プロ意識が支える空の安全
今回のJAL機の事故。
近所の弟の幼馴染で今私も仲良くしている子がJALのCAをしているので、慌ててLINEを遡った。
乗っていたらとドキドキした。
とりあえず彼女のフライトはその前の日の夜に終わっており、かの便にはアサインされてなくてホッとした。
日頃から彼女の学ぶ姿勢を尊敬していた。
CAさんのフライトの準備、日頃の訓練、本当にものすごい努力をしている。
彼女は、日頃の業務に加え、手話やフランス語の勉強もしている。
お客様への快適な空の旅を提供し、
そして、『安全とは命を守ること』といつも言っている。
ネットで話題の90秒で脱出の訓練は毎年誕生月に受けるそうだ。
一昨年この訓練のことを聞いて、大変だなと思った。
飛行機の機体も異なるから、覚えることは多岐にわたる。
今回も、
「機内アナウンスシステム不作動のため乗務員はメガフォンと肉声で案内実施。
安全に脱出できる出口客室乗務員判断し3箇所の非常脱出口から脱出した」(広報の情報)とのことで、
メガホン📣で混乱の中乗客を誘導することがどれだけ大変なのかと想像に難くない。
彼女曰く、パニックコントロールが重要だとのこと。
乗客がパニックに陥らないようにすることが重要なのだ。
どんな事態でも指示が下りるまでは乗務員に従ってもらいたいから、
『今回の件で乗務員の指示に従うことは如何に重要か理解されると良いなと思う。』と彼女は言う。
最近はカスハラも多いし、
機内安全阻害行為、暴力、暴言も多いそうで、
今回の件で少しでもそういう行為が減ると良いなと思う。
プロ意識の塊の彼女に、『次のフライト怖くない?』と聞いたら、
『怖くない!』ときっぱり。
『むしろ、自分の知識をリマインドして、自分だったらどうするか勉強して、絶対命を守ると改めて誓う!』
と返信が来た。
すごい、さすがMちゃん。
プロ意識の塊だ。
このJALの決意は、安全憲章で全員が胸からぶら下げていると言う。
稲森フィロソフィーの利他の精神も彼女にしっかり根付いている。
これが今回の海外から賞賛される全員脱出に繋がったと思う。
普段ANA利用だけれど、彼女の話を聞くたびにJALも乗ってみたいと思う。
命が助かっただけでもすごいのに、Mちゃんは『お客様の荷物が、そして飛行機が燃えるのを見て涙が出た』と。
とにかく海保の5名の方は残念で仕方ないが改めてJAL側だけでも亡くなる方がいなくて本当に良かった。
彼女のようなプロ意識に支えられて空の安全が保たれていることに、改めて感謝したい。
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