シザックス11話〜20話【第2章:出会いまとめ読み】
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【第11話 謎の旅人アレジセッツァー】
シザックス「トリメの街まで食料は持ちそうだな、水があと少ししかないのが気になる。今日はこの森の川で水を蓄えて休もう。」
謎の旅人「す、すみません」
ボロボロのマントに
傷だらけの青年がシザックスの前で倒れた
シザックス「どうしたんですか!その身体、今助けますね」
謎の旅人「ありがとうございます、敵に襲われて、、、それよりも水をお持ちでないでしょうか?西の砂漠から来たもので喉の渇きがすごく手持ちの水を切らしてしまったのです。」
シザックス「少ししかないですが、これでよければ飲んでください。」
謎の旅人「ごくごくごく」
だんだんと目が輝いてくるのがわかった
シザックス「どこへ向かわれているんですか?」
謎の旅人「行き先はありません・・・」
シザックス「この傷は、、、数々の修羅場をくぐり抜けて来た傷。並大抵のことではこんな風にはならいはず・・・」
謎の旅人「行き先はありませんが人を探しているんです・・・」
シザックス「人?よかったら一緒にトリメタウンヘ行きませんか?仲間の魔法でまずはその傷を治しましょう。」
謎の旅人「申し訳ありません早く探さなければ取り返しのつかないことになる・・・」
シザックス「そんな身体で何ができるというのですか、力づくでも連れて行きますよ!」
謎の旅人「面目無い」
シザックス「大丈夫ですよ!一人より二人の方が旅は楽しいですからね」
謎の旅人「僕の名前はアレジセッツァー今はなきアップップ王国の生き残りです」
シザックス「アップップ王国?」
【第12話 失われたアップップ王国】
セッツァー「知らないのも無理はありません遥か西の島国で栄えた王国アップップ王国(主にアップやセットアレンジを楽しむ妖精)」
シザックス「聞いたことがあります。1000年前のメージ戦争中に内乱を起こし滅んだ国・・・」
ラブフォン(電話)「ピンポンパンポンピンポンパンポン」
ポチっ
ロッツ(電話)「シザックス王!大変です大変です!」
シザックス「どうしたロッツ落ちつきなさい」
ロッツ(電話)「すいません。大変なことがわかったんです。初代がモノクリードで魔王を倒した時に魔王の力を弱めた古代魔法についてわかったのですが・・・」
シザックス「大変なこととは?」
ロッツ「それが、言いにくいのですが、、、伝承されていない理由がわかってしまったのです」
シザックス「どういうことだ!?」
ロッツ「魔王は古代魔法をこの世から消し去るべく1000年前にある王国に忍び込みその国ごと滅ぼしているのです。最後に魔法をかけた術者の末裔がどこにいるのかは不明。もしかしたらもういないかもしれません・・・」
シザックス「1000年前に滅んだ王国???ちょっとまてよ???ロッツその王国の名前までわかるか?
ロッツ「はい!アップップ王国と言います!」
シザックス「ビンゴ!」
ロッツ「???どうかされましたか?」
シザックス「最後に戦った術者の情報までわかったりするのか?」
ロッツ「はい!アレジ一族です!ここまでわかっているのに残念です。」
シザックス「おおおぉ、でかしたぞロッツ!ありがとう!その他わかっていることあるか?」
ロッツ「今古代魔法の解明をしています!末裔を探すのは雲をつかむような話ですから・・・せめて術がわかればと...」
シザックス「ロッツ?信じてくれるか?今雲を掴んでるぜ!」
ロッツ「へ?」
シザックス「悪い!また連絡するよ!引き続きよろしく頼む」
ロッツ「は、はい!」
セッツァー「電話大丈夫でしたか?」
シザックス「セッツァーちょっと聞きたいことがある」
【第13話 ダーメの刺客】
シザックス「セッツァー・・・色々質問してもいいかな?」
セッツァー「私で答えられることならば・・・しっ!!!」
殺気を感じたセッツァーはマントでシザックスを隠し
息を飲み込んだ
嫌な汗が額を走る
シザックス「どうしたん・・・ば」
セッツァーはシザックスの口を手で塞いだ
xxx「あのやろうどこに行ったのでアール?」
ダーメの刺客「仲間にも探させます、あともう一息のところでしたね」
xxx「早く始末しないとダーメ様がうるさいでアールいけ!狼ヤードライ!」
ヤードライ「はっ!」
セッツァー「行ったようですね・・・どこのどなたかわかりませんがあなたを巻き込むわけには行かなさそうです、ここでお別れしましょう」
シザックス「いや、僕には君が必要みたいなんだ!」
セッツァー「やめてください、私は男には興味が・・・」
シザックス「僕もない」
セッツァー「からかってるんですか?」
シザックス「これを見たらわかりますか?
セッツァー「そのつるぎは!!!あなたは一体・・・」
シザックス「シザックス。君の先祖と共に戦ったシザール王の末裔さ」
セッツァー「私の秘密を知っていたんですか・・・」
シザックス「えぇ、今パーマリアン王国は魔王ダーメの手によって乗っ取られている現状だ。僕はこれから助けに行くところだった。」
セッツァー「そうでしたか・・・私の探している人・・・その人物こそがダーメです。私の生まれながらにしての因縁・与えられた使命なんです。 自 分 を 探 す 旅 」
シザックス「ならば話は早いじゃないか一緒に付いてきてくれませんか?」
セッツァー「わかりました。ですが今いたダーメの送り込んだ刺客を先になんとかしなければ・・・」
ヤードライ「いたいた、こんなところにいた。かくれんぼは終わりだよ」
【第14話 古代魔法ハードスレープ】
ガルルルルルルルルル
セッツァー「どうやら敵は待ってくれそうにないみたいですね」
ヤードライ「みんなお腹がすいただろう?今日の獲物は2人、うたげの時間にするとしようか?かかれ!」
襲いかかってくる狼たちを次々と倒して行くシザックス
ヤードライ「お前は誰だ!?」
シザックス「僕かい?おまえなんかに名乗るほどのこともない」
xxx「あいつがなんでこいつと一緒にいるでアール?急いでダーメ様に報告せねば!!!」
ヤードライ「あっアール様!どこへ行かれるのですか?ちっ仕方ねぇなぁ、よくも仲間を可愛がってくれたな、俺様はそう簡単には行かないぜ!」
セッツァー「魔法陣完成!シザックス様!今です!ハードスレープ!!!」
ヤードライ「俺に一体何をしたおまえ!」
セッツァー「空間系古代魔法ハードスレープさ!空気中の微粒子が一気に固まり相手の動きを止める。おまえはもう動けない・・・」
シザックス「狼さん戦闘中だぜ、どこ見てるんだぃ?」
勢いよくモノクリードがヤードライをカットした。
ヤードライ「うわぁー」
無数の輝きとともにヤードライから悪の心が消えた
ヤードライ「ここは???」
シザックス「まずはこの森に平和が来るといいな」
セッツァー「聞きたいことがあったのでは?」
シザックス「あぁもう見せてもらったから大丈夫だよ、行こうぜセッツァー!」
【第15話 黒魔道士アレジセッツァー】
セッツァー「シザックス様とは知らずご無礼なことをしていましたら、大変申し訳ありません。」
シザックス「ん?無礼なことなんて何もないよ。それに、シザックス様だなんてやめてください、様はいらない」
セッツァー「いえいえシザックス様はシザックス様です。アレジ家はモノクリスタ家をサポートするのが代々の掟でした。こんなに光栄なことはありません。」
シザックス「それよりセッツァーはなぜ魔王を追っているんだい?」
セッツァー「それは、、、もちろん封印の為なのですが、、、」
シザックス「言いたくなければ無理して言うこともないよ、目的は同じです。それにこのモノクリードと古代魔法があれば魔王と戦える」
セッツァー「私は旅をしながら黒魔道士としての修行を積んでおりました。ある日、遺伝子レベルの記憶に眠る、古代魔法の書を見つけました。そして私は覚醒しました。」
シザックス「魔法いくつか使えるんですか?」
セッツァー「攻撃系が得意です!例えば・・・アイローン!!」
木の枝が次第に赤くなり発火し始めた。
セッツァー「今は180度までしか覚えていないのですが、限界突破すれば220度ぐらいまでは出せると思います。
他にはオニピンダー!」
そう言うとセッツァーは人差し指を立てた
空気がピリつき始めバチバチと音を立てた
セッツァー「これは雷系です。自分の指を避雷針に変えることができる魔法ですね」
シザックス「すごい!攻撃系魔法も使えるなら即戦力だ!」
セッツァー「願いのエネルギーが消えてしまう前に魔王の野望を阻止しましょう!」
【第16話 到着シザール王国トリメタウン】
シザール王国の南東にあるトリメタウン
そこはブリリアの管轄する
白魔道士の町
人間界で言うお医者様的な妖精を育てている町
いわゆる回復系魔法
妖精界では傷を治したり
病気を治したりするのは
祈りの白魔導を使う
ブリリアは祈り魔法の大魔導士
ブランエノワールの世界で唯一
祈りの攻撃魔法が使えるのですが
あまりにも強力な魔法の為
シザックスの許可がないと使用してはいけないことになっています
そんな彼女が育てたと言う
弟子の【アイン・ジュエル】に会う為に
シザックスとセッツァーは森を抜けたのだった。
シザックス「とりあえず町に着いたら町長にその傷を治してもらおう」
セッツァー「こんな大変な時に申し訳ありません」
シザックス「万全な状態で挑まなきゃすぐやられちゃうよ」
トリメの町人A「シザックス王様!お待ちしておりました!」
町に着くなりの大歓迎ムード
トリメの町人B「こちらへ町長がお待ちです!」
大聖堂に案内された二人を待っていたのは
白いひげのおじいさんと
水色の髪に透き通る白い肌
いかにも守ってあげたくなるような
可憐な女性が立っていた。
【第17話 白魔道士アイン・ジュエル】
トリメ町長「長旅ご苦労様でした、ブリリア様よりお話は伺っております。横におりますのが、この町一番の魔法使いアインジュエルです。」
ジュエル「お初にお目にかかります。私トリメタウンのアインジュエルと申します。ブリリア様にはいつもお世話になっております」
セッツァー「ものすごく綺麗で可愛い子ですね」
ラブフォン(電話)が大聖堂に鳴り響いた
シザックス「ちょっと失礼・・・もしもし」
ロッツ「大変です!大変です!大変なことがわかりました!」
シザックス「落ち着いて話してくれ」
ロッツ「調べていた古代魔法にハードスレープと言う相手を麻痺させる魔法がありました」
シザックス「知ってるよ!実際に見たもん」
ロッツ「えぇーーーどうなってるんですかぁ?」
シザックス「アレジの末裔と今旅をしている」
ロッツ「ウォー!!神は、味方してくれていますね!!」
魔電波が悪く通信状況の悪い状態になっていた
シザックス「ん?少し聞き取れないみたいだ
ブリリア「ロッツちょっと代わってもらってもいいかな?」
シザックス「ごめん、ロッツ今トリメの町長達を待たせてるから後でもいいかな?」
ポチっ・・・シザックスは電話を切った
ブリリア「あぁーもしもしシザックス?言い忘れてたんだけど、ジュエルものすごーく素敵な子で綺麗で可愛くて優しくて・・・でも戦闘になると、ものすごーく口が悪くなって、怖いからびっくりしないでね。シザックスなら大丈夫か!って電話切れてるじゃない!まぁいっか」
シザックス「すみません、お待たせしてしまいました」
トリメ町長「今日はもう日も暮れてしまいましたので、お泊まりになって明朝出発なさってはいかがでしょうか?王様がくるとシェフに伝えましたので豪華な食事をご用意しております!」
シザックス「それは楽しみです、その前に近くにクリニックはありませんか?セッツァーの怪我を・・・」
ジュエル「まぁ、そこのお方大変な傷!手を出してください」
そう言うとジュエルはセッツァーの肩から腕にかけての傷に手をかざし
みるみると傷を治した
トリメ町長「ジュエルに治せないのは失恋の傷ぐらいなもので、、、」
シザックス「町長?」
トリメ町長「にがくてあまい思い出ですわ。ホッホっホッ」
ジュエル「それじゃ食事の準備手伝ってきます」
セッツァー「すごい、これが回復系魔法・・・」
【第18話 王女直伝ブリリアント魔法】
カーリ「アールがアップップ王国の生き残りを取り逃がしたと聞いてあとをつけてきたでカーリ。この町の欲望を爆発させる為、町に着くなり男どもにヨクボオキシンをまいておいたでカーリ。ふふふ」
トリメ町人A「王様がジュエルちゃんをこの町から奪って行くみたいだな」
トリメ町人B「俺たちのジュエルちゃんを奪われてたまるか」
トリメ町人C「みんな武器は持ったか大聖堂に行くぞ」
トリメ町人男ども「おー!!!」
大聖堂にて
シザックス「この梨、美味しいですね」
トリメ「トリメは梨の原産地でありましてカクカクシカジカ」
シザックスは晩餐を楽しんでいた
ジュエル「先日ブリリア様がトリメタウンにいらっしゃり町長に夢の叶え方をご教授くださりありがとうございました」
シザックス「ジュエルは本当に素晴らしい子だね才色兼備と言うのか、ブリリアが一目置いているだけのことはあるよ
ジュエル「そんな、お褒めになられても恥ずかしくて照れてしまいます」
ばん!!!
トリメ町人A「やい!王様!俺たちのジュエルちゃんをどこへ連れて行く気だ!」
トリメ町人B「ジュエルちゃんは俺たちの癒しだ!」
トリメ町人C「勝手な真似は許さないぞ!」
トリメ町人の男供「そうだ、そうだー」
トリメ町長「皆の者やめなされ、王様の前だぞ」
ジュエル「みなさん、やめてください。お気持ちは嬉しいですが」
セッツァー「うわぁ・・・これはもはやアイドルだな」
トリメ町長「さぁここから出て行ってくれ」
町長が大聖堂の入り口まで男供を引き下げていた時だった
町人の誰かが持っていた斧で町長を切りつけた
トリメ町人男供「 うぉー邪魔者は排除せよ!!!」
カーリ「これこれ、まさに欲望・欲望・だから面白いんだよね。ヨクボオキシンは潜在的能力を引き出すから、強くなっているしね、やっちまいな!野郎供!」
シザックス「まずい!暴れ出したぞ!」
そう言って席から立とうとするシザックスに右手を出して止めたのは
ジュエルだった
ジュエル「シザックス様、ここは私にお任せください」
そう言って彼女は両手を広げてこう言った
ジュエル「この馬鹿供が言うことの聞けないやつはそこで寝ていやがれ!!」
ブリリアント魔法
【【【モノクリスタシャンプー】】】
すると天から無数の泡が降り注がれ
光と共に欲望が消え去った
トリメの男供「あぁなんて気持ち良いんだろう?このまま寝てしまいそうだ。癒されるぅ」
ジュエル「アイフィニッシュ!!!」
トリメの男供「あぁ目が痛い、泡が目に入ったんだー痛い痛い」
ジュエル「シャワワ!!!」
すると天からシャワーのごとく雨がふり、男たちは我に返ったのだった
セッツァー「すごい・・・」
ジュエル「てめぇら早く家に返って飯食って寝ろ!言うことが聞けねぇってのか?んぁあ???」
町人男供「ヒィィぃ」
セッツァー「・・・口悪い」
シザックス「・・・ブリリア先に言ってよ・・・」
ジュエル「トリメ町長大丈夫ですか」
トリメ町長「なんてことないよかすり傷じゃ」
ジュエル「町長にもしものことがあったら・・・」
トリメ町長「お前は心優しい子じゃシザックス様を助けるのじゃぞ」
ジュエル「はい。町長。」
シザックス「心強い仲間だ!」
セッツァー「さぁ夜もふけてきたことですし、今日はおひらきにいたしましょう!」
シザックス「また明日!」
【第19話 仲間と共に】
魔王ダーメを倒すつるぎ
魔王を封じる為の古代魔法
傷ついた体を回復させるブリリアント魔法
役者は揃った
xxx「さぁ、いくのじゃ!シザックスよ!」
シザックス「んんもう少し寝ててもいいですかぁ。」
???
シザックス「いくのじゃ?じゃ???シザール王ですか?」
シザール王「そうじゃよたまに出ないと忘れるじゃろ?杖の中におるよ、迷った時は問いかけてみよ」
シザックス「心強いです」
シザール「ところで今度ジュエルちゃん紹介してくれんかのぉ」
シザックス「シザール様を封印するにはどうしたらいいのでしょう?
目覚めの良い朝だったかはさておき
一向はパーマリアン王国へ向けて旅だとうとしていた。
ジュエル「シザックス様・セッツァー様おはようございます。良く眠れましたか?」
シザックス「ちょっと邪魔者が・・・それはそうと、ジュエルも今日でしばらくトリメのみんなとお別れだね、挨拶できたかい?」
ジュエル「えぇあとは町長だけなのですが・・・」
セッツァー「いないのかい?」
ジュエル「朝から見当たらないのです・・・」
シザックス「魔王との戦いなんだ。きっと町長もジュエルを見送るのは複雑な気持ちなんだろうなぁ」
ジュエル「はい。身寄りのない私を町長は育ててくださいました。私は母も父の顔もわかりません。頼れたのは町長だけなんです。最後に挨拶をしたかった・・・」
セッツァー「お昼まで待ってみましょう」
日が高くのぼったとき
町長が町の入口で倒れていた
セッツァー「町長どうされたんですか?その体!魔王の手下が!」
トリメ町長「違うのです。これをジュエルに・・・」
そこには綺麗な宝石が握られていた
トリメ町長「ジュエルの母親からの贈り物です。」
ジュエル「母から?」
トリメ町長「昔、ジュエルの母親は行かなければいけないところがあると言って町を出ていきました。もしもジュエルが町を出るならば、取りに行ってほしいと言われていたのです。なんでもアイン家に伝わる宝石だそうです。今となってはわたくししか知らぬ場所。わたくしが行かなければいけなかったのです。」
ほらジュエルお母さんからだよ・・・」
ジュエル「・・・町長こんなに傷ついた体で・・・ありがとうございます」
ジュエルが宝石を持った瞬間、青く光りはじめ共鳴を始めた
するとジュエルの瞳からは涙があふれた
ジュエル「お母さん・・・」
ジュエルの記憶に幼き頃の
両親との思い出が呼び起された
そして自分の使命を知った。
ジュエルの魔力が強い理由・・・
母親が行った場所・・・
すべて宝石が教えてくれた
ジュエル「行きましょう!魔王を倒しに!」
涙をぬぐい前だけを見つめていた
輝き続ける宝石が未来を照らした
【第20話 ダーメの過去】
1000年前ダーメが封印される前のお話
そして元人間だった時のお話
ここは人間界
ダーメ「妖精さん妖精さん?」
ワックシュ「ダーメくん?呼んだ?」
ダーメ「ピアノの発表会があるんだ、ワックシュさんは見に来てくれる?」
ワックシュ「行けたらいくよ」
ダーメ「わーい。僕頑張るね」
ダーメはひとりの妖精を慕っていた
その妖精はアップップ王国の妖精ワックシュ
ワックシュ「ピアノの発表会成功したら、今度妖精界に連れて行ってあげるよ」
ダーメ「そんなことができるの?」
ワックスシュ「ダーメが寝ているときに
精神だけを魔法の力で飛ばすんだよ」
ダーメ「わぁ楽しみだなぁ」
そしてピアノの発表会
ワックシュのヘアセットで見事に成功
楽しみにしていた妖精界へ行けることになり
ダーメの精神はアップップ王国を旅していた
アップップ王国の住人「やぁ!初めまして!楽しんでいってね」
みんな優しかった。
ダーメ「こんなに素敵なところなんだね!」
ダーメは何度も何度も人間界と妖精界を行ききする少年となった
そして事件は起きた
アップップ王の大切にしていた果実を
ダーメがこっそり食べてしまったのだ
王様は怒りだし果実を食べた犯人を捜し始めた
するとワックシュが
ワックシュ「僕が食べました!」
そういって他になっていた実を
懐に隠して持ちダーメをかばったのだ。
すると王様は怒りだしワックシュを処刑した。
その光景は夜中の夢として投影された
ワックシュの死を見てうなされるダーメ。
彼の欲望が招いた出来事。
そしてその実は
妖精界と人間界を行き来する為の
魔法の実
怒りに震えたダーメは
アップップ王国を滅ぼしに向かった。
元々妖精界のエネルギーは
人間によって作られている
その人間が作り出す欲望のエネルギーは
当時のアップップ王国
善のエネルギーを凌駕した
哀しみに身を任せアップップ王国を滅ぼした
それ以降人間界のダーメは
目覚めることがなく
妖精界で魔王として目覚めた
【メージ戦争】は
魔王ダーメが悪として描かれた
果たしてそうなのだろうか?
この真実を知る者は
魔王ダーメしかいないはずだった・・・
封印されるまでは
続く
【YOUTUBEアニメTVシザックス】
高評価・チャンネル登録お願いいたします
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【他YouTube】
■MONOCRYSTA
1. https://www.youtube.com/channel/UCJdjFRPw_jJEAfSapK2YqHg
■BLANC ET NOIR
2. https://www.youtube.com/channel/UCvngJEd8Ukl3NXob-lysqaw