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深山さんのゆるみ日和 #9 空の巣症候群
気が付けば、5月。
なんと世の中は「GW(ゴールデンウィーク)」という期間らしい。
我が家は…毎年連休など関係ない生活をしているが。
(旦那の職種が福祉関係ということで、あまり連休取れない)
年頭のエッセイで、今年こそは「『筆まめな女』になりたい」と、のたまっていたが…
やはり、この発言は「世迷言」だったようで。
(詳しくは、以下のリンクから↓)
歯医者に通う話を1本書いたあと、しばらくモノカキから離れてしまっていた。
いや、仕事は忙しかった…とても。
正確には「自分の文章」を書くことから離れてしまっていた、だ。
その理由は、怒涛の3月4月の「環境の変化」である。
まず、次男が家を巣立った。
…とはいえ、同じ県内で就職したので、毎週帰ってくるのだが。
ずっと家にいたのと、たまに帰ってくるのとでは大違いだ。
そして、娘の急な進路変更。
彼女は春休みに「バリ島」へ短期留学をしたが…帰ってきたら卒業後の進路が「就職」から「留学」に変わっていた。
ま、ある程度は想定内だが。
彼女は部活も辞めて、日々アルバイトに勤しんでいる。
…楽しそうなので、これもまた良し。
つまり、何が言いたいのかというと…
子どもたちの巣立ち=空の巣症候群(本格的には来年)なのである。
わたしがHSPという気質上、人よりも極端に「環境の変化」に弱いということもあるが…
生活リズムや家庭環境が変わると、体調が悪くなったり、気分が乗らなくなったりする。
それも、結構簡単にそうなる。
そんなわけで…
仕事をこなすことで精いっぱいだったのだ。
まだ独身の頃、わたしは結構簡単に「5月病」というものに陥っていた。
これも、環境の変化に心身が付いていけなくて陥る症状だが…
小学校のクラス替え、卒業入学、引っ越し。
もっと言えば、この時期特有の寒暖差などでも、簡単に「5月病」になってしまう。
うちの母などは「おかあさんは、うつ病になんて罹っている暇がない」なんて乱暴なことを平気で言う人間なので。
子どもの頃は、多少体調が悪くても母に伝えることができなかった。
思春期の頃は「思春期だから」という、訳の分からない通説とともに受け流され。
気が付けば「5月病」とともに、大人になっていた。
このままではいけない!
…などとは、意外と思っていない。
5月さんにしてみれば、病気の代名詞に使われて可哀相なものだが、自分の気質は変わらない。
受け入れるしかないのだ。
今のわたしにできることは…
いつ「環境の変化」が訪れるのかに備え、心構えを持っておくことくらいである。
今回の空の巣症候群は、まさにそれ。
来年の、本格的な子離れに対しての「備え」なのだろう。
さて。
来年の今頃…わたしは何をのたまっているのだろうか。
今は、体調不良から再発したメニエール症状で、目眩がするのみだ。