推しが結婚した。
推しが結婚しました。
志賀暁子の名前の由来の一部にあった、志賀玲太さん、ではなく。彼の同僚である、QuizKnockの河村拓哉さん。ひいては私にとっては志賀さんを見つけるきっかけになったコンテンツにおいて、最も尊敬する人と言っても過言ではない人。
推しは人生に何人いてもいいと思っている人間なので、彼も私の推しと呼びましょう。河村さん本人が読んでくれるわけがないと思いつつ、それでもほんの少しの希望を込めて、仮に読まれても不快にはなられたくないからこそ、今回の文章は少し真面目に、綺麗な言葉で綴ろうと思います。推しへの敬愛を込めてのつもりです。
私の推しを知らない人に向けて。
とりあえず、一番最初にこの記事と動画を見てみてほしい。
これだけで私の推しであるQuizKnock、ひいては河村拓哉さんの魅力がとりあえずざっくりとは理解出来るはず。(ちなみにこれで分かる以上に彼の魅力は深いので、ぜひ気になった人は推して下さい。)
本編
さて。河村さんと、(実は今回の結婚を機に初めて知る事になりました)パートナーになられた篠原かをりさん、本当にご結婚おめでとうございます。
河村さんが結婚されるというニュースを知ったのはTwitterのトレンドからで、少しだけTwitterを巡ってから河村さん本人からのご報告を確認しました。
私はリアコ(リアルに恋しているの略。アイドルや自分の推しに本当に恋をしているという表現)枠ではないので、結婚されたことで何か嫉妬心や不快感は一切発生しませんでした。結婚されたというニュースを見つけた時はさすがに「えぇ~~~~~~~~!?」って盛大に叫びましたが、それはQuizKnockから既婚者が出たという事実と、しかもその一番が他ならない「河村拓哉」さんであったことによる驚きだったと思います。
ご本人やパートナーの方からすれば「私達を分かった気になるな」というお話にもなってしまうかもしれませんが、動画というコンテンツの中で、少しばかり河村さんを知っていたつもりでいたのです。もちろん、全て分かっていたとは思っていません。私の見ている世界の一部で、そこに河村さんという人間が存在するという事実が分かっていたくらいです。お酒が好きな事、かなりぶっ飛んだ発想をしれっとされること、少しミステリアスなところがあること、クイズが美しい事、そして、個人的に本当に素敵で、愛おしいと思う言葉とその裏付けとなる知識や経験を持たれている事。そういうところを細やかながら知っていて、尊敬しています。
分かった気になってはいけないというのはもちろんその通りだと感じつつ、私の勝手な推測として、河村さんはあまり「生」に近くない人だと思っていました。「厭世的」な方だと勝手に少しだけ思ってしまっていました。それは今まで部分部分で語られていた過去のお話であったり、ふとした瞬間に選ばれる言葉であったり、他のメンバーと比べての活動のあり方であったり(もちろん、QuizKnockの皆様はそれぞれの方向性があるのだと感じているのですが)、そういう部分の中で。
だからこそ、今回結婚の報告を聞いて、私はQuizKnockという組織の中で、他の誰でもない「河村拓哉」という人間が、(正確に違うかもしれませんが。動画に頻繁に出るメンバーの中で)一番に『結婚』という「他者と共に生きる」という選択をされたことを本当に驚きました。と同時に「お前は何様だ」という指摘を自分自身に感じつつ、ああ、本当に河村さんがそう思えるような方に出会い、しかもそれが一方的なものではなく、相互的な物であり、その方と共に『未来』を生きるという選択をされたことが嬉しい、本当におめでたいな、心の底から幸せになってほしいなと思いました。
篠原さんという愛する人がいる事で貴方がこの先もこの世界の中で生きていくのだろうと感じられたこと、河村さんが今までに経験してきたこと、これから経験する痛ましさもある種乗り越えて、希望を持って生きるのだろうと今回の報告がそんなことを感じたので、本当に嬉しくなったのです。
私と推しである貴方は一度も会ったことはなく、ただ一方的に私が知っているだけ。
でも、私にとって貴方が生きていてくれて、動画や記事というコンテンツの上であっても貴方について知れたこと、たくさんのことを教えてくださって、楽しませてくださったことは事実でそのことに感謝しています。例え河村さんが何らかの理由で動画や記事から手を引かれて(今回、ご結婚ではそうされない旨は報告にて伺いましたが)、私が一切河村さんと関わる事が無くなっても、それはそれと腹をくくって(もちろんしばらくは寂しいですが)生きていくことは出来ますし、推しというのは「届かない存在」であることが前提なので、そういうものだと言えるかもしれません。ですが、私が一度でも推したいと思うほどに、素敵で、興味深くて、本当にかっこいい、人間として好きだと思った貴方には、私が知る、知らないは問題ではなく、この世界のどこかでは生きてほしいなと思っていました。今もそれは変わっておらず、こんなことを言うのは推しを理想化しすぎているかもしれませんが、あなたが生きているから私もこの世界を苦しい時はしばしばありつつも生きようと思う事が出来るのだと思います。
『結婚』というものへの考え方は人によって様々です。河村さんと私の結婚への考え方が一緒だとは言いません。ですが、篠原さんという人と共に生きていくことを私達ファンに教えてくださったことから、少なくとも貴方が私達を無視しないでくれていること、パートナーの方と共に生きていこうとされている覚悟を感じました。そのことが嬉しかったですし、その上でもっと河村さんを好きになりましたし、改めて推したいと思いました。
改めて、河村拓哉さん、篠原かをりさん結婚おめでとうございます。
今日も生きていてくださって、本来ならお二方の人生には直接関わっているわけではない私達に気持ちを傾けてくださって本当に嬉しかったです。
加えて。
河村さんのパートナーであられる篠原さんを今回初めて志賀は知りました。必要以上の面白半分な推測や詮索をするつもりはありませんが、この度今志賀が綴っているnoteというコンテンツで篠原さんの結婚に関する文面にも出会いましたので、その文章は読みました。
私は河村さんの言葉が元々好きでしたが、その上で篠原さんの文章にも似たような感覚を感じました。分かった気になるなと言われるかもしれませんが「これは好きになってしまう言葉を綴られる本当に素敵な人だな」と思いました。どの立場でと思いつつ、お二人は本当にお似合いだと思いました。
志賀は結婚に対してあんまりいい感情を持っていないし「したい」「したくない」の論争の前に「しない」と思っている人間ですが、それでも今回の報告を聞いて、久しぶりに「結婚っていいな」と思いました。そんな変化をもたらして下さったことにも感謝しています。
だから、河村さんのご報告の文章で私が一等好きだと思った所、篠原さんの文章で私が最も好きだと思った所をそれぞれ引用して、紹介して、このnoteは閉じます。
最後に。
私の推し、河村拓哉さんに。
また、そのパートナーでいらっしゃる篠原かをりさんに。
お二人の日々に。
また、お二人を取り巻く環境に。
どうか多くの祝福がありますように。
何の力も関わりもないただのファンとして、拙く、細やかながら祈っています。
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