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Another Sky


最初の飛行

私の最初の空の旅は、アラスカ経由のニューヨーク行きだった。


その時は日本航空、JALの旅。
赤組の飛行機で初めての海外へ旅だったのだけれど、機内アナウンスや機内音楽の記憶が全くない。

テロの前で行きも帰りもコクピットに入らせてもらい、帰りは副操縦席に座らせてもらって感動した。

帰りは山本寛斎さんとモデルの小夜子さんも同じ飛行機だったらしい。


外国の航空会社


その後、ヨーロッパばかり行っていて、航空会社は、

●ヴァージンアトランティック
●エールフランス
●アリタリア
●ルフトハンザ
●KLM(オランダ航空)
●スカンジナビア航空
●フィンエアー
●リトアニア航空
●イベリア航空
などなど、あとは、JALなどを使っていた。

海外はANAで行ったことはない気がする。

ヴァージンアトランティック

機内食が苦手で、残すのが申し訳なく、だいたいおむすび2つを持ち込み、機内食は断っていた。

が、この会社のCAさんは夜中に
私が機内食を食べていないからと、お腹が空いていないか見に来てくださったのだ。

そして、『小さなカップヌードルやあんどうなつがありますが。』と勧めてくださった。

もともとそんなに眠れないのと確かにお腹は空いていた。

そこでご好意に甘えて、食べていたらカップ麺の匂いに誘われて、私の周り一体の男性達が数人、自分達も食べたいとオーダーし始めたが、CAさんは嫌な顔ひとつせず、和かにサービスに勤めていらした。

小さなカップ麺の塩気とあんどうなつの甘さ。懐かしい思い出。

エールフランス


フランスに行く時はエールフランスがやはり多い。

ニースに行った時のこと。
ほとんど飛行機の遅延にあたったことがないのに、その時は成田空港で誰かが遅刻して30分遅れた。

たった1人の人の遅刻が迷惑。

ともあれ、パリでの乗り換え時間があまりないのが気になったが、友達と『同じエールフランスだから待つんじゃない?』なんて話していた。

ニースから添乗員付きのツアーだったのでニースまでは自力で行かないといけなかった。

パリに着いた。
同じ会社なのに無情にも私たちが乗るはずだったニース行きは飛び立っていた。

さて困った。
とりあえずカウンターに行って、
これから先どうしようかとスタッフを探していたら背後に日本人がわらわらと。
『あなた、フランス語か英語できるの?』と年配のご婦人に詰め寄られる。

いやいや。できないが仕方ない。
とりあえず現地の方をつかまえて、英語で言った。
『日本語が話せるスタッフ、連れてきて。』
なんとか通じたらしく、日本語ができるスタッフが来てくださった。

先のご婦人は『なるほどね、そうよね。あなたやるわね。』と他力本願かつ何目線?(笑)

英語で、乗り換えの交渉までは多分時間かければできたかもしれないが、もし次の便が早ければそんなモタモタしていられないし。日本語できる人は1人くらいいるだろうと思ったのだ。

結局数時間待ってニース行きの最後の便に乗ることになったが、人間は間に合うが、荷物が間に合うか分からないからと、ファーストクラス向けのお泊まりキット(👕と歯磨きやシャンプー、洗顔などが入っていた)をもらう。
この入れ物はトリコロールカラーで気に入ってその後何年も愛用した。

無事にその日の夜中に私の荷物は届いたが、なんと気の毒なことにツアーの中で1人だけスーツケースが2日も!遅れた人がいてお怒りだった。

ただ私はいつもはそんなことしないのに、何故かその時は到着してからスーツケース開けるのが面倒だからとパジャマと身支度セットのみ手荷物として持っていたので何ら困らなかった。

私は運がいいとよく言われるが友達からその時も、『よくそんなことしてたね、いつもしてないじゃない?』と言われた。

確かに私はいろんな場面で運はいいと思う☺️


KLM  オランダ航空

ここの思い出は、CAさんに言われて持ち帰ってきたカトラリー。

なぜか言われたのだ。
『このカトラリー人気でよく皆様お持ち帰りになるんですよ。』って。

それで友達は要らないというから行きと帰りで4人分揃ったけれど、
確かに便利でもう20年近くなるけれどいまだに使っている。使いやすいのだ。

今はダメだと思うけれどあの時声をかけてくれたCAさん、ありがとう。

国内は青組、ANA


最近国内はANAを利用している。

前はJALも使ったりしていたのだけれど、ANAに慣れてしまったからとりあえず使っている。

タイトルのAnotherSkyは、葉加瀬太郎さんの作曲だが、この曲を聞くと、旅に出る気持ちや帰省の時の気持ちやいろんな感情が思い起こされる。

昔のバージョンのAnotherSkyも落ち着いて好きだし、今のバージョンは壮大な感じがして好き。

個人的には、新バージョンは飛び立つ時、旧バージョンは降りる時に聴きたい。

どちらもそれぞれに良い。

ちなみに赤組、JALの機内音楽はこちら。


聴き慣れたのはANAのAnother Skyだけれど、これはこれで良い。

AnotherSkyを聴くと、空の旅に出たくなる。

人それぞれ、旅にまつわる音、曲があるのかもしれない。

初めて乗った飛行機の音楽。
当時は何だったんだろう。

ちなみに機内誌はANAは『翼の王国』。
今はデジタル提供になったけれど、
『おべんとうの時間』とあとは各地の美味しい店の紹介記事が特に好きだった。


AnotherSky。

好きな場所をリピートするから、
北の空が多いけれどまた
違う、新しい空も少しずつ増やしていきたい。

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