アンメット ある脳外科医の日記 Blu-ray BOX 杉咲花 若葉竜也

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アンメット ある脳外科医の日記 Blu-ray
 俳優・杉咲花が主演を務めた、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(毎週月曜 後10:00)が24日に最終回を迎えた。ミヤビ(杉咲)を支えたチームの面々も、次々とメッセージを寄せた。

  INI・尾崎匠海は、丘陵セントラル病院の研修医・風間灯織を演じた。毎朝、ミヤビに自己紹介する姿や、星前(千葉雄大)から懸命に学ぶ姿が、ドラマにさわやかな風を吹かせた。
   NIの公式Xでは、最終回放送後に「風間灯織役として尾崎匠海が出演させていただき、無事に最終話を迎えることができました!風間先生の活躍を応援してくださった皆様、ありがとうございました」と感謝。医師姿の尾崎がVサインするクランクアップショットを添えた。

2024年春ドラマのなかで、No.1の名作だと言う人が多い『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系/以下、『アンメット』)。熱狂を呼んだいちばんの理由は、さまざまな場所に向けた“リスペクト”があったから……? というわけで、本稿では『アンメット』が成功をおさめた理由をたっぷり考察していきたいと思います。

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そんな風間が、気になる相手だったのが、ミヤビと仲の良い看護師“森ちゃん”こと森陽南子で、山谷花純が演じた。山谷は自身のXに「終わってしまった。終わったんだ。私は、ちゃんと感謝を伝え切れてなくてまだ実感が湧かないの。想いはちゃんと言葉で伝えられる時に伝えないとだめですね。みんなに会いたいや。最後までご視聴頂きありがとうございました。森ちゃん大好き」と心境。さらに、Yuki Saito監督の「願わくば、いやっ、どうしても、この物語の続きを描きたいです!」という投稿をリポストし、「そう心に願う者。ここに1人」と挙手マークをつけた。

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これこそが、原作者の子鹿ゆずるさんと漫画担当の大槻閑人さんが大切にしてきたもの。直訳すると、“満たされない”という意味を持つアンメット。みんな、どこかで満たされない想いを抱えていて、それでもどうにか生きている。生きていかなければならない。今の社会は、光が当たるところに目が行きがちで、その後ろにできた影にはなかなか目を向けてもらえません。影の側に分類された人たちは、社会の隅に追いやられてしまう可能性もあります。

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だったら、どうすればその影を消すことができるのか。まずは、できた影に気づけるような人にならなければ……なんてことを、『アンメット』を観ていると考えさせられました。

原作漫画とドラマで、受け手に伝えたいメッセージの“核”が一致しているからこそ、主人公が変わったとしても(原作漫画では、三瓶先生が主人公です)、世界観を壊さずに描くことができたのだと思います。これは、ドラマの製作陣が原作にリスペクトを持っていたからこそ。

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