ご近所さんとの交流
先日、といっても少し前のこと。
会社帰りに2軒先のご近所さん(Mさんとする)と会話をした。
『今度ゆっくりお茶しにおいで。』と言われていたが、なかなかその機会がなかった。
今日、会社帰りにお家を見たら在宅しているのが分かったので、お声かけした。
メロンを届けたかったのだ。
購入したメロンの最後のひとつが食べ頃を迎えていた。
聞いてみると、貰ってくださるとのことでお皿を借りお持ちした。
メロンを渡した後、お暇しようとすると、庭のブルーベリーを摘んでいいとおっしゃっるから、嬉々として積んでいたら、
『◯◯◯ちゃん、ビール飲んで行かない?』と言われた。
毎日晩酌をされているらしい。
以前、私はお酒は嗜むがビールは苦手だった。
が、このところ飲めるようになってきたのでお邪魔した。
母のことや、Mさんのご家族やら趣味の話で盛り上がり、1時間半くらいあっという間に経過してしまった。
Mさんは、私の母より2つ上。
家と同じで娘と息子がいる。
私の母とお茶をしたり、文学のことや色々話すのが楽しくてまた話したいと言ってくださった。
またMさんは美術館もお好きで、他にも好きなものが同じな共通項が多々あった。
Mさんから『◯◯◯ちゃんは、小さな頃から利発で、今もお母さんの面倒を見て偉いわねえ。』なんて褒めてくださる。
私のことを子供の頃から知ってくれていて、本当に何十年ぶりかにゆっくりお話しをしたのだった。
帰り際、ビールを半ダース持たせてくれた。
まさにエビで鯛を釣る状態。
改めてお礼をしたいなと思う。
まだまだメロンがあるので、再び同級生にLINEをしたら取りに来た。
こんなことは赴任先ではなかったことで、余所者感が心地よかった空気と(私のことを誰も知らない解放感)と、朝通勤時に誰かと会えば『行ってらっしゃい〜』と挨拶する地元の空気。
その両方の心地よさを私は知っている。
戻ると父は案の定不機嫌だったが、
母にMさんの話をして、穏やかな時を過ごす。
それが良かったのか、母の動きも今日はスムーズで、夜のトイレも洗面も比較的滞りなく終えることができた。
また晩酌しましょう!
という約束。
趣味が似ており、Mさんは冗談で『家の子になりなさいよ。』なんておっしゃっていた。
ちょっとしたひとときでとてもリフレッシュできた。
私には実の母以外に仲良しのお母さんが2人いるが、3人目のお母さんができたような気がした。
仕事でヘビーなことがあったけれど、この交流ですっかり忘れていた。
私は幸せ者だと思った。
Mさん、ありがとうございました。
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