正直不動産 14巻 【ネタバレありマンガ感想文】 若者よ、甘えるなーー！
★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
連続TVドラマ化決定、大ヒット最新刊。
「大多数を占める善良な不動産屋に詫びろ」
――悪徳不動産屋・ミネルヴァ不動産の鵤社長に
永瀬が放った強烈な言葉の続きは、こうだ。
「おまえらのような一部の悪徳不動産屋のせいで、
世の中の不動産屋のイメージまでもが悪くなってんだよ」
そして、ついに、永瀬は鵤に宣戦を布告する。
「必ずおまえらをぶっ潰してやるからな。首洗って待ってろ」
原野商法、住宅ローン事務手数料、物上げ、家賃滞納――
不動産業界の行く末をも左右する
「登坂不動産VSミネルヴァ不動産」の闘いが、さらに激化する。
不動産営業の本音を曝け出す痛快皮肉喜劇、待望最新刊！！
0.これまでのあらすじ
嘘が蔓延する不動産業界で、嘘を尽きまくって営業トップになっていた永瀬財地。しかし、ある日石碑を壊した祟りで嘘がつけなくなってしまった。
正直営業に方針を転換した永瀬は、やりがいと喜びを感じるようになっていく。
そこへライバル・ミネルヴァ不動産が、登坂不動産へ猛攻撃を仕掛けてくるようになった。課長代理に昇任した永瀬。転職組の新入社員・岩沢が永瀬の部下になり正直営業を教える永瀬だったが、、、？
今回は、原野商法（後編）、住宅ローン事務手数料、物上げ、家賃滞納、更新料（前編）
1.チラシうちにも入ってましたよ。
物上げって不動産用語で、まだ売り物ではない土地や建物の持ち主を口説き落として、売り物件として仕入れること、だそうです。
”「このマンションの⚫︎⚫︎号室が⚫︎⚫︎万で成約しました、売却を検討してみませんか？」とか、「似た条件の物件が、⚫︎⚫︎万で売れました、お客様の物件なら⚫︎⚫︎万で売れます」みたいな、査定額が書かれたチラシが、ポストに入っていたことがあるだろ？”
入ってました！うちにも！！賃貸なのに！！！
絨毯爆撃のようにチラシやDMを撒きまくって、売る気のない物件を売る気にさせる方法の１つだったんですねえ。
不動産は売主はクーリングオフできないんですね。不平等。
「不動産に関しては、適用外。
宅建業法では、買い主がクーリングオフすることはできても、売り主がクーリングオフできるようには今もなっていない」
永瀬は月下と物上げに困っているというオーナーの元へ、
そして出てきたのは、、、
マダムでした。
マダムは前回、登坂社長を裏切って鵤と手を組んだのでした。
永瀬は怒っていましたが、社長は器の違いを見せてくれました。やるなあ、社長。
マダムもそれに絆されたのか、珍しく弱気な姿に。
岩沢もそうですが、厄介ですよね、身内への情って。
「目の前に、不動産のことで困っている人がいたら、誰であろうと助けるに決まってんだろ。」
永瀬が男気を見せました。
風が吹いて本心なのがいいですね。
永瀬の中身も風で変わったんでしょうか。
2.住んだら家賃払え！
永瀬が教育を引き受け、登坂不動産にやってきた十影くん。
ドラマではずっと出ていましたが、本編では、やっと登場です。
ドラマだとなんか色々考えてそうな感じでしたが、漫画はだいぶチャラい感じです。頭の中が空っぽそう。
Z世代って怒っちゃダメなんだそうです。いいねもらいなれているから。
って、、ウザすぎる。
何もできないのに？
ダメなことしたら怒られるの当然では？？
それで早く帰るとか、タムパとか仕事できるようになってから言ってくれる？？
永瀬は我慢して偉いねえ。
私なら怒っちゃいますよ。怒りまくりですよ。ふざけんな。
でも、この十影くん以上にむかついたのは、家賃滞納の劇団員でした。
この話はドラマでもあって、ドラマではもっとむかついてました。
正直不動産の話は基本好きですが、
この話は好きになれない！
っていうかイヤ！
絶対嫌！！！
家賃を払わずに踏み倒して被害者ヅラって、どうなの？
ご飯食べてお金払わなかったら逮捕されるでしょう？
ホテルや旅館に泊まってお金払わなかったら逮捕されるでしょう？
なのに、なんで、家賃だけ払わなくて家に住んで逮捕されないの？
おかしいでしょう？？？
・・・家賃を払えない私は、夢を諦めなけれダメですか？
ってダメに決まってんだろう！
まず社会人として最低限の約束を果たせ！金払え！
払ってから夢でもなんでも追いかけなさい！
って漫画やテレビに向かって怒っていた私は古い世代なのでしょうか？
でも皆が約束を守るから社会って成り立っているんですよね？
そうでなければ世紀末のケンシロウ状態ですよ？
お互いに助け合う社会と、勝手に約束を守らないことは別だと思います。
ドラマだとさらに、保証人が親なのに、親には迷惑かけたくないとか言ってたんですけど、他人になら迷惑かけていいけど身内は嫌って最悪ですよ。
そういうことは自分だけで自立してから言って欲しいものですよね。
著者：大谷アキラ (著), 夏原武 (著), 水野光博 (著)
ASIN : B09VBTMPX1
出版社 : 小学館 (2022/3/30)
発売日 : 2022/3/30
言語 : 日本語
ファイルサイズ : 112593 KB
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