ハロー・ブラックツインズ
いわゆる夢文章的なサムシング
いろんなシチュの、あなたからの視点
・夏休み明け、前の席のあの子 〜T〜
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「おっはー、よっと」
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「ん?肌?そうねー結構焼けたねー」
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「んー海じゃなくて山の方、いわゆる親の田舎ってやつ
お盆は毎年行くんだけど…まぁアタシ達はわんこに会うのが目的みたいなところもあるから」
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「そーわんこ、可愛いのよー
写真見る?ほらこれ、雑種で結構でかいんだけど人懐っこくてやんちゃでさー、散歩行くといつも引っ張り回されてさー」
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「まぁそこが可愛いのよ」
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「ところでそっちはどっか行ったりしなかったの?」
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「祭り!いいねぇ、そこって花火もやるんだっけ」
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「いいなぁ、向こうの行ったんだけど花火はやらなかったからさー」
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「ん〜?来年一緒に行きたいの〜?どうしよっかな〜?」
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「うそうそ、空いてればいいよ
お姉ちゃんも一緒にいい?」
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「じゃあ浴衣着てかなきゃねー、見惚れないでよね〜?」
キーンコーン
「あー授業やだー」
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「へいへい頑張りますよっと」
HRハジメルゾー
・放課後、少し眠そうな目のあの子 〜J〜
ガラッ
「あれ、まだ帰ってなかったの」
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「私?透ちゃん待ってる、なんか部活すぐ終わりそうだって言ってたから。
そっちは?」
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「先生のとこ?なんかやったの?」
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「あぁ日直の、ごめんごめん」
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「ごめんってー」
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「私?私は空手部は入ってないよ」
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「んーまぁ昔は一緒にやってたけどね、色々あってやめちゃった」
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「でもトレーニングは続けてるの、やっぱ少しは動かないと落ち着かなくて」
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「そっちは部活入ってるんだっけ?」
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「あー帰宅部、入りたいとこ無かったかー」
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「まぁ漫画やアニメみたいに変わった部活とか自分で部活作るとか実際は無いよねー」
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「ねー」
___
「あぁでも空手部はいつでも募集してるって確か言ってたよ」
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「そんな嫌そうな声出さないでよ、まぁ…『ボコされる覚悟があるなら歓迎するぞ!』とも言ってたけど…」
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「まぁ…そうだよね、そういえばあの子が強いって結構知られてるって聞いたけどほんと?」
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「あぁ…そうなんだ…そりゃ入部希望来ないわけだ…」
___
「…気が向いたら見学だけでも行ってあげてよ」
___
「ありがと」
おねーちゃーんおわったぞー
「はーいー、じゃあ私帰るけどそっちはどうする?」
___
「帰る?じゃあ途中まで一緒に帰ろ」
なになんの話ししてたんじゃこらぁ
「入部希望だって、空手部」
___
歓迎しよう!いっぱいボコしてあげるぞ!
「やめんさい」
うい
・昼休み、悪戯好きのあの子 ~菟~
…
「…」
…
ホホーウ
!?
「〜♪」
…?
ホーゥ
!?
「ふっ…ふふふ…」
___
「ごめんなさい、眠そうにしてしたのでつい」
___
「ははぁ、寝不足ですか。何か熱中でもしてたんですか?」
___
「あぁ布団に入っても寝られないと…」
___
「そうですね…お風呂は入ってます?」
___
「お風呂に入るのは血行改善もありますけど、自律神経を整えて寝付きを良くする効果もあるらしいですよ?」
___
「あとはそうですね…精神的な観点から言うと、何かを成し遂げるのも大事なようです」
?
「成し遂げると言っても大層な事でなくてもいいんです、机の周りを掃除するとか、日記を書くとか」
___
「私のおすすめは小説、その中でも短編が良いですね。1話10分ぐらいで読めますしお布団のお供にも良い感じですね」
___
「有名なのは星新一ですけどひと駅ストーリーっていうシリーズもおすすめですね。有名作家がそれぞれショートストーリーを書いているのでそこから気になる作家も見つかるかもしれませんね」
___
「それと、普段からの運動も大事ですよ?」
…
「…思うに、眠れないのは成仏出来ないのと同じで未練があるんでしょうね」
___
「人は成して、初めて1日を死ねる って所でしょうか?」
___?
「私の言葉です♪」
…
「…まぁ私からのアドバイスはそれぐらいですかね」
___
「どういたしまして」
…
「…」
…ファ
ヴァッ
!?
「ふふ…くふっふ…」
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