医龍1+2+3+4 ~Team Medical Dragon~ [豪華版] Blu-ray BOX 全巻
医龍1+2+3+4 ~Team Medical Dragon~ [豪華版] Blu-ray BOX 全巻
特発性大腿骨頭壊死症という国指定の難病に侵され、2018年3月より治療に専念するために芸能活動を無期限休業していた坂口憲二。2023年放送のドラマ「風間公親―教場0―」(フジテレビ)で待望の俳優復帰を果たしたが、ドラマへのレギュラー出演は実に9年ぶりのこと。それ以前となると、彼の代表作でもある2014年放送の「 医龍Blu-ray BOX 全巻」まで遡らなければいけない。
現在FOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」で順次無料公開中の医療ドラマ「 医龍1+2+3+4 全巻」シーズン1(2006年)。型破りな天才外科医・朝田龍太郎(坂口憲二)とその仲間たちがバチスタ手術に挑む同作で、すべてのはじまりを作ったキャラクターといえば明真大学附属病院胸部心臓外科助教授の加藤晶(稲森いずみ)だ。彼女がバチスタ論文を完成させて教授の座りたい本当の理由が明かされた第5話のエピソードを振り返る。(以下、ネタバレがあります)
時代の最先端医療とそこにある課題に向き合ってきた人気ドラマシリーズ「医龍Blu-ray」。シーズン1で描いたバチスタ手術は進化した左室形成術に変わり、シーズン2で取り上げた小児への臓器移植も現在は法改正で可能になった。さらに、シーズン3で主軸を担ったカテーテル治療はiPS細胞を活用した再生医療に向かうなど、徹底したリサーチが生み出すリアリティーと先見性が光る、骨太の医療ドラマといえる。
「医龍 Team Medical Dragon DVD」は同名人気コミックを原作にした医療ドラマ。かつて難民キャンプで世界レベルの救命医療を実践していた天才外科医・朝田龍太郎が、バチスタ手術を行うためのチームを結成。同時に、腐敗した大学病院の病巣にメスを入れ、抜群の腕を武器に権力に立ち向かっていく。
これまで医療を取り巻く状況が変わるたびにその中心に切り込んできた同シリーズが「医龍1+2+3+4 ~Team Medical Dragon~ [豪華版]」で取り上げたのは、「世界か日本か?」という壮大なテーマだ。