初めての北アルプス2日目〜岩綾帯歩きを楽しむ
蓮華岳でコマクサの花を楽しんだ翌日、暗いうちにゴソゴソと起き出し4時前に針ノ木小屋を出発しました。
これから登る針ノ木岳のもっと先にヘッドランプの明かりがチラチラと見えています。皆さん楽しんでますね〜。
辺りはだんだんと明るくなって、雲海の上に美しい朝焼けが広がってきました。
1時間ほどで山頂に着くと、ちょうどお日さまが顔を出すところ。絶妙なタイミング〜!
振り返ると遠くの山並みも赤く染まっています。
朝焼けマジックにうっとりしてしまいましたが、今日歩くのは山をいくつも越えるロングコース。気を引き締めて出発!
針ノ木岳をあとにしたら、行く手にはスバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、新越岳、岩小屋沢岳が待ち構えています。6月初旬に立山黒部アルペンルートを訪れたとき、黒部ダムへのトンネルが赤沢岳を貫通していることを知り「いつか登ってみたいな〜」なんて思っていたら、もう実現することになりました。
そしてこのルートには大好きな岩場がたくさん。カッコいい岩が次々に現れます。
岩場のところどころで、多彩な花たちにも出会えました。
鳴沢岳を過ぎると岩場から草原へと景色が変わってきました。朝「今日もよろしく」ってお日さまに挨拶したけど、ほどほどにお願いしたかった!
容赦なく照りつける日差しを浴びながら進みます。
そんな暑さの中、ハクサンフウロが涼しげな顔で咲いていました。
そしてついに、最後のピークに到着!
正午前、種池山荘に到着すると名物のピザを求める人たちで大賑わいです。ピザも気になりつつ、時間の都合上ベンチでおにぎりを食べて出発。
これからが、このコース最大の難関ではないかと心配している下りの始まりです。
道はすぐに樹林帯に入りました。あ〜良かった!
石がゴロゴロとした登山道をひたすら下ること2時間半、ようやく扇沢駅に戻ってきました。針ノ木小屋を出てから10時間半、私の膝よく頑張ってくれたな〜。本当にお疲れさま。
たくさんの花と絶景に出会えた2日間、北アルプスの山々ありがとう!さあ、帰って温泉とビールだ!!