ここだけ押さえる!会社法のきほん 第2版 【読書感想文】 法律条文アレルギーに
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです。が、まだ掲載されません!→掲載されましたー
法律は難しいから苦手ですよ
はいはい、やめやめーー
こんな条文なんてみてらんないよーー
法律を学ぼうとすると立ちはだかる法律の難しさわかりにくさ。
なんでこんなわざわざわかりにくく書いてあるんのでしょう?
国民に法律を破らせて弁護士が儲けるため?(←被害妄想)
絶対政治家の奴らだってわかってねーよ。
こんな法律意味ねーし。
…と、元々理系の私は思っておりました。
というか、今も思っております。すみません。
とはいえ、少なくともこの法治国家かつ民主主義国家の日本で日本人として生まれて過ごしている以上、法律を知らず守らずしては生きていけません。
先だって、簿記2級を受けた時に、利益剰余金だの会社法に基づく資本の割り振りというのがわからず、個人事業主の法人化を考えたりしたこともあったので読んでみました。
可愛いイラストと濃密かつ硬派な内容
こういった解説系の本によくある形式で、見開き2ページが1つの内容についての解説で、右ページに文章、左ページに図解でした。
私は電子書籍のkindleで購入してiPadで読んだのですが、見開きで方見ると文字が小さくなってしまい、1ページづつだと両方見られないので、ソフトカバーの方が良かったかなーと思いました。
可愛らしいイラストで図解され、同じイラストで最初と章の初めに短い導入マンガがあり、社員のはるとくんとあおいちゃんが神田先生に会社法について教えてもらうという形式です。
しかし文章の中身は結構分量があって難しく、イラストで甘くみていたら痛い目にあいました。
みっしり。。
多いよ内容。。
実際の会社法の法律の条文などはほとんど出てきません。
会社法の内容を選択抽出し、噛み砕いて解説している、という感じです。
金融商品取引法、独占禁止法、会社更生法などの他の法律や、法律が関係しないと思われる私的整理なども触れられています。
目次が、
第1章 そもそも「会社」ってなに?
第2章 会社を作るってどういうこと?
第3章 会社を構成する「機関」ってなに?
第4章 会社のお金って、どうなってるの?
第5章 会社のかたちが変わるって、どういうこと?
第6章 これからの会社法
となっており、
元の法律を混ぜて、わかりやすく再度振り分け重要なところを詳しく解説し、それほど重要でないところはバッサリ削除されています。
特に、第3章の「機関」については、21にわたって詳しく解説されています。
代表取締役とか社外取締役とか社外監査役とか、島耕作?って感じの偉い人たちは、「機関」だったそうです。
実際の法律条文がわからない
しかし、長所は短所にもなります。
実際の会社法は大きく分けて以下のような構成になっています。
第二編の株式会社が半分ぐらいを占めていることになりますね。
第二編の第四章が機関になっており、この本では、独立して解説されています。内容がボリュームがあり、かつ重要だということでしょう。
第六編の外国会社は、こちらの本では触れられていなかったと思います。
あくまでもこの本は基本であり、ここから自分で色々と調べていきましょうということでしょう。
とりあえず会社法へのアレルギーがなくなれば良しでしょうか。