Full Snow Moon in Leo 2023*獅子座の満月
3月に土星が魚座に、冥王星が水瓶座に移宮します。
そのせいか2月は「嵐の前の静けさ」、もとい「嵐の前触れ」にざわめく雰囲気が漂っています。
日本時間2月6日午前3時28分、月が獅子座の場所で満月が起きました。
今回の満月は、今年最小の満月でした。つまり地球から離れているということです。写真を撮ってみましたら、確かにいつになく小さく見えました。
また、2月の満月はスノームーンと呼ばれます。アメリカ北東部を襲っている大寒波は、いかにも雪の満月らしい感じがします。
けれども、こんな寒い季節にハートを熱くさせるのが、今回の獅子座の満月です。
なんてことを書いていたら、6日朝、トルコでM7.8の大地震が起きました。
トルコとシリア、M7・8の地震で少なくとも207人死亡…負傷者も千人近くに上る (msn.com)
現地時間は6日の午前4時17分ということでした。満月の約6時間後です。
現地の映像を見ましたが、余震でも建物が倒壊しており、死傷者はさらに増えそうです。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、余震が早く収束することを願っております。
地震は、満月による月のゆらぎが影響していると思います。
でも、月はトリガーを引くだけなので、同じ規模のエネルギーがトルコ以外の場所にも別の現象として現れるでしょう。
「上と下は同じ」という宇宙法則で考えれば、小宇宙である人体にも影響が及びます。予想だにしない事件や不注意からの事故が増えます。
【水瓶座と獅子座】
私たちの顕在意識である太陽は水瓶座にあり、水瓶座は集団を意味します。
水瓶座は客観性があり、個人のエゴを排し、集団の利を尊重します。平たく言えば友情の星座です。
潜在意識の月は獅子座にあり、獅子座は個人を意味します。
獅子座はオープンハートで、ドラマティックな自己表現、個人の喜びを重視します。ヒロイックな星座です。
今回の満月は、水瓶座の集団性と獅子座の個人性のバランスを目指します。
月は獅子座16度の場所にあり、16度に対応するサビアンシンボルは「嵐の直後の陽光」または「嵐が止み、自然のすべてが輝くばかりの陽光に歓喜する」。
2週間前の新月(水瓶座1度)のサビアンシンボル「予期されなかった雷雨 」の続きのようなサビアンシンボルです。
今回のサビアンからすると、危機的な状況を私たちは乗り越えるはずです。
続く獅子座17度が今回の満月のサビアンシンボルになります。「賛美歌を歌う、教会のボランティアの聖歌隊」。
喜びを共有するとか、協力して物事を成し遂げるという意味があります。
聖歌隊は信仰を共有する共同体。ボランティアの聖歌隊なので、奉仕精神が強調されます。
対する水瓶座太陽のサビアンシンボルは「番犬が自分の主人とその持ち物を守り、見張っている」。
自分のテリトリーを守ること、自分の直感や心の声を信じる、などの意味があります。
どの星座も16度以降は、対極の星座のエネルギーが流れ込むため、獅子座は個人性が薄められ、水瓶座は個人性を意識するようになります。
この満月では、他者と協調しながら唯一無二の自分の個性も生かすというテーマが生まれるでしょう。
【獅子座満月の影響を受ける星座】
今回の満月は、2週間前の新月(1月22日)のピーク、あるいは半年前の獅子座新月(2022年7月29日)に始めたことの結果が現れる頃です。
7月29日の新月の記事を振り返ってみますと、岸田首相の誕生日だったんですね。
岸田首相は、獅子座生まれ。ネイタル(以下Nで表記)太陽は獅子座5度。
獅子座生まれは、対極の水瓶座に2020年末からトランシット(以下Tと表記)土星が入っていることと、2018年5月から牡牛座に入っているT天王星がスクエア、T山羊座冥王星がクインカンクスになるため、自分の価値観の見直しや大改革をしていかないといけない時です。
ただ獅子座は不動宮で12星座中でも王座ですので、そうそう簡単には自己改革できません。というか、したくないです。だって12星座の王様ですから。
それゆえに、宇宙からの揺さぶりも激しいはずです。
今回の満月は16度なので、岸田首相はN太陽の直撃は免れているものの、ノード軸が北が蠍座、南が牡牛座16度でパータイル(同じ度数)のTスクエアが出来ます。
また、南ノードにT天王星がコンジャンクションになり、水瓶座15度にカイロンがあるため、てんやわんやになる感じ(もうなっている)です。
そして2週間前の新月は、ウ****大統領ゼレ氏のネイタル太陽にコンジャンクションで起きました。
ゼレ氏は水瓶座生まれ。2020年末からT土星が水瓶座にやってきて「君、ちゃんとやっているかい?」と内申書をチェックされていました。
そして、牡牛座のT天王星がスクエアになり、表向き「自由を求めて」というテイで反抗を開始したわけです。水瓶座の場所にT冥王星が近づいている影響もあったでしょう。まるで冥王星は、すり寄る米国のように見えます。
しかし、先ごろ辞任した豪のアーダーン首相のように、ゼレ氏もミドルエイジクライシス(占星術で言う中年の危機の星配置)です。
ミドルエイジクライシスのときに、大きなことを成し遂げようとすることはかなり困難で、何かを犠牲にしないといけないでしょう。
今回の満月では、ゼレ氏がN月を獅子座17度、N天王星を蠍座16度に持っているため、グランドクロスに巻き込まれます。ミドルエイジクライシスでもあるので、かなりプレッシャーがあると思います。
今回の満月の影響を受ける星座の例として、獅子座の岸田首相と水瓶座のゼレ氏を取り上げましたが、牡牛座、蠍座に太陽や月がある人もなんらかの影響を受けやすいでしょう。
水瓶座、獅子座、牡牛座、蠍座の14 ~ 20 度生まれの人。誕生日では、各星座とも2日~11日ぐらいに生まれた方が該当します。
【2023年2月6日の数秘】
さて、今回の満月についてみていきましょう。まずは数秘から。
2023年2月6日の数秘は6です。6は愛と調和のエネルギー。
たとえば、6のエネルギーを形に表すと正六角形(ヘキサゴン)になります。
蜂の巣の形に似ていますね。正六角形は、各辺の長さがすべて等しく、内角も同一の120度です。
120度は、占星術ではトラインの角度です。トラインは、同じエレメントの星座同士で起きます。120度を結んでいくとグランドトライン(大三角)になります。
グランドトラインは、神の創造性=ヤキン=神の慈悲を表していると言われます。キリスト教では三位一体と言ったりします。
ここにもうひとつの逆三角形を重ね合わせると、六芒星の形になり、六芒星の中に正六角形が現れます。
ちなみに逆三角形は、ボアズ=神の峻厳を表しています。
六芒星は、神の慈悲と峻厳が調和した状態。大調和です。
その中に現れる正六角形も大調和した状態ということになります。
偶然で選んだタイトル画像の雪の結晶も六角形です。
タロットカードで表すと、6は恋人のカードです。
恋人のカードは、人と人との調和、ひとりの人間の中にある男性性と女性性の調和を意味しています。
そして、恋人のカードにも神の慈悲と峻厳が隠されています。
恋人のカードは、15悪魔のカードと同じ構図になっています。
15は一桁にすると6。15の悪魔は、6の別の姿です。6恋人が神の慈悲であるなら、15は神の峻厳です。
長くなるので解説は止めますが、この2枚のカードが教えてくれるのは、神の慈悲と峻厳はコインの裏表のようであるということ。
6のエネルギーの愛と調和が、反対に作用する時、それは支配コントロールということになります。
今回の満月には、そのようなふたつの局面がある日に起きます。
【日本の満月図】
いつも前置きが長くてすみません。日本のホロスコープを観てみましょう。日本は、6日の午前3時28分に満月です。太陽は水瓶座16度、月は獅子座16度の場所です。赤いTスクエアが目を引きますね。
太陽と月と天王星のTスクエアは、予測不可能な出来事を引き寄せます。
太陽は2ハウス。月は8ハウス。牡牛座15度の天王星と不動宮のTスクエアを形成しています。
太陽は、月がいる獅子座のルーラー、天王星は太陽がいる水瓶座のルーラー、そして月は蟹座のルーラーですが、実は牡牛座にも影響があります。
そんなふうに相手の現在地に影響を持つ天体同士が、ハードな角度になります。しかも不動宮の15度付近(エナジーポイント)を結ぶTスクエアですから巨大なエネルギーが生じ、ぐるぐると渦巻いているように感じます。
満月図では蠍座15付近に天体がありませんが、ネイタルで蠍座15度付近に太陽や月を持っている人はグランドクロスが形成されますので、大きな変化が起きる可能性があります。
では、次にマンデン読みしていきます。社会を読むときは、シビアになりますのでご了承ください。
【国内経済】
さて、2・8の満月ということは、日本のテーマは経済です。半年前の新月も経済がテーマでした。
ところが2ハウスに土星が入っているので、ああ、こりゃパッとしないなとわかります。逆の意味では、たいへん堅実です。
8ハウス月(国民)は、税負担ですね。
また月が7ハウス蟹座のルーラーであることから、日本経済に7ハウス(外交)が関係しています。って、言うまでもないですね。
フィリピンへの年間2000億円の支援することになった理由は、米国が基地を増やすことと関係あるのでしょう。
政府の部屋10ハウスは主要天体がないのに、アメリカという名前の小惑星が入っています。宇宙は、ブラックジョークが好きなようです。
「シーレーン(日本が中東から石油とガスを輸入しているルート)上にフィリピンがあるから支援せざるを得ない」と言っている擁護派もいますが、それならなぜこのタイミング?と思わなくもないです。
【防衛<費>問題】
政府は防衛じゃなく、防衛<費>が目下の課題です。
これも、太陽(国)と6ハウス(軍事)の火星のトラインが表しています。
主に税金(8ハウス)から捻出しますが、3ハウス牡羊座木星とでミニトラインが出来ています。
6ハウス火星(軍人や武器)が頂点になるミニトラインは、戦争の準備を思わせます。
木星は、この満月のチャートルーラーであり、12ハウスルーラーでもあります。この木星は、岸田首相のN太陽(獅子座5度)、N土星(射手座7度)とグランドトラインを形成します。
グランドトラインはイージーアスペクトなので、惰性で回る独楽のようになりがちですが、岸田首相にとって追い風となるか、あるいは一人でくるくる回っているか、どちらになるかという感じです。
【こどもに関する政策】
太陽は5ハウスの天王星とスクエアなので、国は斬新な(異次元の?)方針を打ち出します。5ハウスには主に娯楽の意味があります。
また出産にも関係しているので、うやむやになっている「異次元の少子化対策」に新たなアイデアが出てくるかもしれません。
それによって景気が上向くと考えられているのでしょうか。でも、税金増えます。
3ハウスに小惑星も含めて6天体も入っています。3ハウスには、情報通信、流通のほかに初等教育の意味があります。
そして、太陽と月のオポジションを調停しているのが、6ハウス双子座の火星です。6ハウスには、医療衛生、労働奉仕、軍隊の意味があります。
岸田首相からすれば「ナンデ、ミンナ文句イウンダヨー」のリスキリングなんかも含まれます。
NHKですら取り上げている。
岸田首相は、こども家庭庁 がめざす「 こどもまんなか社会 」の実現のために子育て世代、子育てに取り組んでいる世代などの意見を聞いているそうです。
令和5年2月4日 石川県及び福井県訪問等についての会見 | 総理の演説・記者会見など | 首相官邸ホームページ (kantei.go.jp)
3ハウスの金星は、保育士、または教員と見ることもできます。6ハウス(労働)の火星とのスクエアは、保育や教育環境の見直し、制度の見直しなどがありそうです。
また、金星は政府の10ハウスのルーラーなので、こども家庭庁のスタートに向けての準備だと思います。
【3ハウスの天体集合】
これだけ3ハウスに天体が多いということは、3ハウスのテーマ(流通、通信、メディア、教育、ほかに旅行、国内ビジネス)のすべてが、良い意味でも悪い意味でも活性化すると想像します。
また対極の9ハウスには主要天体が入っていませんが、9ハウスのテーマ(外国、宗教、法律、投資)も活性化すると見ていいと思います。
3ハウスのルーラーは天王星。(※プラシーダスシステムでは3ハウスルーラーは海王星かも)
天王星はテクノロジーに関係した星で5ハウスにあることから、テクノロジーを使った娯楽に注目が集まると思います。
天王星は、3ハウス魚座金星とセキスタイル。これはAIぽい感じです。たとえばChat GPTとか。
私は使用していないので、TwitterにChat GPTとのやりとりを上げている方が多いのでそれを拝見していますが、間違いも多くまだ途上という感じです。
チャットAI「ChatGPT」使い方 質問に自然な日本語で回答する言語モデル - KAI-YOU.net
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AI対話ソフト「チャットGPT」拡大 “誤り気付きにくい”指摘も | NHK | IT・ネット
天王星は、2ハウスカスプに乗った山羊座水星とトラインで、冥王星とコンジャンクションの範囲。冥王星は、3ハウス海王星とセキスタイル。
水星は、6、7、9ハウスに関係しており、たとえば、日本国内のニュースが外国に影響する。その逆もあるはずですが、国民には知らされない懸念があります。情報戦ですね。
水星と冥王星と海王星の組み合わせは、普通は思考が冴えると読むことが多いようですが、私はいつも「たくらみ」の匂いを感じます。たぶん、私だけかもですが。
【食生活への影響】
また3ハウスには流通の意味があり、気になるのは食生活への影響だと思いますが、対極の9ハウスにある天秤座のセレスが2月に入ってすぐに逆行しています。
セレスには食物生産という意味があり、逆行しているため農作物が不作になることも考えられます。
9ハウスは外国に関係する場所で、私は自己判断で「取引」「輸出入」と読んでいます。セレスは、3ハウス(国内ビジネス)木星とオポジション。
これは何を意味しているのか。たぶん、これでしょう。
高値続く卵、一部で品薄も 「物価の優等生」異変の理由 [ニュースデータウォッチ]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
肉食の時代はもう終わり? 昆虫食・培養肉の未来をジャーナリストに聞いた/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」 (msn.com)
鳥インフルが原因と言われていますが、それにしても世界中が卵不足でマヨネーズが倍近い価格になるなんて。
権利を意味するジュノー(牡羊座11度)がカイロン、ICとコンジャンクションしており、同じ度数の火星とセキスタイルです。
太陽ともセキスタイルで、ミニトラインを形成しています。MCを含めるとカイト(凧)になります。
カイトはポジティブな意味に受け取られることが多いですが、そのカイトのエネルギーを誰がどんな意図で使うかが重要です。
連合、高水準の賃上げ訴え 23年春闘で総決起集会:時事ドットコム (jiji.com)
4ハウスには準惑星エリスが入っています。4ハウスには、農業、農産物、気象の意味があります。
エリスは、ハブかれた者の存在を浮き上がらせ問題提起するエネルギーです。エリスは水星とスクエア。
鳥インフルとは別の原因で、食生活や健康を脅かすようなことがあるかも。
相変わらずネガティブな読みになってしまってスミマセン。
この満月のエネルギーは、2週間後、2月20日の魚座新月に向かってじょじょに収縮していきます。
最後に普通に星読みをします。マンデン読みとは違って、どのように星のエネルギーを活用したらいいかを考えてみます。
【個人への影響】
詳細は、各人のネイタルの位置で起きてくる事柄は違いますので、ここでは総体的な事柄になります。
今回の満月ではやはり、天王星を頂点にしたTスクエアが劇的な印象です。天王星のエネルギーは、雷のように、また盗人のようにやってきます。
トルコでは大地震が起きましたが、私たち個人個人においても比喩的として激震が走る可能性もあります。
満月は「手放し」と「浄化」のとき。天王星とのスクエアにより、それがさらに推し進められます。
人によっては強制的に手放しさせられると感じるかもしれません。おそらく各人が執着しているものに対して、働きかけがおこなわれる気がします。
満月の前に火星と金星がスクエアになっており、人間関係、家族間、とくに男女間では対立と緊張が起きやすいです。満月のタイミングでは、月が獅子座だったのでプライドも邪魔するでしょう。
満月の日の数秘が愛と調和の6であったように、愛と調和をもたらすために真反対の事柄が引き寄せられます。
しかし見方を変えれば、強制的な手放しも不調和も執着を手放すことが出来る時であり、変えられなかったことを変えるチャンスです。
今回の不動のTスクエアは、まるで六芒星の逆三角形(神の峻厳)のようですが、見えない正三角形(神の慈悲)も共にあります。
魚座11度の金星と蟹座11度の小惑星パラスがトラインになっています。パラスには調和という意味があります。
そして見えない正三角形の頂点は、蠍座11度。満月のホロスコープでは、ここには天体がありません。
サビアンシンボルは「大使館の舞踏会」(意味は、能力や勇気を発揮する、自分をランクアップする努力をする)。
私たちの顕在意識の太陽は、自己価値を示す2ハウスに入っています。
2ハウスは主に経済のハウスですが、そもそもは牡牛座の場所であり、ルーラーが金星なので「価値観」に関係します。
その対極にある8ハウスは、自己価値感が反映された場所です。潜在意識の月はその8ハウスに入っています。
上のほうに書いたサビアンシンボルや満月のテーマ、見えない正三角形を意図すると、「自分自身を磨くこと」が導き出されます。
獅子座のオープンハート、自分の欲望に正直なところ、水瓶座の客観性、協調性をブレンドして、新しい自己価値が生まれる。それは、まるで星のエネルギーを使った錬金術です。
ひとりひとりが輝いて、なおかつ調和するエネルギーは、聖歌隊の美しい調べのようでもありますね。
自分の心に正直になって、心の奥底に隠してしまった夢や欲望を取り出してひとつひとつじっくりと見てみましょう。
中にはトンデモなものもあるかもしれませんが、いきなり蓋をして元のように隠してしまうのではなく、「これは必要ない」と思えば手放し、今でも叶えたいものであれば、叶えるために何をしたらいいか考えてみましょう。
必要であれば、叶えるためのスキルを磨く。そして諦めずに、もう一度チャレンジしてみる。
16タワーの崩壊の後に17星(望徳)が生まれるように、あなたの未来が希望に輝くことをお祈りしています。
長い文章を最後までお読みくださりありがとうございました。