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無名作家の嘆き5
私は…小学生の頃から漫画を描いていて…いつか漫画家になる!とノートに毎日描いていた…。下手くそでその頃のものは焼いたが。まだ昔のものがダンボールに捨てきれずにある。
いじめっ子がクラスにも美術部にもいたという不運から…好きな部活を辞めねばならぬという…。いやそりゃ辞めるよね?顧問には特に強くは引き止められなかった。今と違い教師達はいじめは無いものとしていた。
漫画家になりたいなと強く思った。
ケタケタニヤニヤ笑う連中の顔や声に傷つき死にたいと何度も思った…。クラスの連中も傍観者であり保健室登校になると担任に言われているのか、「早くクラスに戻ろうよ」と同情から声をかける生徒はいた。絶対戻らなかったけどね。
辛くて忘れたくて漫画の世界に逃げ込んだのかもしれない。漫画の世界なら誰も私を責めない。私だけが創る世界だ。そこには自由で…だから私の生み出したキャラクター達には精一杯感情豊かに世界の中で動いて欲しい。私ができないことを君たちはやってほしい。好きな人と幸せになる話、楽しいラブコメ…。いつか誰かの目にくだらないと写っても描いたものは永遠に残る。消さない限り…。そんなことをずっと考えている奴だったな。まぁ何度か死のうとはしたが死ねない。夢を持ってる奴は死ねない。
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