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『君だけがいない夏』コンセプトライブのはなし


2024.09.29  新宿DHNoA 「君だけがいない夏」コンセプトライブ

「まるで長い夢から覚めたようだ。」
*Lunaさんのライブを見終わった後の一番の感想です。

これまでの長い年月、『君だけがいない夏』の物語の無限ループに囚われていた私は、このライブのおかげで、ようやくそのループから抜け出し、True Endを迎えたかのような錯覚を覚えました。

2018年に『8.32』という曲と出会って以来、何度も何度も『君だけがいない夏』のアルバムを繰り返し聴き、その悲しみ、美しさ、苦さを含みながらも希望に満ちた物語を、少なくとも百回以上も聴いてきました。普段は聴いている時に、自分がその夏のループに囚われていることに全然気づいていませんでしたが(僕らの夏はまた巡っている(錯乱))、ライブでアルバムの最後の隠し曲『夏の果て』を聴いた瞬間、この物語の「果て」にたどり着いた感覚を得ました。まるで映画がついに本当の結末を迎えたように、「そらくん」と「ひまりちゃん」がそれぞれの未来へと進む姿が目に浮かびます。ライブが終わってから、改めて『RE: 君だけがいない夏』を聴くと、感覚も変わりました。それは、私にとって、この物語は本当に終わったからです。

私が最も好きな音楽アーティストが、私の一番好きなアルバム(の一つ)をテーマにしたコンセプトライブということで、この特別な意味を持つ「0thライブ」にあたる*Lunaさんの初公演を祝うために、スタンド花の企画を実施しました。初めてのスタンド花の注文だったため、いくつかのトラブルに見舞われ、花屋との確認や交渉にかなりの労力を費やしましたが、最終的には仕上がりもまずまずで、雰囲気を盛り上げ、気持ちを伝えるという目的は果たせたと思います。ここで改めて、企画に参加してくれた中国のファンの皆さん、そしてイラストを担当してくださった安夏先生に心から感謝いたします!正直なところ、大型ライブで様々な華やかなスタンド花を用意する達人たちには本当に感服します。デザインからイラスト制作、そして花屋との交渉に至るまで、私の今回の何倍もの時間とお金をかけていることでしょう。次回の*Lunaのライブでは、さらに素晴らしいものを用意します!

夏の雰囲気が満載で、ひまりちゃんにぴったりなひまわりのスタンド花
参加者リスト
メモリアルチケット(うちの家宝)

さて、今回のライブですが、『RE: 君だけがいない夏』全曲→アンコール→『Ours』→『夏が僕らを呼ぶのなら』(あの夏2024)という完璧なセットリストでした。メモリアルチケットを持っていたので、簡単に前方の席を確保できました(でも、会場が小さいので、どこにいても大差がないと思います)。開演前は波の音と蝉の鳴き声が流れ、夏の雰囲気が漂っていました。そして『RE君夏』各曲が始まる前にはひまりちゃんの独白がありました(恐らく*Lunaのるあさんが声を担当していると思います)。ボーカルはわかばやしさんで、ライブでは非常に安定していて、YouTubeのカバーバージョンよりもはるかに素晴らしく歌い上げました。100点満点で10000点を付けたいくらいです!

物語のクライマックスである『8.32』では、みんなでサビの最後の部分を一緒に叫び、魂が解放されたように感じました。本当に作曲が天才的で、魂に響く音の余韻があり、どうやったらこんなに感情が交差しながらも澄み切った曲が書けるのかと感嘆せざるを得ません。実はライブが始まる数週間前から、*Lunaのライブを想像するだけで涙がこぼれそうになっていました。元々『8.32』の時に涙が決壊するだろうと思っていましたが、実際に涙が止まらなかったのは『さよならの朝』の時でした。おそらく『8.32』は全力で走りながら叫ぶで、『さよならの朝』は別れの泣き叫ぶだからかもしれません。もし私の記憶が間違っていなければ、現場の『さよならの朝』では、わかばやしさんとひまりちゃんが一緒に合唱している部分があり、本当に反則で、涙が止まりませんでした。

そういえば、『RE君夏』の中で『さよならの朝』のリミックスでは、最後のアウトロが特に強調されていて、感情が倍増し、その部分では本当に泣き崩れてしまいました(泣けるところが多すぎるー)。これは新しいアルバムの中で一番好きなリミックスで、その後も『夏の果て』までずっと泣き続けました。涙の一因は物語そのものの感動ですが、もっと大きな理由は『8.32』と出会ってから、ずっと*Lunaさんの曲を聴いてきた7年間の青春が蘇り、これまでの*Lunaへの愛が一気に爆発したことです。そして、自分がこの瞬間、ここにいることに対して言葉にできないほどの幸運と幸福を感じました。

「私は今、世界で一番幸せな人になりました!!!」

泣いた後は*Lunaのなみさんが雰囲気を変えてくれて、君夏クイズ(君夏学1級検定)まで用意していました。問題を挙げておきます:

  1. 『君夏』のヒロインの名前は?

  2. 『君夏』の主人公の名前は?

  3. 『エテルノーブ』の意味は?

  4. 『エテルノーブ』の仮タイトルは?

  5. 『私だけいない夏』には『8.32』の歌詞がどれくらい引用されている?

  6. 『私だけいない夏』には何回猫の鳴き声が含まれている?

会場でのクイズは4択の選択式でした。1、2、3問目は中国のファンクラブで事前に考察済みのサービス問題でした。4問目は今まで一度も公開されたことがなく、5、6問目のような数を数える問題は、資料なしではほぼ解けません。興味がある方はぜひ自分で挑戦してみてください!

雰囲気が変わった後、アンコールが始まり、最初に『Ours』が流れました (これは予想していませんでした)。夏を叫ぶ曲で、会場の盛り上がりが最高潮に達し、最後は『夏が僕らを呼ぶのなら』で完璧に締めくくられました。Perfect Summer!最高の夏をくださって、ありがとう!!!!!

最後に新情報として、「*Lunaちゃん」と「1月のワンマンライブ」を発表されました。*Lunaちゃんはなんと、藤ちょこ先生に描いてもらいました(おむたつ先生ではなかったのかよ)。こんな大物のイラストレーターに看板キャラクターを描いてもらったとは、*Lunaさんの今の成長に感嘆せざるを得ません。普通のボカロPだった頃からのファンとして、今の飛躍ぶりを目の当たりにして、ついに古参ファンのような感情を味わいました。まるで自分の子供が成長していくのを見守るかのように感動しています。きっと私は一生、*Lunaのファンであり続けるでしょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
では、1月のライブでまたお会いしましょう!!!

P.S.  ねんねさんをゲストにお迎えし、『イノセント』(私にとって特別な意味を持つ一番好きな曲)を歌っていただくのが私の夢です!何でもしますから、どうかお願いいたします!!!