Studio One6のバウンスで気付いたこと
はじめに
Studio One6でバウンス機能を利用してミックスしていて仕上がったフォルダを見たところ、元のトラックとバウンスしたトラックで音源ファイルのサイズが異なっていることに気付きました。
また、ファイルサイズだけではなくデジタルでの観測ですが音質も異なっていたので、ご査収の程よろしくお願いいたします。
ファイルサイズの違い
まず、元のトラックのサイズを見ていただきましょう。
ご覧の通り、元トラックのサイズはサンプルレートが48000でビットデプスが24bitのモノラルトラックで34.75MBあります。
次にバウンスした2つのトラックのファイルサイズを見ていただきます。
32bit floatingはまだ許容範囲ですが64bit floatingでは約3倍ほどにもなっていますね。(音も3倍良くなればいいのに)
Studio One6でのバウンスは現在、32bit floatingまたは64bit floatingの2つだけしか選択肢がありません。
選択箇所はこちらにあります。
Studio One6のオプション画面からオーディオ設定タブを開くと「処理速度」という項目があります。
処理速度は打ち込み勢には関係ない機能だろなんて思ってましたがデジタル的な観測で音質が異なることがわかりました。
処理速度をシングルにすると32bit floating、ダブルにすると64bit floatingでバウンスされます。
バウンスによる音質
正直、自分の環境や耳では違いというか差に気付くことはできませんでしたが画像にすると違いがわかりますので御覧ください。
波形での違いは見つけることはできませんでしたが、このようにアナライザーで見ると1.5khz~4.3khzに異なる点が見つかりました。
これは打ち込みですが整った環境で録音されたサンプル音源ですので2ミックス前でのバウンスによる音質変化は微々たるものでも音圧を上げていくとこの変化も大きくなっていくのではないでしょうか。
しかし、いずれにせよEQなりコンプなりプラグインを使用して自分なりに音を整えていくので2ミックスをしていないこの時点では大きく明らかな音質の違い(打ち込みでは)がないから僕としては都度ミックスダウンは手間がかかるし、バウンスをよく利用するのでそれによってファイルサイズが大きくなるのは勘弁してほしいところです…(バックアップファイルのデータサイズを抑えたいだけ)
さいごに
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