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箪笥の肥やし、再び。一眼レフのこと。


昔から一眼レフが欲しいなと思っていた。

やっぱり欲しいものはすぐ買った方がいい。
その方が長く使える。

『使いこなせないかも』なんて思って買うまでに結構時間がかかった。

今は亡きSと一緒に買いに行った。

Sは言った。
『重たいから、ミラーレスでいいんじゃないの?』

『ミラーレスにして、やっぱり一眼レフが良かった、ってなるとまた買わないといけないし。』
という私。

(Sはいつも正しく、重くてご無沙汰にしてしまったのだ。)

お店の人にも要望を伝えていろいろ迷った。

結果その時に購入したのがこちら。

Canon EOS70D

本当はこれよりもう少し良い?ものと迷ったがそれはもっと重たかった。

まず、NikonかCanonで迷い、あとは当時山に登っていたから、登山に適したもので富士フイルムのものも候補だった。

買ったのは10年くらい前だから今の一眼レフ事情は分からない。

迷った挙句、Canonになった。

長く使えるし、使うつもりだったから『それなり』のものを買いたかった。

Sは正しく、やっぱり重たくて。
近所で花の写真を撮るくらいならいいのだが、出かけた時はいつも撮る時以外は彼に持ってもらった。

カメラマンにアシスタントがいるのが分かる気がした。

アシスタントSが居なくなってから、山も行かないし、重たいしで一眼レフは箪笥の肥やしとなった。

この春。
また写真を撮りたくなった。

望遠で撮った蓮
望遠レンズがなかったら撮れなかった
同じ夏の蓮
唐松岳から見た山荘
これも望遠レンズがなかったら
撮れなかった1枚
多分ピントずれてる
Sと彼の家族と登った最後の山
山荘に一泊した

もう高い山に登ることはないかもしれない。
Sとの最後の高い山登山だった。

一眼レフのバッテリーが充電し終わり、中身を見たら当時の思い出で、胸がギューっとなった。

来月の北海道行き、一眼レフを持っていくか悩む。
かなり重たい。

花を接写するにはマクロレンズがいる。
望遠レンズと2本持ちは重たい。

迷っている。

そして、そもそも使い方をすっかり忘れていた。

箪笥の肥やしにしている間に、iPhoneも機種変更2回。
昨日はアプリで、カメラとの接続設定をし直したところまで。

とりあえず説明書をさらおう。

今年は一眼レフ復活できるだろうか。

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blanche
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