【スキマスイッチ/全力少年】全力でない中年に刺さる歌詞。
何気なくサブスクで音楽を聞いていたら、久しぶりに耳心地のいい曲が流れてきました。その名も
『全力少年』
はい。スキマスイッチです。
カラオケの定番だったりもするので、今の若い人たちでも知っている人も多いのではないでしょうか?
『全力少年』がリリースされたのは2005年。
当時はまだ学生で、進路やら将来やらをぼんやり考えながら、自分への応援歌として聞いていたのが懐かしい思い出です。
あれから17年が経ち、大人になった自分が改めて『全力少年』を聞いて想うのは…
染みる…
このひとことに尽きます。
ここで終わってもいいのですが、せっかくなので曲に込められたメッセージにひたりながら、改めて私にエールを送りたいと思います。
積み上げたものぶっ壊せる?
透明感のある声とグッとくる歌詞が魅力のスキマスイッチには数々の名曲がありますが、なかでも私はこの「全力少年」が好きです。
その理由は、すばり歌詞!
積み上げたものぶっ壊して
身に着けたもの取っ払って
大人になった今だから思うのは、これまで積み上げたのもを手放したり、ゼロから新たにチャレンジしたりすることが億劫になってませんか?
社会に出る前は、不安もありながらも、これから先がワクワクするような感覚もありました。
社会人も数年がたった頃、あの頃の探究心や冒険心はどこへ行ってしまったのやら。
1番好きなポイント
私がこの楽曲の1番好きなポイントとして挙げたいのはやはりラスサビ。
積み上げたものぶっ壊して
身に着けたもの取っ払って
幾重に重なり合う描いた夢への放物線
紛れもなく僕らずっと全力で少年なんだ
セカイを開くのは僕だ
ほとんどの部分が他のサビの部分と歌詞が同じなのですが、
どんなに年老いていってもいつまでもたくさんの夢を持ち続けることの出来る僕ら
それを忘れることがなければずっと少年のような心を持って生きていくことが出来る
そんなメッセージが込められていると感じられるこの部分が大好きなんですよね。
長く生きれば生きるほどに色んな価値観にや経験に触れたくさんの事を身に付けることが出来る私たち。
たくさんの物を得ていく代わりに幼いころに持っていた純粋な気持ちを失くしてしまいます。
この部分はその大切だった気持ちを1番真摯に真っすぐに思い出させてくれるように感じます。
どんな時に聞いてほしいか
私がこの楽曲を聞いてほしいなと感じたのは「心から笑いたい時」かなと思います。
日々の生活の中で良いことも悪いことも習慣となってしまいがちな私たち。
そんな生活を繰り返していく中でいつの間にか心から楽しいと思えることを忘れがちになってしまいます。
幼いときは毎日が新しいものとの遭遇で驚きの毎日だったかと思います。
ただ純粋に友達と遊んだりゲームをしたりたくさんの楽しいことで溢れていました。
大人になってからもそれが無くなるわけではありませんが、どこか損得勘定だったり、遠慮してしまったりと心の底から楽しいと感じることの出来る機会が少しずつ無くなってきているように感じます。
そんな時にこそ聞いてほしいのがこの楽曲だと思いました。
幼いころの何も考えずにただ真っすぐに進んでいた時の気持ち。
これを大人になった時どう捉えて生きていくのか。
上手く今の自分と重ね合わせていく事が出来ればきっと素敵なもの見えてくるのではないでしょうか。
是非ともこの楽曲を聞いて自分にとって「心の底から楽しいこと」と向き合ってみてはいかがでしょうか。
新しい自分で前に
『全力少年』がリリースされてからもう約20年!
当時は少年だった人は青年になり、青年だった人は中年になっている頃でしょうか。
大人になった今この楽曲を聞いていると自分の気持ちをまっさらにして
新しい自分で前に進んで行けるような気持ちになります。
みなさんもぜひこの楽曲を聞いて幼き頃の気持ちを思い出してみては?
(お二人ともお若いっ!!)