自ら命を断つ心理が、理解できない私は幸せなんだと思った話
昨年12月。
友達からとてもショックな話を聞いた。
友達には子供が2人いる。
下の子が21歳の男の子。
その下の子の同級生の話。
その子のお母様がご近所トラブルで精神的に追い詰められて、電車に飛び込み亡くなる。
その時点で悲しい話が苦手な私は心が締め付けられた。
その事で自分を責めた旦那様(その子にはお父様)が、精神的に不安定になり、病院を入退院し、仕事も辞められ、ある日自宅で首をくくられ、帰らぬ人になった。
それを息子さんが発見したという。
なんてことだ!
21歳の子の学費のこととか、困らないように全部遺書に書かれていたらしい。
詳細不明なれど、ご近所さんがこのご夫妻を死に追いやった原因を作ったと思う。
聞いた後、とてもショックだし、こんな酷いことがあっていいのかと思った。
友達の子供は、その同級生を気にかけて、とにかく彼を1人にする時間を減らそうと家にいったりしているとのこと。
どんなトラブルか分からないけれど何で死なないといけなかったのかなぁ。
ご近所とうまく行かなくても、そこだけが世界じゃないのに。
(病んでしまったら、そういう判断ができないと思うけれど。)
お母さん、ひとりっ子の子供を置いて逝けるの?
お父さん、そんな亡くなった後のことを遺書に書くくらいなら、生きていて欲しかった。
その子も、そんなトラブルがあった場所に一人住み続けるのだろうか。
辛いよね。
想像力豊かな私は、今もその子が一人でご飯を食べている姿とか、お父様の死を目の当たりにした時どんな恐怖だったかとか想像するだけで辛い。
すぐドラマや映画でも泣くので(なので人と一緒には見れない)、亡きSは『フィクションだから(大丈夫)』と私が泣かないように?よく言っていた。
ご両親は残された子供のことを考えられないくらい追い詰められていたのだろう。
でも。。。
ご両親のことがこれからのその子の精神状態や、就職活動やその子の将来に影響したらどうするのか、など考えなかったの?!
私は子供はいないが、我が子がこういうバックボーンの方と結婚すると言ってきたらやはり心配になる。
自殺は遺伝するのか。とかも気になってしまうだろう。
世の中そうじゃない人が多いことを望むが、私は気になってしまう。
バックボーンはなるべく単純明快で複雑じゃない人の方がいいと感じてしまう。
親は選べない。その子供に全く責任はない。
そんなことを考えたらいけないと頭では分かるけれど。
実際自分の娘の相手がそうだったら手放しでは喜べない。
でも。
たまたま。たまたま。
私だって今時点まで、そんな悲劇に見舞われなかったからだけかもしれないのだ。
自ら命を断つことは、したくはないと思う、誰しも。
でも、
『その道を選ぶしかない』ところまで追い詰められてしまって、引き返せない人もいるんだろう。
私はその道は決して選ばない。
死ぬ方が怖いから。
(寿命は仕方がない。)
自殺という言葉通り(最近、自死という方が多い?)、人を殺すという行動が怖くて無理。
睡眠薬にしたって、死にきれなかったら最悪だし。
今まで、どんなに辛くても死にたいと思ったことは1ミリ足りともない。
大好きな大切なSが急逝した時も、絶望のどん底だったし、
どうしたらいいか分からなかったし。
でも『後を追うのは違う』と、私の中のどこかは分かってた。
(後を追っても、必ず会えるかは死んだことがないから分からないし。)
自らの命を断つ心理が分からないって、幸せなことなんだ。
そう思う。
長時間労働とパワハラで仕事がきつかった時も、
『メンタルを病んで死ぬくらいなら会社を辞めればいい』と思っていた。
死んでまでする仕事なんてない。
ご近所トラブルに見舞われたら、どうするかしら。
死ぬくらいなら引っ越す!
住む場所も一つじゃない。
また行った先で何かされたらまた引っ越せばいい。
再び、でも。
自ら命を絶ったことは責められない。
他人には決して分からないことなんだと思う。
だから亡くなったご両親を責めたくはない。
ただただ残された人のことを
考えて欲しかった。。。
あまりにもショックなこの話。
普通に
周りに恵まれて
暮らせることが
どれだけありがたいことか。
改めて、感謝。
そしてこれからの私へ。
(そもそも、そんな不幸は私にはやってこない。そんなシナリオは決めてきていない。と書いておく。)
仮に、あくまで仮に、本当に仮に(しつこい。が、マイナスなことは書きたくないのである。)
死ぬほど辛いことがあったとしても、
逃げていい。
死は選ばないこと!
この2つを肝に銘じておいてほしい。
そう私に言いたい。
周りの大切な人にも。
全くそのご家族を知らない他人の私だけど、
亡くなられたご両親の御冥福と、
その子の未来がこれからも明るく続くことを祈ります。
なんだか眠れなくて、下書きにあったこれを投稿する。