踏みとどまった買い物と円が弱くなった悲しい日本
美容院の後、ランチのお店の前に鳩居堂に寄る。
そこではハガキとスタンプ用のインクとスタンプを購入。
やはり手ぶらでは帰れない。
そこで、京都の鳩居堂で踏みとどまったフェイラーとのコラボバッグを見て少し悩む。
危うく買いかけたが再び踏みとどまった!
もともとそこまで、フェイラー好きではないし、バッグの色もピンクはどうかなぁ?と冷静になった私。
偉いぞ👏
そこから遡ること数時間前。
朝、日本橋の丸善に立ち寄った。
地下の文房具売り場に行くと、ずっと入荷のなかったガラスペンが入っている!
一昨日入って、昨日から店頭に出たらしい。
クリームソーダは持っている。
レモンスカッシュ(黄色)を買うべく在庫の2本を見せていただくが、個体差があり両方これ!っていう要素はなく、むしろマイナスが気になる点が多く、今回は買わなかった。
そして。
美容院のついでに、ネックレスの留め金を見てもらいたくて、お店に寄るも、予約をしないと入れない。
待つ場合、1時間半待ち!
どの店舗も大変らしい。
一体、何事かと思えば。
円安で、旅行代を払っても日本で買う方が安いと外国の方が殺到しているらしい。
お金があるなら自国で買いなさい。
(私は買い物目的で外国に行ったことはない。)
と思ったが、、、
私は学生で恩恵は受けられなかったが、その昔ヨーロッパに日本人が押しかけて、ブランドを買い漁ったその逆の現象なわけだ。
フランスやローマのハイブランドのブティックで、冷ややかな目で見られていた日本人達を思い出した。
卒業旅行はロンドン、ローマ、パリを周った。『ブランドの袋を持っていない日本人は珍しい』と言われた記憶がよみがえる。
私はその頃から美術館三昧をしていた。
大英博物館やナショナルギャラリー、もちろんルーブルにオルセー、システィーナ礼拝堂、ウフィツィ美術館などなど。
嗚呼!また同じ旅をしたい。
当時はユーロもなく、ポンド→リラ→フランと両替をして旅をしていた。
バブルがその前の年に弾けた。
就職活動は困難を極めた。
大学3年の秋に学長に言われた『皆様、バブルが弾けました。』の一言は未だに忘れられない。
卒業旅行の時に、ブランドを買っていた人達は、バブルの恩恵を受けた最後の人達だったのだと大人になり思う。
今は、円安の影響で一流ホテルのスイートも外国の方には安いらしく、コロナも落ち着き、今は外国勢がすごい。
確かに銀座も、外国の方が本当に多い。
そのうち、日本が植民地になったらどうしようかと思う。
経済大国だった日本も、今やG7で国内総生産は最下位。
バブル崩壊後、頑張って必死に働いてきたんだけど、私達の責任なんだろうか。
そう思うと悲しい。
美容院のついでに、ぶらぶらした銀座は、コロナ前のように外国の人々で賑わって活気を取り戻していたけれど、日本人はどうなんだろう。
とにかく、来年から、日本が少しでも復活して、昔みたく元気になるといい。
そんなことを思う年末。
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(追伸)
お昼はお手軽フレンチ。
シャンパーニュからの赤ワイン。
明日は天気が今ひとつらしい。
とりあえずお正月のかずのこ第二弾を仕込んで、あとは適当に家事をこなす予定。
あと1日で1年が終わるなんて、全くピンとこない。
年明けより年の暮れが好きなのでゆっくり味わいたい。
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