黒木渚と檸檬の棘とカタルシス

※DVDのネタバレというほどのネタバレではないと思いますが、一応含みます。そう思ったけれど、これってネタバレだと思ったのでDVDをまだ見てない方はUターンでお願いします。

本人が「今、覚醒している」と言っていた。

DVDのばかやろう、またやろうは先延ばしになってしまった。

2020年ワンマンライブ檸檬の棘最終日、世界的情勢がまだはっきりする前、会場にはチラホラマスクをしているひとを見かけたが、ほとんどマスクをしている人はいなかった。

黒木渚再始動

アルバム檸檬の棘を引っさげツアーも行った。小説も書いているし、作詞も作曲もやっている。

なのに、世界は変わってしまった。

この7年間私を取り巻く世界も変わった。

歌手の命とも言える声。

失ったとなると彼女の絶望は計り知れない。

黒木渚は私たちの前ではっきりいった

死のうかと思って

屋上に出たことを。

(拝啓)黒木渚様、6階から落下しても、死に至るケースはあるが、生きて変な後遺症が残る可能性もあるので10階以上が最適化と思われます←何を言ってるんだ(๑¯ㅁ¯๑)すみません┏○)) さーーせん

ここで道は2つに分かれる。

病気を治して第1線に戻るか

引退して違う道を歩むか

が、黒木渚不在の音楽シーンはつまらない。

黒木渚は

ふざけんな世界、ふざけろよでみんなにチクショーと言わせたり、拳をあげさせたりするのが黒木渚

金魚姫での優雅な舞の黒木渚

アーモンドのアウトローでの黒木渚の声にならない叫び

sick～しーちゃんへ～あたしの心臓あげる～ロックミュージシャンのためのエチュード第０楽章のROCKする黒木渚

フラフープで全力でタオルを回させる黒木渚

檸檬の棘でまたさらに、戦いに抗い続け、生み出しては私たちの度肝を抜く黒木渚

おじさん達に貢げと煽る（笑）可愛い黒木渚

声は不調の日があり、まだ完全とは言えないが声が出る日もあると。

気圧に左右されたり、ストレスにさらされてどこに不調が出るか分からなかったり、人間の体は繊細だ。

檸檬の棘ツアーのDVDを見ると何となく一瞬だが目をうるませるシーンが多かったように思う。

喉の調子が良くなりつつ悪くなりつつの毎日だったのだろう。

でも黒木渚は恐怖や孤独、病気は楽屋に置いてきたのだと思う。

しーちゃんへの一節

空白にいちばーん意味がある

黒木渚が何年も空白をとったのは何かしらの意味があったのではないか？黒木渚はどう思っているのだろうか？空白の期間が終わりつつある方向に傾いていたのに、今、世界はパンデミック状態だ。

黒木渚のライブは音楽×文学×空間

黒木渚の音楽、黒木渚の物語、黒木渚のいる1秒後でもなく、明日でもない今ここ。

この3つの中にいる黒木渚は満たされていると思う。どれか1つ欠けてもダメだ。

死のうと思ってと彼女は言った。

でも

ブルーができた

YouTubeでFM NAGISAを開局した

コミュニティを作った

配信ライブ2020ダ・カーポをやった

アルバム死に損ないのパレードを出した

ツアーグッズを出した

雑誌で初表紙を飾った

ワンマンライブ2021死に損ないのパレードで有観客ライブをやった

11月6日からは先日行われたワンマンライブ死に損ないのパレードが配信として見られる

檸檬の棘のDVDを出した

そして最大の謎

黒木渚と同じくらい注目される通称なーちゃん村というコミュニティNagisa Villageにポンコツ丸というマネージャーが出てきた（笑）

カタルシス

先ほども書いたが黒木渚は音楽×文学×空間どれが欠けてもダメだ。そして、多分に漏れず私たちも欠けてはいけない妖怪だ。

檸檬の棘ツアーとあの日作られたブルー。檸檬の棘ツアーは賭けだったと黒木渚は言った。

だけど失敗したとしても

音楽×文学×空間で自分自身を癒している。

ライブそのものが黒木渚のカタルシスであること

だからたくさんライブをして、父のこと、厳格な学校で過ごしたこと、喉のこと、どんどん浄化して昇華させていって欲しい。

檸檬の棘ツアーは失敗どころか見事成功し、DVDも発売された。この空間で黒木渚にもっとカタルシスを感じてもらいたい。

最後に

今年発売されたアルバム(死に損ないのパレード)の有観客ライブは無事に成功した。

このライブは11月6日配信で楽しめる。

私も楽しむそのひとりだ。

興味を持った方は是非⬇️

https://eplus.jp/sf/detail/0942410002-P0030065?P6=001&P1=0402&P59=1

心がイエスと言ったなら⬇️

https://eplus.jp/sf/detail/0942410002-P0030065?P6=001&P1=0402&P59=1

2021.10