にもう10月。
今年の写真を見返してみると、お店のスタッフ皆で東京・浅草の浅草寺に初詣に行ったのが昨日の事のように感じました…
写真を見ながら思い返していると、浅草寺の造りや配色に「何か良かったな」と感じました。
ふと感じた「何か」とは?
年間3000万人以上もの観光客が訪れている都内最古のお寺「浅草寺」
恥ずかしいことに、今まで何気なく訪れておりましたが、建物をじっくりと眺めたことがありませんでした。
そこまで深く考えることなく「良いお寺だろう」という感覚しかなかったからです。
この「何か良いな」という感覚が気になり、再度浅草寺へと向かいました。
文献などを参考に、じっくりと建物を見てみると、配色や彫刻、素材選びなど、細かなところまで考えられた造りをしており、その美しさの積み重ねによって、心惹かれる建造物になっていると感じました。
その造りや技術、配色などを紐解くことで、「何か良いな」と感じた、美しさの根幹にたどり着くのではないか?と思いました。
そして、今尚受け継がれている「もの」や「こと」の本質から感じた美しさを、キャンバスのような眼鏡ブランド「MIZ DIALOGUE | ミズ ダイアログ」に落とし込むことで、「美しさの根幹」を広めていけるのではないでしょうか!
MIZ DIALOGUEのブランドについては、過去に語らせて頂いたので、下記のURLからそちらも併せてご覧ください。
今回は、浅草寺の中でも3つの「もの」に注目し、MIZ DIALOGUEに落とし込んでみました。
名付けて「MIZ DIALOGUE・浅草寺コレクション」…そのままですね。笑
この前編では、その中の1型をご紹介させていただきます。
「見栄え、耐久性、軽量化」全てを網羅し、アップデートされた屋根瓦
浅草寺の屋根瓦は、ただの日本瓦ではないことをご存じでしょうか?
2006年ごろの建て替えで、実はチタン製の屋根瓦に改良されています。
なぜチタンの瓦なのか?
多くの観光客が訪れる場所なので、まず大前提として、災害に強い必要がありました。
元の日本瓦の時は、屋根全体の重量が約930トンもあり耐震性能に不安がありましたが、チタン瓦に吹き替えることで、屋根の重量は約180トンと約1/5にまで軽減し、耐震性能の向上につながっているそうです。
さらに、チタン瓦は耐久性・耐蝕性に優れており、メンテナンスの手間がかからないため、瓦の素材としてはとても適していることが分かりますね!
建物の美しさを保つ上で、瓦の見た目はすごく大事な要素の一つです。
この見た目をクリアするために、微妙に色の異なる3色のいぶし調の表面処理を施した瓦をランダムに配置することで、日本瓦の持つ重厚な風合いを表現したのです!
また、3D CADを用いて、卍や唐草模様の再現もされております!
まさに「見栄え、耐久性、軽量化」全ての条件をクリアした、美しくアップデートされた瓦だと感じました!
浅草寺のチタン瓦のような力強さを眼鏡に落とし込む
浅草寺のチタン瓦に見立てたコレクションとして出来上がったMIZ DIALOGUEがこちらになります!
一見、シンプルに見えますね。もっと寄ってみましょう!
フロントはマットブラックで、ブリッジとヨロイは明るめで色むらのあるグレーとなっております!
そして、テンプルは暗めのマットグレーとなっております!
全て、ザラザラとした手触りをしており、
マットな黒、明るい灰色、濃い灰色と微妙に色味の異なる3色を散りばめ、浅草寺の瓦を表現しております!
どのパーツも、色むらのある微妙な配色の変化が見事に表現できており、シンプルながらも荒々しさと力強さを感じる風貌は、まさに浅草寺のチタン瓦を彷彿とさせるカスタムとなりました!
サンプラチナ製の眼鏡のカスタムに、あえてチタン瓦を題材にしたところも、耐食性の強い点など共通項も多く、面白い組み合わせになったかなと思います!
ガシガシかけることで、より味わい深くなりそうな予感がしています!
こちらのコレクションは、ブリンク外苑前の店頭にて展開しておりますので、気になった方は是非体感しに足を運んでみてはいかがでしょうか?
後編では、さらに2型ご紹介させていただきます!
下のリンクから後編へお入りいただけます!