6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱 DVD-BOX 高橋一生 橋爪功 本田翼

 

6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱 DVD-BOX 高橋一生 橋爪功 本田翼

あぁ、終わってしまった。この満足感と名残惜しさはやっぱり花火を見終わった後とよく似ている。『6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱 DVD-BOX』（テレビ朝日系）最終話では、星太郎（高橋一生）の花火への愛が夜風に揺れながら舞い上がった。

自分がいなくても、この子はもう大丈夫。そう思えることが、親にとっては寂しくも一番嬉しい瞬間なのかもしれない。『6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱 DVD』（テレビ朝日系）第8話では、幽霊の航（橋爪功）が星太郎（高橋一生）の前に再び現れた理由が明らかとなった。
星太郎（高橋一生）の心を見透した上で、敢えて厳しい言葉を投げかけた航（橋爪功）の威厳。その瞬間、まるで小さな子供に帰ったかのような星太郎の心もとない表情に、思わず息を呑んだ。

初回の放送で、『6秒間の軌跡』「花火を舐めるな！　俺は花火師だ！」と以前では考えられないような台詞が星太郎から飛び出したシーズン2。というのも、かつての星太郎は他力本願なところがあった。花火師である航（橋爪功）の息子として生まれ、特に反抗することもなく自身も花火師となった星太郎。周囲の顔色を伺い、流されるまま生きてきた彼は航の死後、妄想の父親を作り出してしまうほどに自分一人では心許なかった。

星太郎が火薬の配合場所への立ち入りを許した直後、ふみか（宮本茉由『6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の2番目の憂鬱 高橋一生』（テレビ朝日系）第7話では、星太郎が恐れていた事態が起きる。

    幽霊の航が再び現れたのは、未来で何か良くないことが起きようとしているのを伝えるためではないかと疑う星太郎。元々、思い込みが激しいタイプの星太郎は何度も見る細長い穴に落ちる夢や、なぜか望月家になつく野良猫などと結びつけて確信を強めていき、ついには何かあった時のために大量の備蓄を購入する。『6秒間の軌跡～ Blu-ray BOX』そんな中、望月煙火店に花火競技会へのオファーが舞い込んだ。）が行方をくらました。望月煙火店に代々伝わる火薬の配合レシピを盗まれたかもしれない。それだけでもショックなのに、花火の師匠でもある父・航から「花火師、失格だ」と叱咤され、星太郎はひどく落ち込む。