逃走中を見てて「あ、これNFTと同じだわ」と思った話
逃走中ってテレビ番組ご存じですか?
広い遊園地みたいなところで、走るのがめちゃくちゃ早いハンターたちから、逃げ切れば数百万円の報酬がもらえる鬼ごっこ番組です。
これだけならただの賞金付き鬼ごっこなんですが、逃走中には「自首する」ってシステムがあるんですよね。
自首をしたら全額ではないけどそこまで逃げた時間分の賞金をもらうことができます。
つかまれば0。自首すればそこまでの賞金。
これってNFTの売買と同じだなと思いました。
ガチホ=美徳の文化
NFTプロジェクトではガチホすることで価値(値段)が上がります。
というのも叩き売りのようにズラッと並んだ商品を見たらどう思いますか?
「なんか人気がなさそうだなー」と思いますよね。
だからNFTプロジェクトはガチホする人を歓迎します。
誰も手放さないことで価値が上がります。もちろん、ほかにもNFTを持っていること自体に価値があることが前提ですが、基本的にはガチホが多いプロジェクト=良質です。
だからガチホするホルダーはいいホルダー。ダイヤモンドハンドとも呼ばれていますね。
逆にすぐ手放す人のことをペーパーハンドやフリッパーなどと呼ばれています。
ペーパーハンド=自首
WL(優先購入権)をもらって安い値段で買って、数千円の利益がでたらすぐに売る。
この行為をNFT界隈では「カッコ悪い行為」だと意識づけされてます。
もちろん、売りにだすのは自由です。短期で売り抜けて利益をだす。素晴らしいじゃないですか。
でもそれを見た界隈の人たちは「なんかカッコ悪いな」とか思うわけです。思われてしまうわけです。
すべてブロックチェーンに刻まれていますからね。
一生残ります。
これが逃走中の自首と似てるなと思いました。
逃走中の自首で炎上した人と言えばこの人。
ドランクドラゴン鈴木拓さんです。
炎上に炎上を重ね、Twitterアカウントを削除する事態にまで発展しました。
しかも2度目に出演した時もまた自首!
そして炎上。さすがですね。
でも自首することは悪いことなんでしょうか?
逃げ切れたら大きな賞金を獲得できますが、捕まればパーです。
途中で自首して、全額じゃなくてもお金が欲しい。
そう思っても仕方ないですし、自主するのは権利です。
権利として認められてるのに履行すると叩かれる…、育児休暇や有給消化と似てますね。
ガチホするかどうかを決めるのは宗教か投資か
ガチホを強制する文化はちょっと宗教チックなところもあると思ってます。
他人に強制したり勧めることは宗教、他人に勧めたりしないけど自分で信仰するだけなのはただの思想だと思います。
昨今のガチホ論争はちょっと宗教チックだなーと感じるところがあります。
インフルエンサーもそれをわかったうえで意図があって、過激にあおってるところもあるでしょうけどね。
あとはガチホするかの判断は投資的価値があるかどうか。
日本一のNFT、CNPは初期は0.001ETH(300円)でリリースされ、2時間で完売しました。
その後、半年間で3.4ETH(60万円)まで価格が上昇。なんと3400倍の価値になりました。
これを見るとNFTは長くもった方がいいんじゃないか、と思いますよね。
ガチホするか売るかは自分で考えて決めるしかない
結局、ガチホがいいのか悪いのか自分で考えて決めるしかありません。
これからはウォレットの中身をチェックされて、売ったことがあるかどうかも見られます。
自分がNFT界隈でどうやって生きていきたいのか。すべてウォレットに刻まれてしまいます。
WLで手に入れたけど、すぐにすべて売り払うような行為は、そのコミュニティからは嫌悪されるような風潮になっていくでしょうね。
NFTを売る理由がこれからは求められていきます。