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私のボルボ

乗り始めて、もう12年目になります。
レストアした古いボルボを中古で買うのはよくあるケースですが、私の場合、新車から10年以上の年月をかけて、この車のゆっくりとした経年変化に付き合ってきました。

これまで車は全て5年以内に乗り換えてきたのですが、このボルボは初めての長期所有です。愛着あってこそのロングライフですが、それと同時にこのクルマ(2012年 初代 V60 前期型 driv e)は、革張りの北欧感たっぷりの内装や、10年以上前の2012年モデルながら、すでに今風の先進安全装置が標準装備されているなど、高い付加価値を有していて、満足度がかなり高いモデルでした。

故障はほぼなく、ターボ付きのエンジンはゆったりでも高速でも、どちらも過不足ない性能。燃費こそは最新モデルに敵いませんが、どうぞ長く乗ってください、と言わんばかりの健在ぶりです。

私のアウトドアシーンでもこれまでいろいろ活躍してきました。ワゴンなので、キャンプ道具のいくつかは、後ろの荷台やルーフボックスに積みっぱなしです(笑)

最近は四角い古いボルボが趣味性でもてはやされています。私のボルボは、旧型になったとはいえ、ボルボではまだ若い世代。さらに「非主流」の流線型デザインでもあり、中古車市場では数十万円と今は底値です。これから台数が減ってビンテージ入りするのは10年スパンでまだ先のことでしょう。

少し以前は(電気自動車が普及したら、さすがに手放さるを得ないかな)と観念しかかったのですが、世の中はまだ内燃エンジン車が存続しそうな雰囲気になっています。
(電気自動車の普及だけが地球温暖化対策ではない、と個人的には思っています)。

代わりに、ひとつの物を大事に長く使うことも、環境負荷を抑える手立ての一つになり得るはず。

まあ、そこまであれこれSDGs的に考えなくても、
この車にはこれからも乗り続けることにしようかな、
シンプルにそう思いながらハンドルを握る毎日です。

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