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夏の終わりの始まり〜夏から秋へ(北海道)


朝目が覚めて、暑くないことに気づく。

むしろ、ひんやりしている。 

ふと、『夏が終わるんだ』という少し寂しいような何とも言えない感情が心に湧いた。

また暑さが戻ったりして、9月は残暑もあると思う。

けれど、北海道に行く数日前くらいから、夜に聞こえてくる虫の音が秋の音になっているのに気付いたし、雲ももくもくした夏の雲から、時に秋みたいな雲が交じり、少しずつ少しずつ秋の足音は近づいてきていた。

秋が来た。
というより、夏が終わる。
それが、私の中では今朝だった。

完全に終わると言うより、夏の終わりが始まるというか、リレーだと最後の走者にバトンが渡されたような感覚。

昔から、この夏の終わりが始まる季節は好きだった。

この夏の1番の思い出はやはり数年ぶりに叶った北海道旅行。


タイトル画像は、尻別川のカヌーの上から後方羊蹄山(しりべしやま)を撮った写真。


カヌーを進行方向から、くるりと反転させ、振り返りながら撮った1枚。

夏を振り返る今の気持ちに、何となくフィットした。

カヌーからの後方羊蹄山の空は少し秋らしい。
北海道はお盆を過ぎたら、もう秋の気配だから。

カヌー前日の後方羊蹄山
同じくカヌー前日の真狩村からの後方羊蹄山


北海道でも1日でこんなに雰囲気が変わる。

こんな風に季節の移ろいを感じられる時間が好き。

8月29日の朝。
夏の終わりの始まりを感じた日。

秋の終わりを感じる季節の移ろい日はいつだろうか。

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