6日目;ガシャの魔力の源泉はいずこ?
どうも黒子徹也です。間違えました。ほくろマンです。僕は一時期デレステというソシャゲを6か月くらい、一日4時間くらいのペースでやっていました。いまだに無課金を貫いています( `ー´)ノ。ですけど、ゲーム内通貨である「ジュエル」というのを消費することでガシャを回せるのですが、欲望のままに回している感・いわば中毒感が半端ないのですよ・・・。我慢しよう我慢しようと思っていても、魅力的なガシャが来るとついつい引いてしまうわけです。ツイッターとか掲示板とか見ていても、来るガシャのために我慢できている人はかなり少数派な印象があります。
僕は色々なことに疑問をぶつける人間です。ので、ガシャってなんでこんなにも人の欲望を駆り立てるのかというのを常々考えていました。確かソシャゲ・ガシャライフ5か月目くらいでしたでしょうか。ある一定の結論に達したのでそのことをお話ししようと思います。単刀直入に言うと、ガシャの価値の源泉は、
ゲームをやる時間の長さ&頻度の多さである。
と思い至りました。この理由を考えてみましょう。
まず、ガシャに魅力を感じる必要条件というか、それがなかったらガシャにはまることなんかなかっただろ!という条件に付いて考察していきます。まぁガシャを引きたいと思うということはそのガシャが魅力的に感じられたから、と言うことができると思います。ではなぜ魅力的に感じたのでしょうか?僕の場合をお話ししますと、主に二つあります。デレステ(音ゲー・アイドルゲーム)の場合は、ガシャにて最高レアリティのSSRというカードを引くと、その子の特別な衣装でMVを踊らせて楽しめるというのが一点です。特にデレステは、MVのクオリティがすごく高いので、そうしたい欲求をそそられるんですよね。またもう一つの点は、そのSSRは音ゲーのプレイやスコアに有利な「特技」というのも付与されていますので、ゲーム的にも有用なわけです。細かい理由はほかにもあったりするのですが、ほかのソシャゲのガシャでも大体同じような感じだと思います。抽象的にまとめると、
1キャラ欲しさの欲求2ゲーム性への追及に対する欲求
の二つにまとめられます。でも僕は、これらの要因は後からついてくるものだと思うのです。何の後からついてくるのかというと、表題の通り、「ソシャゲをやる、時間の長さ&頻度の多さ」です。特にスマホという機器の登場により、手軽に持ち運べていつでもゲームができる状況というのが作り出されていますよね。やめたいと思っても、スマホを常に肌身離さず携帯することがもう絶対不可避なんです。これが依存から脱却するときにはきついんですよね。例えば、たばこをやめたいと思い禁煙している人のそばに、いつでもたばこのケースあるような状態なんですよね。中毒というのは、何かの拍子に衝動に駆られてその行為をしようと思ってしまう。一度それをやり過ごしたとしても、なんどもたばこのケースが目に入ると、そのたびに衝動が沸き上がって、いずれ負けてしまうのです。これは、人間的にはある種当たり前の行動パターンです。
もうお気づきだと思いますが、ソシャゲはガシャというものを回させ課金してもらうために、実に巧みな仕掛けをしています。そしてそれは、すべてがソシャゲをやる時間を増やしたりその頻度を増やしたりにつながっています。例を挙げればきりがないですが、ログインボーナスなどというのは基本どのソシャゲにもあって毎日ログインすると、ゲームをするのに便利なアイテムがもらえます。また、飽きさせないように毎月2回とか3回とか、イベントとを開催します。そこでは、イベントをすることでしかもらえないレアな景品がもらえたり、ランキングに参加できたりします。特にデレステでは、そのイベントを逃すと次にその景品を手に入れられる機会が一年後になりますし、ランキングの称号などはそれを逃すと一生手に入らないのです。また、ログインボーナスに+αで追加のジュエルを獲得できたり、無料でガシャを回せるキャンペーンが開催されます。一、2か月に一度のペースで「フェス」と呼ばれる、SSRの排出率が二倍になるガシャが開催されます。
これらのことを見ていると、ソシャゲが「そのゲームをやる理由」を提供しているかがわかると思います。例えば。毎日のログインボーナスがあるしデレステ開こう。今やめると、イベント限定の景品がもらえなくなるなぁ、とかいう理由付けがそれです。実際僕もデレステをやめるか悩んでいた時に、それを妨げる理由として実際に頭に浮かんでいたのは、そういったことでした。ソシャゲをやらない人からしたら、うわー馬鹿だなって思えるのではないでしょうか?
そうして、長い時間そのソシャゲをプレイしているうちに、そのゲームのことにとても詳しくなると思います。そうすると、SSRの価値や重要性をいやでも認識することになるのです。そして、そのゲームをプレイしていると、何度も「期間限定の」ガシャが開催されているのが目に入ることでしょう。そのたびに、今回のガシャはどうしようかということが否が応でも頭によぎるのです。この状態なら、もはやガシャでお金を使うハードルというのはだいぶ低くなっているでしょう。以上が、ソシャゲに課金してしまう構造だと思っています。
まとめ
まぁ今までの議論を見ていくと、ソシャゲをひたすらけなしているかのような印象を受けたかもしれません。一応そんなことは全くありません。ぼくは今でもデレステ、それにかかわる「アイドルマスターシンデレラガールズ(通称デレマス)」のコンテンツはすごく好きです。デレマスは楽曲やMVのレベルが、あれだけの数を世に出しているのにそれらのレベルが本当に高いのです。ゲームのつくりもこだわりや愛情を持って作られているんだなぁというのが肌で感じられます。
でも、僕はガシャは嫌いです。ビジネス的には革新的なビジネスモデルであるんですけど。そしてそれが、自分の好きなデレマスのコンテンツの制作を支える資金源だとしてもです。自分が親で息子娘がいたら、ソシャゲは本気でやらせたくないですね。だからこそ、アイマスの製作陣には、ガシャよりもよっぽど健全で、かつ収益も十分見込めるような課金システムというのを創造してほしいなーとか思ってしまうんですよね。
以上です。ご拝読ありがとうございました。何かご意見などありましたら、コメントしていただけると喜びます。ではではーーー。