月旅行で破局し、月旅行ではじまる恋ってなんだ?
昔、夏目漱石が”I love you”を、「月がきれいですね」と訳したことは有名な話で、月は愛の強さを伝えるシンボルのように思えます。
それから数十年の時を経て、ついに「月旅行へ行く伴侶を募集」という最新の愛の表現方法として使われるようになりました。
令和ってすごい時代になったものです。(元号のせいではないですが。)
月に行くことの意味
私には全然想像もつかない話なので、かなりゆがんだ考え方をしてしまうのですが、”月へ一緒に行く人”=”恋人”というのは、公私の入り混じった会社の採用面接に近い感じなのかななんて感じてしまいます。
”月で1人だと寂しいから、一緒に誰か来て!来てくれる人が生涯のパートナー!”なのだとしたら、月に行く意味ってなんでしょう?
月に行くと言っても永住するわけではないし、旅行日数はたったの6日間ですよ?日本と海外の遠距離恋愛のほうが、よっぽどハードル高いのでは?
元・お相手の方とは月旅行が破局のきっかけだったと言われていますが、「私は月へは行けない」という別れの言葉の真意はなんだったのでしょうか。
「月旅行」というのは、男性にとっては一世一代の大きな夢で、他の何を横に置いても叶えたいものなのでしょう。短い日数とはいえ地球から離れるわけですから、健康面、体力面などなどの壮大な準備も必要なのだと思います。
一方で、女性は貴重な20代の時間を、そんなことには費やせないという根本的な生きる目的の違いがあったのかもしれません。
なにより、「月へは行けない」の裏側には”危ないから行かないでほしい”とか”私と一緒にいてほしい”なんていう願いも隠れていたのかな、なんて想像しちゃいますけどね。
一心不乱に夢を追う男と、将来を見据えて現実的な道を選ぶ女。
「月旅行」というスケールの大きい話だったけど、意外とありふれたすれ違いだったのかもしれませんね。
月旅行が目的のお見合いの行く末は?
月旅行のためのお見合い企画には、国内外から応募が殺到し、2万7722人の募集があったといいます!
お見合いがしたいのか、月へ行きたいのか、応募した人の真意はわかりませんが、いまの時代こんな形のマッチングができてしまうのか!とただただ驚きです。
素朴な疑問なのですが、最大の目的である2023年の「月旅行」が終わったら、この2人はどうなるのでしょうか?
次の夢を見つけたら、それに付き合ってくれる人をまた募集するのかな?
科学の進歩や時代が進むに連れて、人の価値観も表現方法も多様化してきました。どんな結末でも驚かないけど、月へ旅立った2人が本当に生涯の伴侶となったら、とても夢のある話ですね。