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念願の大崩山

雨のゴールデンウィークに突入しました。今年はずっと行きたかった宮崎県大崩山への計画を立てていましたが、3月にフライングして行ってしまいました。GWの天気予報にずらりと並ぶ傘マークに、2か月前の判断を自画自賛!遅ればせながら、楽しかった山の記憶を振り返ります。

とは言っても前泊した延岡では謎の食欲不振に陥り、夕食を食べられず不安を抱えて20時前にはホテルのベッドに潜り込みました。3月の地獄のような忙しさが祟ったか?

翌3月20日、4:30に起床してみると体調は悪くない感じ。お腹もグゥ〜と鳴っているので、コンビニのあおさの味噌汁と梅ひじきおにぎりをゆっくり食べてみると味噌汁がカラダに染みて・・うん、食べられる。

とりあえず予定通り5:30に登山口へ向けて出発。1時間後到着した祝子川登山口では問題なさそう。でも「絶対無理はしない」と心に誓って慎重に登山スタート。ずっと想いを募らせていた山へ、ついに足を踏み入れました!

奥にそびえる岩峰がカッコいい!

登山口から1時間弱で白っぽい岩が印象的な祝子川渓谷の渡渉地点にやって来ました。こんなとき必ずドボンする子どもだったので、ここはことさら慎重に・・無事向こう岸へ渡り、湧塚ルートへと進みます。

1時間おきにおやつタイムをとりながらハシゴを何箇所も登ると、眺めの良い岩峰の上にたどり着きました。この辺りは大好きな岩場が続く楽しいルート。でも山頂はまだまだ先。

山頂にはちょうど12時頃到着予定ですが、11時過ぎにはお腹が空いてきたので休憩場所を探しながら登っていくとステキな岩屋を見つけました。その前で早めのランチタイム。もうすっかり元気!

どうしたらこんな感じに積みあがっちゃうんだろ?
お昼もコンビニおにぎりで

山頂直下から昨年のGWに登った祖母山の姿が望めました。祖母山のキツいルートを登りきったこと、山頂から大崩山を眺めたことが今日につながってるな〜と、改めて祖母山に感謝!

こっちから見ると、またあっちに登りたくなって・・ループしてしまいそう

無事山頂到着しましたが木々に覆われて眺望はあまりよくありません。天候も下降気味なので一息ついたら下山を開始。来た道を引き返し、途中の分岐から坊主尾根ルートを下ります。

迫力ある枝ぶり!芽吹いたとこ見たかった~
迷彩柄のお肌がステキ

さて、最大の危険箇所へやって来ました。注意書きに従いカラビナで安全確保して慎重に、でも高度感も楽しみながら通過。

手前の看板にある「山に頼らない登山をしましょう」というお言葉。
わかったような、わからんような?

こちらのルートもはしごの連続。上りより下りの方が緊張感あります。

ちょっとイヤになるくらいはしごが続く
暗い雲がずいぶん低くなってきました

順調に下って最後の難関、再び祝子川渓谷を渡ります。

奥の茂みに下がっているテープを目指して

30分ほどで登山口に到着!いや~、下りも長かった。

帰りは少し下ったところにある祝子川温泉美人の湯に立ち寄ります。こちらの露天風呂からは大崩山を望むことができて、あ~極楽・・

山で出会った方が『大崩山Tシャツ』を着ていたので「いいですね~!」と言ったら、温泉で売っていると教えてくれました。売店にカラフルなTシャツが並んでいたので、私も記念にネイビーを購入。

延岡駅前の中華屋さんに17:00のオープンと同時に入店し、生ビールと海鮮焼きそばの夕食を美味しくいただいたら17:44発の特急にちりんシーガイアで帰路につきます。

お供は、前日少し読んでいた恩田陸ドミノ』。東京駅を舞台に繰り広げられる物語に引き込まれて一気に読み終えたけど、列車はまだ北九州。あと1時間か~。遠いよ、宮崎!

山で元気をもらう!

体調を心配しながらのスタートでしたが、歩きだしてすぐに不安は消えていました。どんなときも山はちゃんとそこにあって、下界のあれこれを忘れさせてくれる。今回は登り始めより身も心も元気になって下りてきたような気がして、山のデトックスパワーを実感。さあ、次はどの山行こっか?

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