"大崎甘奈"に想うひたむきな憧れについて
サムネイルは【ゆらゆらアクアリウム】大崎甘奈のライブ衣装より
前文
はじめまして
突然ですが皆さんは、「この作品の、この子と出会って人生が変わった」というような経験をしたことがあるでしょうか。
私はあります……が、この話題は今回のnoteとは無関係です。
もし私が大崎甘奈と出会っていなかったとしても、私の人生が大きく変わることはなかったと思います。彼女に一目惚れし、彼女を入り口としてハマったシャニマスは今や生活の一部となっていますが、それは人生に大きく作用していません。ましてや、彼女と出会う前と後で性格が変わるなんてことは微塵もありませんでした。
ですが、ひとつだけ胸を張って言えることがあります。
私は甘奈と出会えて、本当に良かったと思っています。
これから書き記すのは拙くて醜い、名もなきオタクの見るに耐えないラブレターのようなものです。読んで楽しいものではない、そもそも読んでいただけるようなものではないかもしれません。ですが、そのことを前提とした上で、どうか最後までお付き合いいただけたらそれ以上に嬉しいことはありません。
主文
数年前、友人に薦められてシャニマスを始めた時から私の目は大崎甘奈に釘付けになっていました。理由は単純、その外見や声、プロフィールに載っている上辺の情報にひかれたからです。
試行錯誤を繰り返しWINGを優勝した時、その時の私は大崎甘奈のことが本当に好きになっていました。彼女のルックスや、プロデューサーとの接し方、ファッションが好きで、甜花が好きで、家庭的なところ、そういった上辺だけの特徴に加えて……何より私は、彼女と自分が、少しだけ似ていると思ってしまっていました。
それが自己愛と既に芽吹きつつあった好きとは違うその想いが孕ませた気色の悪い幻惑に過ぎないということはわかっていました。それでも、その考えを振り切ることはできませんでした。そして、その考えが私の甘奈への好意を加速させていることもまた、偽り難い真実でした。
だから私は、最初のうちは彼女に感情移入をしながらコミュを読み進めていました。
本気の夢、ドロドロと絡みついた未来への憧れ、それと比例するように強くなって腕を捕まえる大切な今。
彼女が"誠実すぎる"が故に覚える、助けてもらうこと、愛を伝えること、本音を語ることへの恐れ、罪悪、羞恥。
そういうところに感情移入したからこそ、私は彼女のことを真正面から好きと言うことに、自信がなくなってしまいました。
当然、今でも好きという気持ちに変わりはありません。しかし、もっと大きな想いに、その気持ちが吞まれそうになっていたのです。
アイドルとしての甘奈と、プライベートでの甘奈、全てを歩んで、私の中に生まれた感情。
"憧れ"
そんな言葉が、この感情を表現するのにふさわしいと思いました。
どうしようもない未来への憧れを抱いた彼女は、それらと向き合い進んでいった。
今を諦めることも、未来を諦めることもせず
悩んで、支えられて、答えを出して、一歩を踏み出して、歩き出して
また、新たな悩みを覚えて
そうして、彼女の未来へと、彼女自身の足で進んでいく
そんなふうに進んでいく彼女は、すごく美しくて、格好良くて、愛おしくて、ただひたむきに、憧れを覚えました。
彼女を妬むでもなく、眼を背けるでもなく、自分に矛先を向けるでもなく、ただ純粋に憧れ、自分も彼女のようにしたいと考えることができたのは、他でもなく彼女、甘奈だったからです。
曲がりなりにも、自分と重ねてしまったことがあったから。すごく遠くに見える──事実、私とは比べ物にならないくらい先へ進んでいる彼女が
寄り添ってくれている
背中を、押してくれている
これまで見つめてきた、歩んできた、甘奈とのほのかに香る甘い思い出が、支えてくれている。黒い感情も、眩しい程の憧れも、全部、受け止めてくれる。
そんなふうに、思えたんです。
末文
こんな言葉数じゃ、私の拙い語彙力じゃ、この想いを言葉にすることはできないのかもしれません。
それでも、私はきっとこれからも想いを口にし続けるんだと思います。
終わりのないノートの始まりに、このありきたりな4文字を捧げます。
私は大崎甘奈さんが"だいすき"、です。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
愛を込めて bless