黒い人「ねぇ蛍ちゃん」 蛍「…」
※メタです
黒「トイ・ストーリー2のエンディングってわかる?」
蛍「…」
黒「本編のNGシーンとかオフショットシーンが映ってるやつ。あれ何がいいってさぁ、本編ではキャラクター達はあくまで画面の向こう側の存在であるけどそういうシーンを最後に入れることによっていわゆる第四の壁を破壊してくる感じがたまんねぇのよ、あ♡いる♡ってなる」
蛍「…」
黒「…っていうのをさぁ、たまたま見た『映画大好きポンポさん』?で気付いた。あれもEDで本編のシーンにカチンコが入ってあの映画自身が映画?みたいな?よく分かんなくなってきたけど、そういう意図なのかは分からないけど」
蛍「…え?」
黒「だろうとは思ってたから勝手に喋ってたけど」
蛍「…?」
黒「ところで蛍ちゃんっていわゆる夢女特性あるの?」
蛍「あー…昔…というか中学時代にちょっとあったけど正直今はあんまり」
黒「マリーが(百合に)挟もうとするとキレるもんね」
蛍「キレる言うなや、そもそも物理的に殺されるのよ息出来ないのよ」
黒「本音は?」
蛍「ワイングラス揺らしながらマリメルを眺めたい」
黒「石油王じゃん」
蛍「100兆億円あったら出来ると思う?」
黒「いやぁあの子らやらないんじゃないかな、それだったら死ぬまで蛍ちゃんと友達でいる方を望むと思うよ」
蛍「まぁそうよね」
黒「ところで昭さんは」
蛍「あれは…百合に挟まる…何?」
黒「一応女なので…結果百合じゃないでしょうか…」
昭「聞こえてるぞ」
蛍「ところで今回の本題は何よ」
黒「え?」
蛍「またわざわざこのイカれたシリーズ書いてるんだから」
黒「あぁ、えっと」
繰り返される無駄語り
蛍「あぁ〜…トイ・ストーリーは実は見た事無いけどまぁ言いたい事は分かるわ」
黒「さすほた」
蛍「それはあれなのかしら…あんたみたいないわゆるうちの子系一次創作者の職業病みたいなものなのかしら」
黒「そんな気はするけど、一度は話してみたいと思うんじゃないかなぁ」
蛍「話してるじゃん、今」
黒「いやぁ…まぁそうだけどさぁ…虚しさを抑えるのに必死よ…」
蛍「…」
黒「そんなだからさ、昔やってた『泣くな、はらちゃん』ってドラマがあって、今見るとまた違う感情が湧くのかなぁって思って」
蛍「どんなの?」
黒「主人公の越前さああああああああん!!!!!!!!」
蛍「 」ビクッ
黒「死ぬ死ぬ死ぬ」ギリギリ
蛍「びっっ…くりした…」
黒「…がね?自分の愚痴を自分の描いた漫画のキャラに言わせてたの、である日そのキャラ達が現実世界に出てきて…って感じのあらすじ」
蛍「ふーん」
黒「これ何がポイントかと言うと、漫画はいつも居酒屋のシーンなのよ、喋ることもいつも越前さんの愚痴という狭い世界。だからキャラ達は現実世界に出てくると全部見た事無いものだし、現実世界には恐ろしい事もあるって知るの。それがなかなか響いたなぁ」
蛍「それはわかったけどなぜ叫んだ」
黒「いやぁ…漫画キャラのメインキャラに『はらちゃん』っているのよ、長瀬くんなんだけど、越前さぁん!って叫ぶシーンが印象的で」
蛍「叫ぶな」
黒「ハイ」
蛍「はぁ…まぁ私が言うのも何だけど、あんたもやっぱりそうなの?」
黒「そうとは」
蛍「私達に出てきて欲しい?」
黒「難しい事聞くねぇ」
蛍「え?違うの?」
黒「…まず第一にね、君達には色々人生の苦労があっても幸せであって欲しいのよ。牛鬼ちゃんも昭さんもそんな感じ」
蛍「親か」
黒「親よ。蛍ちゃんもつくちゃんいるし、人生の相方っていいよね。そもそも私が今はハッピーエンドが好きなので…というか可哀想なのがこう…辛くなってしまった」
蛍「うん」
黒「だから基本黒双子世界は優しい世界で出来ております」
蛍「あれは?赤姉妹…だっけ?」
赤い人「赤姉妹組も出自がアレだけどまぁ基本平和です」
蛍「はぁ」
黒「はい」
蛍「…いや誰や」
黒「で、何だっけ、そう出てきて欲しいか。うーん…まぁひと目現実世界で見てみたいけど、こんな世界来るもんでも無いと思うしな…何だったら私がそっちに行きたい気もする。というかはらちゃんでもそういうシーンあるんだよね…」
蛍「そうなの」
黒「あれでは…どうなったんだっけ、確か結局越前さんとはらちゃんはそれぞれ現実と漫画で生きる事になったっていう記憶…。だから私と黒双子らがパラレルワールドとして交差するのとかはアリだけどはらちゃんみたいなのはどうなんだろうって」
蛍「つまり世界観のギャップに苦しませたくないと?」
黒「そういう感じ」
蛍「なかなか拗らせてるわね…」
黒「まぁ…自分でもそう思う…でも職業病でしょ…」
蛍「そうねぇ…現状だと今出てる環境って学校、ねえさん家、双子家、ナギアキハウス、双子親実家…あとあるかしら」
黒「まぁ狭いっちゃ狭いよね」
蛍「まぁそうね…」
黒「ちょっと違う話だけど君達を他の人に描いて欲しいモンスターになってるのって、君達にもっと世界を感じて欲しいってのもある」
蛍「…拗らせ過ぎじゃない?」
黒「ステージ4です。だから色々喋ったけど君達に出てきて欲しいかって問いはうーんとしか」
蛍「うーん…何と言えば…」
黒「なんか色々喋ったけどアニメとかのOPEDでキャラが曲に合わせて動いたり歌ったりするのとかNGシーンが好きってそれとはまた違う性癖な気がする」
蛍「なんなんね」
黒「でも分かる人いると思うんだけどなぁ〜」
蛍「ところでさぁ」
黒「なん」
蛍「うちの子系一次創作者って自分の子と付き合いたーいとか結婚したーいとか思うの?」
黒「それほたちゃって言ったらどうするのよ、そもそも私は概念生命体なんだけど」
蛍「謹んでお断りして貴方には切腹してもらうわ」
黒「切腹いる?」
蛍「介錯はするわ」
黒「刀振れるの…?」
蛍「ねえさんは振れるわよ」
黒「いや君…」
蛍「は?」
黒「…」
蛍「でどうなの」
黒「えー…どうだろう…高嶺の花じゃないかなぁ…そもそも私そんなまともな人、人じゃないけど、じゃないし…」
蛍「随分弱気ね」
黒「人と生きるって難しいよ、やっぱり。だから何でも話せる人がいる君達を羨ましいとも思うよ」
蛍「それはそうね…でもそれも含めて人生じゃないの、貴方が言ったように苦労があっても共に幸せでいたいって思うのが大事じゃないのかしら」
黒「ママ…」
蛍「誰がクラブのママや」
黒「まぁ言うだけなら…うーん…やっぱ透じゃないかなぁ…一番癖詰めてるし元気な人は好きよ」
蛍「そう」
黒「ちなみにほたちゃが男だったらどうよ」
蛍「ねえ…いやねえさんは無理…恐れ多すぎる…」
黒(人の事言えないじゃん…)
蛍「えぇ…ねえさん以外だと…アメリアか…双子姉…?」
黒「大人しいというかゆったりした子の方が好き?」
蛍「陰キャだから陽に当てられ続けると死ぬ…」
黒「牛鬼ちゃんは?」
蛍「…あいつ暗い」
黒「ひどい」
蛍「そもそもあいつ不良じゃない、嫌よ」
黒「不良とはまた違うんだけどな…」
昭「そーだそーだ」
蛍「というかさっきからそこで何してるのよ昭」
昭「ちょっかい出しに来た」
蛍「ハウス」
昭「キューン、でもナギはいい女だからな!」
蛍「はいはい」
黒「…ちなみに昭さんはどうなの?」
蛍「目が潰れる」
黒「…まぁ理解は出来る」
蛍「恋とか愛とか私には縁遠い話よ」
黒「そう?蛍ちゃんはまぁ最初はあれだけど時間かければすごくいい信頼を築けるタイプだと思うから意外と成人式とかで告白されそう、知らんけど」
蛍「アホ言うなや」
黒(ちょっと照れてる)
蛍「というか何の話してたんだっけ…」
黒「アニメーションメタNGシーンという性癖について」
蛍「あぁ、でもジャッキーのNGシーンが人気あるのは近いものがある…のかしら?」
黒「何だろうね、あと今思い出したけど街ってゲームのEDにもオフショット的なのがあるのよね。あれは曲も相まって泣ける」
蛍「ふーん」
黒「今まで君達のSS色々書いてきたけど、君達の中の人が演じてるとか考えるのもいいな。オフだとアメリアがイケメン紳士キャラだったり、牛鬼ちゃんとほたちゃが普通に仲良かったり」
蛍「それは流石に自由が過ぎる」
黒「まぁこれはちょっとやりすぎ感あるけど、それこそNGシーンみたいな小ネタ程度に楽しむのはあり」
蛍「でもあいつと普通に仲良いのは鳥肌立つからやめて」
黒「手厳しいなぁ。悪い子じゃ無いよ、ちょっと捻くれちゃっただけで」
蛍「ふん」
黒「だよね昭さーん」
<ソウダゾー
蛍「…まぁ昭があれだけ信頼してるんだからってのはあるけど…昭意外と人に対して冷めてる所があるというか」
黒「あの二人は色々背負っちゃってるからね」
蛍「…」
黒「まぁその話は置いといて、折角だからトイ・ストーリーやらなんやら機会があったら見てみてよ」
蛍「はいはい」
黒「君はとも〜だち♪」
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