【血統分析】 産駒編 / デアリングタクト
~ 母系血統の考察 ~
デアリングタクトの母:デアリングバードは、1戦未勝利引退。現役時代の競争能力(レース適正)が不明なため、母系に目を向けると…
Northern Dancer(ノーザンダンサー)最良の後継種牡馬に数えられるDanzig(ダンチヒ)や大種牡馬のサンデーサイレンス、Kingmambo(キングマンボ)系を定着させた、キングカメハメハなどの名前が目白押しと!
また、根幹群種牡馬 血量情報の表からは、近代競馬の歴史上、登場する名種牡馬達(Nearco(ネアルコ):9.18%など)の血筋を豊富に抱え、繁殖牝馬として高い資質が凝縮された(良質な)母であったと推測できます。
~ 産駒の考察 ~
デアリングバードのお相手にエピファネイアを選び、誕生したデアリングタクトは、両親のサラブレッドとしての資質(遺伝力)を十二分に継承し、無敗の2冠馬となっています(2020/5/24現在)。4代血統表からは、日本の競馬に馴染みのある名前(種牡馬達)が多い!印象を受けますね(笑)
Hyperion(ハイペリオン)の血量が減少しているものの、Princequillo(プリンスキロ)の血筋の補充により、スタミナ面(距離適性)をカバーする配合となっています… ( ̄ー ̄) ニヤリッ
所感。サンデーサイレンス 4×3のクロス馬(奇跡の血量:18.75%)として、ネット上で幾つか記事を拝見しましたが、正直、サンデーサイレンスのクロスの効力(効果)が、よくわかりません… ^^;
サンデーサイレンス自身は、父として自身の競争能力を産駒へ伝えると共に
和合性の高さ(母系の血統的な持ち味を引き出す)に、定評があった種牡馬と。
サラブレッドは競走馬の遺伝的な素質を、父から40~45%、母から55~60%の割合で継承するとのことで、(現時点では)サンデーサイレンスのクロス血量の増加により、産駒の競争能力の底上げ(父系・母系のよさを融合)するような効力があるのでは(?)と、勝手に推測しています… (^-^ゞ