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子どもの学びを深化させるには、異年齢が集う場が必要

以前行った幼児(3歳児)のキックバイク教室(下記の記事参照)で取り入れた、異年齢交流による学びの場は、僕自身、実際に体験したデンマークの教育現場で近年行われている複数年齢学級を、自転車教室の学びに活用するという実践である。

子どもは子どもの社会の中で過ごすことで、より多くの体験をし、学びが深まること、社会性を培うことが可能になる。
理由はいろいろあるが、同じ年代だけを切り取って学ばせるだけでは、本来の学びを深めるには無理がある上、期待した効果があまり得られないからだ。
子どもへの取り組みは、その時だけでなく長期的に子どもの様子を追いかけて対応することが大切なので、そういう観点からも、異年齢の子ども社会を教室の中で作り出すことで、継続に繋がって行くと感じる。

大人だけが「何かやった感」にならず、子ども目線で広い視野に立って指導すること、また、そういう環境を作り出すことが望ましい。
今の美山での状況はその辺りがうまく噛み合っており、幼児と上の子達、そのまた上のお兄さんお姉さん、そして大人がみんなで社会に関わって行く流れが実現している。
願わくば、全国の子どもに向けた自転車教育を行っている方にこの現場を体感して欲しいと切に願う。

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子ども向け自転車教室 ウィーラースクールジャパン代表 悩めるイカした50代のおっさんです。