無名作家の嘆き4

いじめな…。
まぁ凄かったよな。中学生という多感な時期のが一番酷かったかな。
椅子系とか多かったな。体育とか移動教室から戻ると必ず椅子隠されたり、机倒されたり、廊下に出されたり。椅子画鋲とか。それをA子達が
「も〜？誰？白黒の椅子じゃね？あれ？」
とかニヤつきながら言う。自分らがやっといて…。

後、掃除時間外掃除から戻ると上履きが無くなってて必死で探したらゴミ入れに突っ込まれてて授業遅刻したり。

病気で休んで学校来た時は休んだ時にも配られる朝の小テストが机にばらまかれていてその紙に悪口をものすごい書かれてた。

（バカ！白黒学校来んな！アホ！死ね！ちびまる子の野口さんに似てる（落書きつき）はまじに似てるよ（追加）暗い。ありとあらゆる悪口オンパレード）
おまけになんか机の中もぐちゃぐゃにされとるしな。
それで反応見てクスクス笑うやろ…。やってられんし。授業も頭に入らない。これで成績上がる人は強靭やな。

まぁ一番酷かったんは給食時間前にちょっとボーッとして窓際から外眺めてたら後ろでわざと聞こえるように

「飛び降りて死んじゃえばいいのに…」クスクス。

だったねえ。あの時はマジで飛び降りて死んでやろうかと考えていてジッと地面眺めてた。
この時初めて私は「死にたい」をはっきり意識したね。
…食堂に行かなければならないのに動けなくなって教室で一人泣いた。（うちの中学は全員食堂に集められ給食を取るスタイル。でその時生徒の人数を数える）私が食堂に来ないから先生が来て流石に異変に気付かれたが。

まぁそんなこんなでその日移行は学校を休んだり保健室登校したりした。
学校が…大嫌いだったよ。勉強もどうでもよくなってた。ていうかほとんど自主勉強だから頭良くなるもないね。数学は諦めてる完全に。4点とか取ったｗ逆に凄いよな。テストも全部保健室。

親に言っても

「あんたが弱いからいじめられるんだよ！」
と言われるだけで何もかもどうでも良かった時代。誰も味方はいなかった。
弱くて何が悪いんだ。つるまなきゃタイマンしてこない卑怯な連中だ。

この頃は今の時代みたいにいじめなんか大した問題ではなくて教師も何もしなかったね。
今の時代はすぐニュースになるからね。

後修学旅行もキツかった。なまじ親が積立してるから無理やり行かされたね。やだって行ったが。先生が頭を下げに来るし仕方なく行った。バスは先生の隣やし移動中も先生の後をついてくだけで…。夜は適当な女子部屋のグループに放り込まれたが誰とも会話しなかったね。そう…旅行中は誰ともほとんどしゃべらないぼっち修学旅行だ。何にも思い出もない。常に帰りたいしか思ってなかった。すげえよな。逆に行ったのが凄えよ。ははは。

卒業式は終わってから行った。皆が帰った頃に卒業証書だけ取りに行った。
青春の字すらなかったね。男子も面白がって笑ってたし。先生や同級生の顔も名前も全員忘れた。覚えていたくない。同情と傍観と偽善しかない空間。

その後A子は家庭の事情で引っ越したと聞いた。噂ではA子んちが借金背負ってて夜逃げしたとか。でも家庭の事情で私みたいな弱くて刃向かえない奴をターゲット（ストレスのはけ口？）にしていじめてたこと絶対に許さない。結局許せないと感じるのは心狭いとかじゃないけど、もしいじめっ子があの時私に一言でも謝りにきたら私は許したと思う。それがなかったから許せない。今でも。たった一言あれば変わった…。

いじめてた方はすぐ忘れるだろうけど虐められた方が絶対に忘れないし苦しみ、トラウマとなる。いじめられる方にも問題があるとはよく言うけど…。問題って何なのか判らん。心が弱いことが問題なのか？

じゃあそれ言う奴…一回いじめられてこい…。俺なら刃向かえる、私ならはっきり言う。そういう人もいるだろうけど…1対複数人でのいじめは相当な勇者にならないと無理なんじゃない？心が鉄壁で完璧な超人だらけなの？この世は。