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私の「イメージコンサルタント」の原点


 私は日頃、イメージコンサルタント、【アガスティアの葉】のアテンドを中心に活動させていただいております。


 「イメージコンサルタント」という言葉もだいぶ知られるようになったと思いますが、簡単にご紹介すると、お洋服のアドバイスやスタイリング、メイクや立ち居振る舞いなど、クライアントさんのなりたいお姿や夢を実現するために、総合的にコンサルティングを行うお仕事、という感じです。


 【アガスティアの葉】に関しましては、ここ最近では369 Miroku Mindさんがご紹介くださった動画のおかげもありまして、本当にたくさんのお問い合わせをいただいております。お問い合わせいただいている方、順次ご案内いたしておりますので今しばらくお待ちくださいませ。また、ご興味ある方は下記記事に記載されている方法にて、お問い合わせいただければ幸いです。

 さて今回は、【アガスティアの葉】ではなく、イメージコンサルタントのことを中心に、私が日頃大切にしていることなどを綴ってみようと思います。【アガスティアの葉】のアテンドにも通じるところがありますので、吉原三鈴という一人の人間のことを、本記事で少しでも知っていただけたら嬉しく思います。

■イメージコンサルタントの原点


 イメージコンサルタントになったきっかけは後述していきますが、その原点はというと、幼少期のことになります。


 実は、私の母方の祖父母は洋服屋さんを営んでおりました。そのおかげで物心ついた頃からお洋服には親しみがあり、私は幼いながらにお洋服が大好きでした。


 小さい頃から、朝起きると自分でお洋服を選んで着ていました。フリフリのお洋服を着たらなんとなく楽しい気分になれたり、ピンク色のお洋服を着たら女の子らしい雰囲気になれる。「今日の私、可愛いかも!?」と、女の子が女の子としての自分を楽しむ気持ちや感性が、幼いながらにあったんだと思います。


 着せ替え人形のように、好きな服を好きなように着てみる。お洋服を着ることを心から楽しんでいたと思います。子どもは好きなものに素直ですから、私にとってそれは、間違いなく「お洋服」でした。


 今になって振り返ってみると、これが原点なのだろうと思います。


 中学生、高校生になると、顔つきがどんどん大人になっていきます。そして同級生の間でも、ちらほら、メイクをし始める子が出てくる時期ですが、私はどちらかというとメイクは苦手でした。お洋服の魅せ方を考え、実際に着てみることに関しては感性が働いていたのですが、メイクはどうしたらよいのかがわからなくて、あまり興味を示しませんでした。


 子どもというのはある意味、幼い顔つきというだけで何でも似合うところがありますが、大人の顔になっていくにつれ、ノーメイクで綺麗なお洋服を着ていることに、だんだんと違和感を持つようになりました。周りの友人たちからも、「なんか三鈴って、もったいないよね」と言われるようになり、社会人になってからも「もったいない」の理由がわからないまま過ごしていました。


 そんなある時、ポストに投函されていたフリーペーパーを見ていて、「イメージコンサルタント」という職業を知ったのです。

■「トータルバランス」の大切さ


 最初は先生からコンサルタントを受ける、一人のクライアントでした。先生が本当にステキな方で、先生が講座を開かれる度に通っていましたが、講座を受けるうちにもっと深めたいと興味が沸き、後にイメージコンサルタントの養成コースに進みました。


 養成コースにいる間も、私は自分に自信がありませんでした。でも、ずっと「自信がない」と思い続けていても幸せになれることはないと、薄々気づいてもいました。だから、自分のことを好きだと思えるよう、コンプレックスに感じているところを克服するために、最初は半ば強制的に外見を変えるところから取り組みました。それまでの私は、「キレイなお洋服を身に着けている」状態がただ好きでお洋服を着ていたのですが、自分で自分を好きでいるための手段として、服装や髪型、メイクに取り組んだのです。


 ここで得た大きな学びの一つは、「人の魅力はトータルバランスなんだ」ということでした。


 ファッションだけ頑張ってもダメ。
 ブランド物だけでかためたらいいというものでもない。
 メイクは綺麗でも髪がボサボサでは台無しになる。


 お洋服、メイク、髪、アクセサリー…「魅力的な人は、すべてのバランスが取れているんだ」という気づきと共に、私自身の外見も激変していきました。自分でもわかるほどの変化を遂げ、その変化は、ビフォーアフターの写真をお見せすると必ず、「別人ですよね?」と言われ驚かれるほどでした。


 でもしばらくすると、「“華やかな人”って印象にはなったけれど、なんかとっつきにくい感じ…」と、ここでまた、自分自身のギャップに気づいたのです。


 そのギャップの正体は、「外見と内面の乖離」にありました。


 たとえば、私の内面にある「真面目さ」という一面と、外見の「華やかさ」の乖離に違和感を憶えたのです。外見と内面のギャップは、意外性という意味合いにおいて時に魅力的に映ることももちろんありますが、その乖離が大きいと苦しくなってしまうこともあります。


 「お洋服やメイクなどの外見のバランスを考えてきたけれど、外見と内面の総合的なバランスが大切なんだ」と次第に思うようになり、それからは、表情や立ち居振る舞い、姿勢や言葉遣いなども意識し、学びの範囲を広げていきました。


 人が持っている「愛や優しさ」という内面にある素晴らしさを、外見にも反映し表現していかなければ、それは意図しないギャップとなってしまい、人と人との付き合いの中で無意味な誤解を生じることもある。外見と内面のギャップは些細なことのように思えて、実は人生に影響を与えているのではないか。


 学びを深めるにつれ自ずと、「自分の個性が誤解されないような(内面とのギャップが生じないような)外見の作り方」に興味を持つようになっていきました。


 このようなプロセスもあり、私自身もさまざまなことに取り組みました。たとえば、ブログで毎日、日々感じたことなどを発信するようにしました。なぜなら、外見や目に見える活動だけで「吉原三鈴」という一人の人間をイメージさせてしまうのではなく、それこそ「誤解されない」ためには、内面を知っていただく努力も必要だと思ったからです。


 内面というのは表現しようとしなければ知っていただくことはできません。考えや価値観などは特にそうですよね。身近にいる人でさえ、深く話し合ってみて初めて、「そんなふうに考えていたんだ!」と驚くことは多々あります。ですから、素直に自分が感じていることを発信することを心がけるようになりました。


 続けていると、最初に感じていた自分自身に対するギャップもだんだんと解消され、私の想いに共鳴してくださる方とのご縁をいただくことも増えていきました。


 私自身の経験、そしてサポートさせていただいた方々を見ていて、人の内面の魅力を自然に外見に反映させること…つまり、「外見と内面のトータルバランスをとること」は、その人の人生を輝かせていけるという、一つの結論に至りました。


 トータルバランスを目指すためのポイントというのは、人それぞれ、千差万別で存在しています。たとえば、「メイクに関しては面倒くさがりだけど、ここだけ気をつけてメイクしてみて」、「話すときの速度に気をつけたら、聞いている方も受け取りやすくなりますよ」など、外見に関することに限らず、立ち居振る舞いなども含めて、押さえるポイントというのは人によって異なります。


 自分が変わってきたからこそ、「この人、すごく良いものを持っているのに、もったいない!」と感じるセンサーが鋭くなったようで、人の魅力の原石のようなものを見つけるのは得意なほうだと思います。そうやって、「この人に必要なものって何だろう?」と考え、皆さんそれぞれが輝くスイッチを見つけて押すのが、私は好きなんだと思います。


 申し上げてきたように、トータルバランスのポイントは人それぞれです。確かにそうなのですが、このお仕事をしていて痛感するのは、どんな人にとっても最強の輝きをもたらしてくれるのは、やはり「笑顔」です。


 私が「トータルバランスがとれている」と思うときとは、言い換えれば「その人の持つ外見、内面も含めたすべてのものが一つに繋がっている」と感じるときです。少し抽象的ですが、この感覚を憶えたときのその人の笑顔は、本当に輝いています。


 皆さんに教えていただくことばかりで、もう20年ほどこのお仕事に携わっていますが、その瞬間を垣間見るときはいつも、「ああ、本当に人って、こんなにも輝けるんだな」と、今でもつい嬉しくなります。

 BLANCLOCHEブランクロシェ 吉原三鈴


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