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『頑張って』に替わる言葉
ある時、
『頑張ったらダメだよ、顔晴れ、ならいいけどね。』
と聞いた。
さいとうひとりさんが誰だったか思い出せない。
誰が考えた言葉かも分からない。
『顔が晴れる』という、がんばる。
それを聞いた時、ハッとした。
『頑張って』とか
『頑張る』って、
頑なに張っている状態なんだ。
『頑な』と『緩んだ』状態だったら、緩んだ状態の方が心身に良さそうである。
気になって調べたら、
今回は一般紙やスポーツ紙、ビジネス誌などで確認できた、70点ほどの代表的使用例を収集、分析。その結果、「顔晴る」が紙上に表れ始めるのは、2000年代中頃だとわかりました。
そんな昔から?
それは知らなかった。
がんば・る【顔晴る】
〈一生懸命努力・我慢する、という意味の「頑張る」を書き換えた造語。晴れ晴れと笑い、明るく困難に立ち向かうイメージを、より強めている〉
・「厳しいときこそ、笑って―ろう」
・「―れば、必ず結果はついてくる」
明るく困難に立ち向かう。。。
がんばったら、必ず結果はついてくるとは限らないと思う。
(この言葉で、皆んながんばってしまうのだろうな。)
最近思うのは、がんばる方向を誤ると結果も出ないし、そもそも幸せじゃないということ。
私はどうしたいかと言えば、困難には、
立ち向かわず(戦わない)、
受け流したい。
北斗の拳の羅王とトキの戦いだったか(古い)、トキは病んだ体でも羅王の攻撃を受け流しかわしていた、そんなイメージ。
まともに受けてどうこうするのではなくて、
うまくかわせたら、流せたらいいなと最近思う。
真正面からどーんと受けずに、
ひらりと身をかわして、避けたい。
仕事人間だった頃、
なぜ気づかなかったのかなあと思う。
とにかく山積する仕事を
やりきって、さらにプラスの仕事をと、まさに 頑張って いた。
真正面から受け止めようとして、踏ん張っていた。
当然体はガチガチ。
心も緊張で張り詰めていたと思う。
今も仕事中、臨戦態勢になっているのだと思う。
だから、ガチガチになるのだ。
フローな状態でリラックスして仕事に臨めばこんなに疲れないのにって、
頭では分かる
のだけれど、うまくいかない。
一昨日、鹿児島でお世話になった方から、動画が来た。
見る時間が取れなくて今朝見た。
そこで話されていた先生の本を知る。
(紹介されていたのはこの本ではなかったが他のも面白そうだった。)
Kindle Unlimitedで読めるので、これから読みたい。
動画の内容は、魂の話だったり、天皇様のお話だったり、面白かったが、意外だったのは、東大の先生がこんな話をされているということ。
話が逸れてしまったが、
最近周りの友達も疲れている人が多い。
子供の受験や仕事や、親のこと、自分の不調などなど。
そんな時に、
『あと1日頑張るね』
『今日1日頑張れば、』とか
LINEに書いてあると、
『頑張って』以外の返しをしたいけど迷ってしまう。
もう、皆んな十分頑張ってる。
私以上に頑張っている友達に、
『頑張って』って言いたくない私。
顔晴れ、も漢字は違うけれど、
発音が『がんばれ』だ。
『頑張らなくていいよ』というのも違う気がする。
そうはいかないから困るのよ、という気持ちになる。
無理をせず過ごしてもらいたい。
頑張ると思う時点で、もう負担がかかってる。
学校を卒業してから、
何十年もまとまった長い休みないものね。
3年働いたら1年休む、いや半年でもいい(笑)。
そんな感じで休みながら働けたらいいのに。
また話が逸れてきた。
『頑張る』『頑張って』に替わる言葉。
何かしっくりくるものを探したい。
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